2008年12月23日火曜日

海産物

 長野は、海との接点のない県だ。以前は海産物を食することは難しかったのでしょう。でも現代は効率のよい流通システムによって各地から何でも運んでくることが可能になった。いつも行く近くのスーパーに行くと都心と変わらない品揃えだ。海産物も特別高いとは思わない値付けになっている。冷凍物であれば違いは無いように思える。

 ここで、以前にも言ったが、得るものがあれば失うものが出てくる。この地でしか手に入れることができないもの。逆にこの地では手に入れられないもの。思い起こすのが本当に難しい。便利が本当に良い事なのか。これは単なる自分のノスタルジーなのか、と自問自答のこのごろです。

 でもやっぱりまぐろの刺身はうまいし、さんまも時期になれば食べたいし。その上で、この地でしか得られない特産物が欲しいと思う自分はわがままなのでしょう。

2008年12月17日水曜日

景観

 土地探しに行って、思うことがあります。生活があるとは言え、景観に対する取り組みにもう少し配慮があっても良いんじゃないかなぁ。

 南側が開けているある土地から見ると、近くは畑がならび遠くはきれいな山並みが見える。かなり点数の高い景色なのです。ですが、その景色を横切る無粋な電線たち。なんともぶち壊しじゃありませんか。

 ためしに画像処理ソフトで、コツコツと邪魔者を消してみると、なんともいえないきれいな景観ですよね。

 ライフラインを地中化するにはそれなりのコストがかかるのは理解するけど、動物がたまにしか通らない道路を作るより、景観保全に予算を回して欲しい。公共投資は必要でしょうけど、その使い方も問われると思う次第です。
 

2008年12月14日日曜日

週末木工教室

 やっと引越しの片付けも落ち着いてきたので、先日不動産屋さんに連絡をとり土地探し再開した。突然の依頼で先方の時間がないということで、2件だけを見て廻った。双方とも長所短所のある土地で結論には至らず。この金融不況で東京のオーナーが早急に手放さないといけないとのことで、坪単価は安めに感じたが、広さもあるので総額もそれなり。悩むところだ。

 その帰り、車でブラブラしていると目に付いた看板。「週末木工教室」とある。その日は週末じゃなかったけどとりあえずいってみることに。

 先生となるご主人は不在だったけど、奥様に丁寧な案内をいただいた。おまけにおいしい紅茶に手作りクッキーまで。夜にご主人から電話でご連絡があり、早々に日曜日に伺うことになった。

 家を建てる折には自分でできることは自分でやりたいし、家具もできるものは自分で作りたいと思っていた。ただ、独学じゃ時間もかかるし、第一それなりのものしかできないでしょ。やはり弟子入りするのが、ものを学ぶときの早道だと思うのです。

 そして、本日日曜日に師匠となるご主人にお会いして早々に教室に入学を決めてきました。楽しみが増えてうれしい日となりました。

 ところで、本日朝一面の銀世界でした。車で出かけるにはノーマルタイヤじゃ怖いよねと、しぶしぶチェーンを巻くはめに、、。あれだけ女房殿から早くタイヤ替えたほうが方が良いんじゃないい!と言われたのに。後悔先に立たずです。
 

2008年12月13日土曜日

宅配便

 便利は良いとは限らないと感じ始めてしばらくたつ。かつては便利さを追求することが人として当然と考えていたけど、それによって失うものがある。人は何かを得ると何かを失う。不便により得るものや失わずにすむものがあることに気がついたのです。その多くはお金には代えられないものだ。

 例えば携帯電話。学生時代、女子に電話することが結構勇気のいる行為だった。彼女がすぐに出れば良いけど、家の人が出たらどうしよう、特にお父さんが出たら困っちゃう、などと考えたもの。お父さんのきついお言葉を拝した友人も数々いた。当時は真剣だったけど今となっては淡い思い出だ。携帯電話では到底味わえない思いで、今の人はそんな思いを感じずにいるんじゃないのと余計な心配をしている。

 携帯電話のない世界に行きたいと思う時がありますよね。かつてはそんな世界ばかりだった。

 そうは言っても便利で良かった思うことも実はある。今の二居住生活をしていると、宅配便の受取りは困るもの。一方の住所に届くものは、ずっと不在になってしまって受け取れないことになる。宅配便ボックスがあれば不在でも置いていってくれるかもしれないけど、それにしても本人の手元に来るのは、その住居に戻った時になってしまう。

 ところが、今は登録していれば不在時の配達をメールで知らせてくれるのです。そして転送のお願いをすれば、たとえ横浜から長野へでも翌日には配達をしれくれるとのこと。ありがたいものです。特に田舎にいると、欲しいものを宅配便で調達する機会が多くなる。その場合にこのサービスはありがたさ2倍だ。

2008年12月11日木曜日

漬物

 原村を散歩していると、農家の縁側で大根などの野菜を干している。スーバーに行くと漬物コーナーがあって大きな黄色いバケツやら塩やらそのためのグッズがいっぱい並んでいる。タクアン用の大根、白菜やら、野沢が山積みだ。冬の間の保存食準備に時期なのでしょうか。

 こちらも漬物をして見たいと思うけど、保存する場所の問題やら実際に長期の漬物は経験がないのでチョット躊躇している。

 ささやかだけどなかなか味わえないものに挑戦。スーパーで見つけた山ごぼうを味噌漬けにすることにした。春に仕込んだ味噌がこの10月頃から味噌汁として食卓にのぼるようになった。当初は塩辛かったけど、最近は熟成が進んだのか、うんとまろやかになってきた。それに山ごぼうを洗い、漬けるだけのいたって簡単なものだ。

 だけど、2,3日漬けると、こりこりの歯ざわりと風味が抜群の漬物になるのですね。これ一本でお茶漬け一杯いけちゃうんです。自然の恵みに感謝。

2008年12月3日水曜日

原村の図書館

 原村に滞在中。引越しの荷物をぼちぼちと片付けていが、なかなか進まない。捨てたいと思う気持ちと、その反対の気持ちのせめぎ合いだ。まだ使える。いずれ使える。将来使える。二度と手に入らない。思い出がある。と、捨てられない理由はいっぱいある。自分の人生の見直しを楽しんでいる面もあり、結構面白い。でも、そろそろ飽きてきた。

 ちょっと気分治しに図書館に来てみた。実はこの文書も図書館で書いている。調べ物をするためにと、4台ほどのPCが設置してある。キーボードの音が結構大きいので静かな雰囲気を壊しそうで気が引ける。

 インターネット利用希望を申し出ると、「図書館利用カードをお持ちですか?」と、「いえ」と言う。「じゃ、すぐ作りましょう」「身分証明書を持ってないのですが」「大丈夫です」と寛大なご指摘。名前、生年月日、住所と電話(午前中に開通したのです)で早々にカードをいただきました。これで、書籍5冊を2週間、AVメディア1個を1週間借りられるのだそうです。なんとも性善説に則った運用に感謝です。

 見渡せば、バスケットのコートが2面もとれそうな広さ。本だけじゃなくDVD,CDもある。手塚治虫をはじめマンガも各種。うれしいのは新聞や週刊誌も最新のものが、いろいろ置いてある。しばらく読んでないので、じっくり読んでしまった。これらか頻繁に利用させてもらおうっと。

2008年11月27日木曜日

本人確認

 引越しをすると、いろいろな機関に登録している自分の住所を変更することになる。その際に変更を希望している人が本当にその人であるかの確認行為をします。今回いろいろな確認方法を経験してしていて興味深い。

 まず対面で確認する場合は、大体運転免許証の提示でOK。写真も載っているのでかなり確実な方法な感じがする。それに代わる身分証明に健康保険証と言われることもあるけど、写真が載っていないのにそれで確認できるとはちょっと苦しい感じがします。でも運転免許もパスポートも持っていない人には止む得ないのでしょうね。

 電話で行う本人確認は、ほとんどの場合誕生日です。でも、誕生日は至るところで記入されているので本人だけが知りえる情報とは言えないと感じます。電気、ガス、電話などのライフライン変更の際に、行われた確認方法は、名前、住所、電話番号だった。そして、オペレータの方が「ご本人様ですね」との質問だった。これはかなり性善説に則った方法のように思う。

 インターネット上で住所変更を行う場合の確認方法は、ユーザーIDとパスワードだ。あらかじめ登録して情報にマッチした入力を行えば本人であると確認ができるとの考え。これはかなり有効な方法だけど、使う側がちゃんとパスワードを覚えておかないといけない。たまにしか使わないパスワードは確実に忘れる。パスワードはメモしてはいけないとか、3ヶ月に一度はパスワードを変更してくださいと無理なことを言うサイトとある。そんなことできるわけがないでしょ。携帯電話、クレジットカード、金融機関などはインターネット経由で住所変更が可能なので手軽である。

 ほとんどの機関で、電話やインターネットで住所変更が可能なのだが、それができない機関がある。健康保険組合は、インターネットから住所変更申請書をダウンロードして、それに手書きで記入後、郵送してくださいと言う。電話で問い合わせて、インターネットして郵送と3つも通信手段を駆使しないと住所変更ができないと言うマダルッコサ! 改善を強く希望するところです。多くの人は、健康保険は会社に届けるか、区役所の転入届だけで同時に行われてしまうので、気が付かないかもしれない。私の場合、元会社の健康保険の任意継続(2年間)という制度を利用しているので、特殊な事情かもしれない。

 アメリカの銀行に住所変更を電話でお願いしたら、前の住所を言え、誕生日を言え、パスワードを電話ボタンで押せ、そして最後に母親の結婚前の苗字を言えと厳重な本人確認でした。やはりアメリカは性悪説に則った運用なのでしょうか。

2008年11月22日土曜日

引越し第2弾

 20日に引越しの第2弾を実行。朝の9時に2台のトラックが来た。前回と同じメンバーを送ってねと業者にお願いしておいたら、4人が3人に減ったけど同じメンバーがそろってきてくれた。息子ほどの年恰好なのだけど、逞しく見えるのよ。ざっと家を見渡すと、早々に荷物の運び出し。2トントラックじゃ乗り切れないかもしれないと危機感を少し感じたのは自分だけじゃなかったよう。お兄ちゃんたちも最初からギチギチにつみ始めた。

 実は見積もりの段階よりちょっと荷物が増えていのだけど、彼らはニッコリ見過ごしてくれた。増えたのはリサイクル・ショップで調達した冷蔵庫と洗濯機。そして処分しようとしたけど、あまりの料金の高さにビックリして当面持ち続けることにした電子ピアノなど。

 無事、全部積み込めました。実は自分の車にも庭にある鉢植えのほとんどを積むことになったけど、荷物を増やしたのはこちらだから文句は言えません。それにしてもどうしてこんなに荷物が多いことやら、自分なりに驚きますよ。

 まずは無事原村への引越しを完了。ノロノロと荷物の整理に励んでします。

2008年11月19日水曜日

エアコンの引越し

 どうして引っ越しをする時、エアコンも引っ越さなくてはならないのでしょう? 家の付属物ではなく、人の持ち物との位置づけなのでしょうか。近所で販売している大手の建売住宅を見ても、エアコンは家主の後付けになっています。室外機がみっともない取り付け方になってしまってとても残念な感じがします。

 引越し先にエアコンがついてないので、2つを取り外して新居につけてもらうよう見積りに含めてもらいました。作業は、引越し業者じゃなく専門業者が担当してくれます。その業者とちょっとしたトラブル。

 曰く、「エアコンの銅管を取り換えた方が良いので、別料金ですがどうします」と。「いくら?」と聞くと「一台12,000円です」 「えっ、じゃあ2台で24,000円」、、、、「何で変えなきゃならないの」「何で最初から見積もってくれないの?」と当方は疑問の嵐。業者からは、「取り換えないと、保証できません」と。「何年保証?」「一年です」「取り換えない場合の保証は?」「全くありません」とつれない。「銅管の所為じゃなくて作業がミスっていて明日ガスが漏れたしても、ユーザーはミスだと指摘できないよね」、、、と際限のない会話が続く。

 ここに住むのは長くても1年のつもり。でも、もし明日にエアコンが使えなくちゃったら困ると究極の選択を求められている気分。自分の中では、どうも業者の言いなりになることが悔しいとの気持ちも強い。「保証は要らないから、取り換えないで作業して下さい」と宣言。彼らは、「じゃあ、特記付きの見積もりを出しますので、サインをお願いします」と。もういいや!!とサインをしてしまいました。

 やはり、エアコンは家の付属が良いと思うのです。その他に家の付属物にした方が良いと思うものに、ガスコンロ、照明器具、暖房器、カーテンなどなど。反対意見もあるようですがね。特にカーテンなんかは、個人の趣向で選択したいとの気持ちもあるようですので何とも言えないか。

引越し第一段

 引っ越し第一段が17日に完了した。前日に娘も応援に来てくれてたのだが、夜の2時までパッキング。起床時間の朝6時があっという間に来た。

 朝8時に、引っ越し業者のトラック2台が横付けされ、元気モリモリのたくましい若者が4人も来てくれた。段ボール箱の印で原村、横浜を見分けてねと事前打ち合わせ。彼らは脱兎のごとく積み込み開始。移動先が近くなので、積み込みのやりくりに時間をかけるより、バッと積んでバッと運ぶ。それを2回やった方が面倒がないとの方針。一時間でおおよそトラック2台が満載に、早々に出発。移動先で走るように荷物を下ろす。我が家の乾燥機能付きの大きな洗濯機も一人で2階までの階段を登っちゃうパワー。びっくりしながら見ていました。

 2回目も無事運び終わり。新居の各部屋にダンボールで満たされました。ほんの数時間前に一生懸命詰みこんだものを今度は開梱するわけですね。やっぱ、荷造り開梱サービス付きのお任せパッケージはそれなりに価値のあるものと実感する瞬間でした。まあ、こちとら時間がいっぱいある身、文句を言いながらもやるしかありません。

 今回、担当してくれた若者4人は、本当に気持ちの良い対応をしてくれて感謝です。この業者を選んで良かった。ありがとうございました。

2008年11月16日日曜日

原村ファン倶楽部

 原村は、積極的に移住してくる人を招くことに積極的だったり、住民に対する行政サービスも頑張っています。

 先日行った時に、どんな情報でも良いからもらって来ようと村役場に立寄った。ロビーでウロウロしていたら、職員らしきのおじさんが声をかけてきて、「どんな御用ですか?」と。 「村に移住する人に対する援助があれば知りたくて、、」と言う。「2階の総務課にお尋ね下さい」とまあ親切なこと。早々に2階に行くと、実に1時間に渡って職員の方から原村をアピールと説明をいただきました。突然に伺ったのに、忙しい時間を割いて素性のわからない者にこんな時間をいただいて恐縮しました。

 その時、原村ファン倶楽部に入会すると特典がありますよ、と言われて早々に入会申し込み。その場で会員カードを発行していただきました。これがあると、村内のレストランやお店の割引や各種特典サービスがもらえる。一番ありがたいのは、もみの湯の温泉が250円にしてもらえるとか。首都圏の銭湯より安いじゃん、天然温泉なのに。家の風呂はいらないかもと思わず笑みがこぼれます。

 このもみの湯は、あの竹下首相が行ったふるさと創生一億円で、掘った温泉なんですね。温泉なんか出るのか!と反対する人も多かったとか。でも見事に成功させたのを見て、まわりでもこれに続けとばかりに多くの温泉施設がオープンしたのだそうです。

2008年11月12日水曜日

電話・インターネットの引越し その2

 電話・インターネットの引越し条件で横浜マンションをNTTにするとしたが、実はこれに至るまでにも経緯がある。最初にオペレータに言われた「引越先のマンションを光回線が既に通じている」との情報で、これがNTTだけのものであると理解するまで時間が掛かった。Yahoo光やKDDIのひかりoneなどの他業者回線は、別であると認識がなかったので、それらのプロバイダーも検討して無駄な時間を費やした。それぞれの業者のHPに行くと配線済みのマンションは、具体的な名前で表示されているので確認がとれる。

 さて、プロバイダーは今回はビッグローブに決めた。
  1. キャンペーンが効いて2年間通算で考えると利用料が安いこと
  2. 大手なので、なんとなく安心感があること
  3. ビールス・チェックなどのセキュリティ・サービスが基本料に含まれていること
この3点が大きな理由。契約時に言われて初めて気がついたのは、10ヶ月使い続けて初めて20,000円ほどのキャッシュバックが得られることだ。当然、2年間利用料の計算にこのキャッシュバックも含まれているので訳で、契約時にそんなに安いとの思いは薄まる。

 電話をひかり電話にすると、これまでの固定電話(アナログ)回線は休止の手続きをとることになる。電話加入権を保留しておくためらしい。5年ごとに更新手続きをしないと権利が自動消滅するとも説明があった。加入時に払った75,600円(37,800円か?)の価値が無くなることだ。この件、各方面で問題視しているが、NTT自体は問題なしのコメントを出している。自分としても納得しがたい思いだ。休止じゃなくて、解約するからお金返してよ!

 まあ、今回は休止後、すぐに原村アパートで再利用することにしたので権利消滅の危機は免れることになる。休止後に移転して再利用の手順も手間が掛かるのですが、話が長くなるので割愛。

 さて、最終的に横浜は、Bフレッツ、光電話、Biglobeで、原村はNTT回線、ADSL, YahooBBで当面決着することにした。現在のケーブル・テレビのプロバイダーに、メール・アドレスやホームページだけの提供サービスが月間525円であるので、これに移行し3ヶ月後ぐらいで解約する。

2008年11月9日日曜日

電話・インターネットの引越し

 電話とインターネットの引越をするためには、電話そのもののサービスと回線提供のサービスが別の業者であることを理解していないと訳がわからなくなる。インターネットも同様にサービス自体と回線が別だ。NTTやYahooBBのように、両方を提供する業者もいるのでややこしい。

 まず、電話はNTT、インターネットは現在のYahooBB ADSLを移転するつもりでNTTの116に電話してた。そうしたらオペレーターの方が
  • 「移転先のマンションは既にBフレッツの配線がされているので、フレッツ光にしてはいかがでしょう。」
と案内してくれた。これが面倒の始まり。
  • 「電話の基本料金が1,700円から525円になり総合的に見ると結局お得ですよ。」
とたたみかけてくる。「そうだよね」と、決定を保留して電話を切る。ネット検索でいろいろ検索してみると業者がいっぱいあって迷うよねェー。価格.comの価格比較にたどりついてここでの情報をメインに検討することにした。

 条件を以下のとおり設定
  1. 横浜マンションは光回線を利用する(これはNTTで決定。他業者の光回線はこのマンションに来ていないため)
  2. したがってひかり電話に移行する
  3. インターネット回線は、Bフレッツに決定(回線がNTTなので他に選択の余地なし)
  4. プロバイダーはリーズナブルな価格の業者をこれから選択
  5. 原村アパートは、電話をNTT回線にする。(この地ではまだNTTしか選択できないようなので)
  6. インターネットは、できるだけ安い回線とプロバイダーにする(ADSLかCATVかな、光は来ていない)
  7. 携帯電話会社も変えることも考慮する(家電話との無料通話を可能にする?)
  8. 現在のメール・アドレスをしばらくの間、継続利用する
つづく

ライフラインの引越

 引越し日取りを決めたので、いろいろ手続きを粛々と進めています、と言いたいのだけど粛々とは行かないものもあるのです。引越業者のパンフレットが良い指針になりありがたい。それによると引越し2~3週間前に、電気、水道、ガス、電話、インターネットのライフラインの引越手配をしておかなくてはならない。

 電気、水道、ガスは、請求書に書いてある電話窓口に連絡するだけで完了。お手軽で簡単。引越先が新築じゃあないので、電気、水道は立会いも不要とのこと。さすがに都市ガス(横浜)、プロパン(原村)は、接続時に立会いがいるようだけど、手続きそのものはあっさりしたもの。

 問題は、電話とインターネットの引越し。料金体系が様々あって、よくわからないのです。どれが安く、そして自分の必要を満たしてくれるのか。現在はNTT回線で電話、ケーブルTVでインターネットを利用している。おまけに2ヶ月前にPCを購入した時に、PC価格が安くなるとの販売員の誘いに乗って、別のプロバイダとADSLの契約した。こちらは2ヶ月間利用料無料とのこと。時期をみて解約予定と良からぬ思惑。これをどう引越しするか。一度では説明できないので、回を分けて報告してきます。

 電気、水道、ガスは、言ってみれば独占状態なので業者の選択ができないわけ。当然料金だって言われるがままで選択の必要もない、という事情から手続きが楽ということ。本当に適正価格なのかどうか、チョット疑ってみても良いのかも知れないと感じます。一方、電話やインターネットは、落ち着いてきたとは言え未だ激しい競争の中。各業者とも値下げやキャンペーンをはって、顧客を獲得しようとしているのでしょう。消費者としても賢く選択する目を持つとの努力が必要かも。でも面倒なものは面倒と感じるのはしようがないよね。

2008年10月30日木曜日

引越業者

 引越業者を決めるのに、インターネットで検索して、3社を選んで見積り依頼をしてみました。各社価格に自信があるのか、数社に見積りを取って比較してくださいとホームページに書いてある。こちらとしても人生にそんなにあるイベントじゃあないので値ごろ感が皆無だし、サービス内容も何が良いのか悪いのか知識がない。やはり数社で競い合ってもらい、違いを見てみたくなる。

 テレビCMによく出てくる業者2社、そして初めて名を聞く業者を1社選択して、依頼をしてみた。結論から言うと、最後に来た名もない業者が飛びぬけて安かった。高い順に1.7:1.6:1.0という比率。以下で説明する理由からコスト重視の選定をすることにした。

 まずは、サービス内容(グレード)が少しずつ違うわけ。上位2社は、自社社員(正社員、契約社員)で引越チームを構成しますとか、会社には引越訓練のための専用家屋があって、全員しっかりトレーニングしています、というのが大きな違いのよう。見積りにはスーツ姿の専任営業マンが訪問してくれた。弁舌さわやか、そして流暢だ。お米1kgをプレゼントしてくれたところありました。ご馳走さま。その他いろいろ付加価値があって、安心感充分な引越ができる2社でした。

 だけど、今回はそんなに引越プロのワザが必要と思われる案件じゃあないじゃないのというのが私の見解。一軒家からマンション2階、そして一軒家からアパート1階という移動条件で、共にトラック横付け可能な充分なスペースがある。洋服ダンスなど主な家具は今の家に作りつけのため移動しないし、新住居は共に仮住まいの予定。その先があるのです。最終家屋に移動したらほとんどの家具や電化製品を新調するつもりなので、多少の傷は気にならない。慎重に傷がつかないよう運びますと言われても、あまりメリット感じないわけですね。エアコンのホースは全部新品に交換しますと言われても、こちらは後1年ぐらい持てば良いので、交換しなくても良いじゃないのって思うちゃうわけ。

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 一番最後に見積もりに来た弱小引越業者は、夕方6時に玄関にトラックを横付け。多分、今日一日別の引越をこなしてその足で我が家に来たのでしょう。つなぎ服を着てました。早々に家を見てまわり、テーブルについて見積書を作成。一発で先の価格を提示してくれました。ダンボールなどの荷造り資材ももちろん無料提供です。ほんと大丈夫なのかとこちらが心配になるぐらい。この選択が吉とでるか凶とでるか、乞うご期待!

 11月17日に近くのマンションにまず引越第一便出発、20日に原村に第2便出発です。

2008年10月27日月曜日

引越計画

 引越業者に見積り依頼をしたら、その日の夕方に早々に営業担当が来てくれた。家具を始めおおよその荷物を見て廻り、その場で見積書作成をする。今回の引越は、自宅から2kmぐらいのところと、諏訪郡原村と2箇所となるので、引越を2回やるようなもの。割高だけど、それも止む無しか。

 結婚して27年、住んだ家は現在のものを含めて4軒目。荷物の多くなるのは致し方ない。現住宅には屋根裏部屋を増築してそこに当面使わないものを置いていた。持ち物がどうしても多くなる。市場では価値のないけど、思い出があるので捨てられないものが多くある。超整理術が一時流行ったけど、理屈じゃ割り切れないものもあるのよ、と反論をしていた自分。整理をしだすと、それを使っていた頃を思い出しなかなか整理が進まないのです。

 そう言っても、家の引渡しの期日は迫ってくる。引越しを11月18日前後と定めて、ノロノロと引越の計画を進めています。

2008年10月23日木曜日

移住の一歩

 10月になって実は、自由人になって一年経ったことになる。その間八ヶ岳方面に通ったけど結局気に入った土地にめぐり合えなかった。言い訳はいろいろ有るけど、一番の理由は自分の中にあるように感じるのです。

 初夏にペンション・フロムナウのオーナーさんとの話で以下のような指摘を受けている。「先に進めない状態は、行く先に問題があるわけではない。残していくものに何かがある。それに対峙してみることが良い。本当にやりたいことであれば、進む先に2つ3つの理由があれば決断できるはず。」と。そう、自分は未だに過去にこだわっているのかもしれない。

 それを振り切るために、エイッヤアーと引越しをすることにしました。新天地は、諏訪郡原村にある賃貸住宅です。ここを基点として土地探しを退路を断ってやることにした。八ヶ岳の南麓へのアクセスもあるし、足を伸ばして蓼科や霧が峰方面にも行けると思うのが、ひとつの理由。これまで山梨側はいろいろ見たけど、長野県サイドはあまり見ていないのでこちらも見ておきたいと思う次第。引越しは11月に入ってから。順次更新をしていくつもりです。

2008年9月14日日曜日

蘭引 その2

 早々に蘭引で、ランベダーのハーバル・ウォーターの採取をやってみた。

 この春に庭で採れたラベンダーがドライフラワーになっている。それを蘭引の中段にセット。下段には水を八文目入れる。この水が沸騰して蒸気となって、中段のハーブを蒸すわけだ。そして上段には、蒸気を冷すための水を満タンに入れる。この水は熱くなるので、ドンドン水抜きをして上から冷たい水を入れ続けることになる。

 蘭引をコンロに載せて点火。ものの5分もしない内からポトポトとハーバル・ウォーターが落ちてきた。手につけて香りを嗅いでみるとチャンとラベンダーだね。一時間もしたらしたら、コップ一杯になるほど採れた。これで良いのかどうか。チョット不安もあるけど、香りはチャンとしているからそれでよいのでしょう。

 ラベンダーの次は、近所でいただいたローズマリーもやってみた。一時間やってコップ一杯のハーバル・ウォーターとなった。

 アルコールにラベンダーをつけて香りを出す方法で、これまで抽出をしてきた。それを水で薄めてスプレーで吹くと良い香りが広がるし、自然の消臭剤として利用できる。今度のハーバル・ウォーターとどちらが良いか比較ですね。その他化粧水として、入浴剤として、手作り石鹸の香りつけなどなど用途はいろいろ。

2008年9月13日土曜日

蘭引

 夏の間、土地探しはチョットお休み。出かけるとどこも混んでいるので。で、ひさびさに道志あたりをドライブをしてきました。道の駅でブラブラしていたら、古着や年代物の陶器を並べているお店があって、なんとなくブラリ。お金持ちの農家の蔵にしまってあったのでしょうね。お皿や徳利やら茶碗や火鉢らほんといろいろ。田舎に行ったら置いておきたくなるものがいっぱいあったけど、今手に入れても置いておくところがないので、自嘲自嘲と、、。

 帰りがけにふと、目にとまったのが蘭引(らんびき)。インターネットでは見たことがあるけど、実物ははじめて。「いくら?」と聞くと、結構お手ごろ価格。調べみると、一部欠けていたり、ひびがあったり、蓋がなかったりで状態はあまり良くない。良くないけど機能はしそうなので、買うことにしたのです。

 蘭引は、蒸留装置なのです。これで焼酎ができるとか。密造酒はいけないことなので、私は、これでハーブ水を蒸留するつもり。庭で採れたラベンダーやカモミールが結構いっぱいあるけど、ほとんどがドライフラワー状態になっているだけ。これを何とか生活に役立てたい。どうなるか? 結果は追ってお知らせします。

2008年8月18日月曜日

ミラクル・フルーツ

 お盆に実家に帰ったおり、高校時代の友人にミラクル・フルーツをいただいた。以前から話には聞いていたけど、実際に試してみたことはない。これを食べるとしばらく、すべてのすっぱいものが甘くなるという。早々にレモンを買ってきて試してみました。

 ミラクル・フルーツ自体は赤いドングリといった姿かたちで、種のまわりを皮が覆っている。その隙間にわずかな果肉がある。口に入れてその果肉をモグモグ。果汁を舌に絡みつかせるのです。そして、おもむろに輪切りのレモンを食べてみる。と、、なんと不思議。甘いのです。すっぱさもあるけど、それ以上に甘味が強い。パクパク、レモンを口に入れられる。身が縮まるようなすっぱさだったのに。今は、「レモンのすっぱさ」+「甘味料」のような足し算で濃い味がする。次にミニトマトを口に入れてみると、トマト本来の甘さに加え、すっぱい甘味が加わって絶妙な味になっていた。

 これは、将来の我が自給自足の品番に加えなきゃと、早々の栽培方法をインターネットでチェック。それによると、温度が20℃を下回ると成長が止まり、5℃で枯れてしまうという。そうすると温室か室内での栽培が必須。おまけに水の管理もちゃんとやらないとすぐに死んでしまうとか。さらに実をつけるのに、早くても4年、通常は7年もかかる。我が家で育てるには絶望的な難易度のよう。まあ、一応もらった実を蒔いてみて、芽が出てくるかもしれないし、運がよければ実のひとつでもなれば良いと自分に都合良く、今は考えておこっと。

2008年8月8日金曜日

物置小屋

 ヴィラデスト訪問の折、レストランに道を隔てて、整備の行き届いた庭が広がっていた。多種多様なハーブや野菜などが植えてあった。トマト、ナス、ピーマンなどの野菜もきれいに整えられて鑑賞に堪えるように工夫がある。その庭の端に、物置と言っていいだろうか小振りな小屋が建っている。広さは6畳ぐらいだろうか。中を覗くと農作業道具がおいてあるので、やはり物置として使っているようだ。

 我々が土地を購入した場合に、このような小屋をまず建てて、当面はそこに寝泊りをすることにしたらどうだろうか。雨露をしのげればいいわけだし。そして次にコッテージを建てて、そこに移り住む。そして最後に母屋をじっくりと自分で作業をして完成にする。こんな風に計画をしたい。そして最初に住んだ小屋は、当然農作業道具の物置として利用するわけだ。

 いつか、その小屋を眺めて「最初はここで寝泊りをしたんだよ」って、来る人に説明する夢を見ています。

2008年8月5日火曜日

ヴィラデスト - Villa d'Est

 前回の旅行で最初に停まったのがヴィラデスト・ワイナリーというところ。

自分の農園で取れた葡萄でワインを醸造している、という考えてみれば当たり前のことが日本では実はあまり当たり前ではないそうで、日本の多くのワイナリーは外国産の葡萄ジュースも追加してワインにしているとか。こんなことをそのワイナリーに行くにあたってお勉強。

 90年代に開設した新しいワイナリーで100%自家製の葡萄で醸造している。ヨーロッパではワイナリーは、お金持ちの道楽ビジネスでほとんど採算に乗せることは不可能という。ここヴィラデストもオーナーの並々ならぬ努力で成り立っているのでしょう。ランチや販売品の値段に文句を言っちゃあいけません。

 11時半の昼ごはんを前日に予約した。で、当日到着したのは10時前だったため、充分すぎる待ち時間をガーデンをぶらぶらして写真を撮ったり景色を眺めたり。それでも余った時間を、ガーデン中央にあるデッキでお昼寝。標高800mの爽やかな夏の風がそよぐなか、籐のイスに深く腰を沈めてゆったりとした時間が流れました。遠くは東御市の町並み、近くは満開となったラベンダーにハチたちがブンブン。小さく黙々と作業をしているスタッフの動きを薄目で追いかけた。こんな環境を自分でも作れたら良いのになあって考えながら、、、グー。

2008年8月4日月曜日

八島が原湿原

 先日の旅行の折に、八島が原湿原(八島湿原とか、七島八島湿原とか呼び方いろいろあるみたい)というところにたまたま立寄ってみた。平日であったとは言え夏シーズンの真盛りのため、駐車場は満杯でした。観光バスや自家用車で多くの人で。実は一週間前にも、別グループですぐ近くまで来ていたのにここまでは来ていなかったのだが、そのときのメンバーには、見るべき物を見損なっちゃって申し訳ない気分です。


 数年前の北海道の釧路湿原を訪問したことがある。規模は数倍も大きく雄大だったけど、個人的には感動の度合いはそこそこだった。と言うのは湿原は大きく広がっているのだけど、その向こうには人工物も一緒に見えちゃうのよ。電車の線路が走っていたり、市街地も同じように広がっていたりで、なんとなく映画や舞台の大道具の舞台裏も一緒に見えちゃう感覚で興ざめなんですね。

 でもここ八島が原湿原は、人工物がほとんど視界に入らず、見渡す限りの自然です。視覚は遠望の雄大な夏の雲、山の稜線、湿原の緑、そして間近に広がる様々な花々。嗅覚もなにやら甘い香りを感じているし、聴覚は絶え間ない鳥のさえずりを感じるしで、自然の恵みを満喫する瞬間でした。

 この湿原を一周するのに約1時間半かかるとか。また、ボランティアと思われるおじさんたちが本当の楽しいそうに湿原の紹介やら案内に取り組んでいる様子も好感度アップでした。このような空間が日本でも楽しめることが本当にありがたいと思いました。

2008年8月2日土曜日

壁の色

 いつも八ヶ岳南麓ばかり訪問しているので、今回はチョット違う地域に行くことにした。中央高速道路から圏央道経由で関越自動車道に、そして上信越自動車道に入り、東部・湯の丸インターで下りる。そこから10分程度のところにあるヴィラデストで昼食。その後また高速道路に乗り、小布施で一泊。次の日は霧ヶ峰・車山に向かい、そこで二泊目とした。

 一泊目の宿泊は、ヴァン・ヴェールというフランス・レストラン併設のペンション。二泊目がびすとろ・まほうの家という、これまたフランス料理の夕食をだしてくれるペンションに泊まった。ともにすばらしい料理でこれでもかという美食を堪能した。

 期せずして、どちらもプロバンス風(まだ行った事がないので、女房殿の受け売り)の趣が漂っていて、ドアとか壁がその地方で多用されている色合いにしてあるという。今後、我が宿泊施設を建てるときの参考にさせていただきます。サーモン・ピンクよりもう少しカキ色がかったような感じの色で、下手すると下品になっちゃうところを微妙に調整して、それなりの風格を持たせるという難しい色。非日常な環境でくつろぐというコンセプトを掲げたいのでこれぐらいの冒険は必要だろうと思う次第ですね。

2008年7月25日金曜日

ルバーブ・ジャム

 長野県の姫木平にいってきました。一緒に行ったメンバーからルバーブという植物でジャムができるという話題が出た。帰る途中で、たてしな自由農園と言うところによって、そのルバーブを購入。帰宅して早々にジャムにしてみました。

 はじめて見る野菜?で、外見はなんかフキのようですが、生で食べてみるとかなり酸っぱい。ジャムの作り方は簡単。小さく輪切りにして、水も入れずに煮れば、ドロドロになる。お好みの甘さになるように砂糖を入れる。さらにお好みで、レモンなどを入れるとトロミが増すとのこと。冷蔵庫に有ったレモンと、グレープ・フルーツ・ジュースを入れてみた。

 早々にパンにつけて食べてみると、酸味のきいた甘さ控えめのジャムになった。そこそこの味で満足満足。個人的には以前作ったマーマレードの方が好きだけど作るのは圧倒的にこちらの方がお手軽ですね。当面はこれとパンで朝食をとることにしよっと。

2008年7月17日木曜日

移動手段

 田舎に住むことを計画している間、当面は横浜と八ヶ岳周辺を言ったり来たりすることになる。その移動手段をどうするかが問題。今は車で中央高速を走っている。時間の制約がなく便利。ETCを使い時間を合わせると八王寺と韮崎間が半額になる通勤割引制度が利用できる。でも石油価格高騰のおり、ガソリン代がバカにならない。車の運転があまり好きでないことから、3時間弱のドライブもできれば避けたい。ということで、公共の交通機関を検討してみた。

 八ヶ岳方面に行くには、JR中央線でいくことになる。我が田園都市沿線からだと横浜線に乗り換えて八王子に行き、そこで特急あずさに乗り換えて全工程約2時間半で小淵沢駅に着く。料金は約5,000円程度。中央線普通電車を利用すると約4時間。料金が2,700円となる。頻繁に行き来するとなると特急利用は厳しいかもしれない。時間の余裕あるのだからゆっくり行けば良いのかもしれない。

 中央高速バスを利用する手もある。新宿と小淵沢間で2時間半で行くし、料金も2,800円程度と妥当な領域だ。問題は自宅から中央高速のバス停までが不便なこと。新宿まで小一時間かかってしまう。直線距離で一番近いと思われる中央道府中のバス停は変なところに有って公共の交通機関がうまくない。高速道路のバス停って、どうして電車の駅から遠いところばかり狙って設置されているのでしょうね!!

 2点を繋ぐ公共交通機関の選択は、この二つかな。後は現地の移動手段をレンタカーにするのか、自分の車を置いておくかなどの検討が必要。この件はまた後日。

2008年7月11日金曜日

健康診断

 田舎に住むとすると、やはりより一層健康が気にかかる。都会に比べ医療体制が弱いように思うからだ。移住する前に自分の体がどんな状態なのか、チャンと調べておくのが良いだろう。ということで、まずは脳の検査にでかけた。10日ほど頭痛が続くのでこの機会に頭の中をチェックしたいと思った次第。

 いつものかかりつけのお医者さんにまずは見てもらう。あわよくば、CTスキャンかMRIなどの検査が必要との言質をという魂胆。ところが明確に「これは肩こりからくる頭痛で心配なし。筋肉弛緩の薬を飲みなさい」とおっしゃる。「CTスキャンかなんかで中を見てもらった方がよいのでは?」と諦めきれずに言うと、「その年だから一度見てもらっても良いかも」と軽くいなされてしまった。

 薬は飲むとして、やはりCTスキャンかMRI(違いもあやふやだけど)でチェック・チェックと、車で10分のところにある脳神経病院に外来した。担当してくれたのが40代と思われる先生。「頭痛ですか。まあMRIで検査しましょ」と望みどおりの見解。さて、検査の結果をみて、先生「何の問題もないようですね。」。「脳は萎縮してませんか?」と私。「問題なしです。若々しい脳です。少なくとも形は良いです。機能はわかりませんが、、」と太鼓判を押してもらいました。

まずは安心。脳の機能が衰えているかもしれないけど。最近の物忘れは年相応のことなのかとの疑問は残るが、あまり深く考えないでおこう。

2008年7月9日水曜日

陶芸教室

 1ヶ月ほど前から近くの陶芸教室にお世話になっています。中学校の粘土細工で土いじりをやって以来、土をコネコネしていません当方としては、先輩諸氏に一から十まで教えていただくことばかり。足手まといですみません。ほんと。

 先週の土曜日に釜入れをしました。素焼きを行うために、乾かした作品を釜にいれます。完了したら、釜に点火。約12時間燃焼させます。ゆっくり冷まして来週の土曜日に取り出すことになります。
 最終工程の本焼きを終えた皿、小鉢、ぐい飲みなどがあるのですが、自分ならがまずまずの出来とうれしく感じています。でも課題もいっぱいあって日々努力の構えです。田舎に行ったらやはり、食器も自給自足を目指したい。(というのは無謀な夢か!)

2008年7月4日金曜日

山林

 先日も八ヶ岳方面に土地探しに出かけた。これまでとはチョット趣の違う物件。山林を1万坪、どうでしょうという。土地の購入だけなら予算的にはオッケーなのだが、それ以外に解決をしなければならない問題が、、。


 植わっている樹木を伐採することになるのだが、その費用がかかるわけですね。八ヶ岳南麓は、この地域開発当時の国策で赤松唐松を中心に植林をしたとのこと。それから50年60年がたった今、寿命が尽きようとして、森に入ると何本も倒木している。建材に利用することもできないようで、価値は限りなくゼロに近いらしい。ストーブの薪にしようと思うものの、ヤニがでるのでそれも難しいという。伐採して処分するしかないらしい。そのためのそれなりのコストがかかる。

 生活用水の確保も難しくなる。水道か井戸か。水道を引くにも一メートル当たりいくらとかかる。井戸も掘削何メートルでいくらとの計算になる。山の上だと当然掘る距離も長くなるよね。

 そして道を作らなくちゃならない。広い土地であるため、道も100メートル単位の長さとなる。これも一メートルいくらとかかるようだ。そうすると買う土地代よりもこれらライフラインの整備の方が高いものになるということになる。まあ、じっくり腰をすえて土地を探すことにします。

2008年6月25日水曜日

ツリーハウス

 中央線日野春駅近くにオオムラサキセンターがある。オオムラサキという蝶々は、国蝶、つまり日本国の蝶々であるという。知らなかった。国鳥は鶴だと思ったら、雉(きじ)だそうだ。「ツルの恩返し」より「桃太郎」ということか。国花は桜と思ったら天皇家紋章の菊もそうであるそうだ。ふたつも指定するのはちょっとズルイ感じ。自分の認識は、この程度で、国蝶といわれてそういう取り決めがあるのかと思った次第。

 センターはそのオオムラサキを保護し地域活性化を図っている中心となる施設である。時期になればその蝶々を実際に見ることができるとのこと。今年はチャンと観察したい。

 実際に現地に行ってみると立派なツリーハウスが設置してあることも発見。看板の説明によるとTVチャンピョンのツリーハウス選手権で優勝したものであるという。近くに行ってみると見事なできばえである。ぜひ登って居心地を確かめてみたいところだ。だが、残念ながら今は下のデッキまでしか公開しておらず、上には登れないとの注意書きがある。んん~安全上の問題があるのかもしれない。残念としか言いようがない。

2008年6月16日月曜日

ハーブ - マロウ

 自給自足を目指すとすると、まずは食べるものをなるべく自分の畑で調達することになる。

 今は近くで10坪ほどの市民菜園をお借りして野菜を育てることを試行している。成果としてはそこそこのものはできるけど、スーパーで売っているような整った野菜に育てることはほとんど不可能っていう感じ。サイズが小さかったり、熟れすぎてしまって固かったり、曲がっていたり、虫が食っていたりで外見で合格点をとることは本当に難しい。

 でも味はチャンとしていて、お皿に盛り付ければそれなりのものだと思える。それにもまして、無農薬だし、自分で育てているわけだから保障つきの安全な食物だと確信できることがありがたい。

 いろいろな料理を楽しみたいので、その幅を広げるためハーブも育てている。香辛料として、お茶として、入浴剤や石鹸の香付けとしてなど生活全般に利用できる。庭にラベンダー、ローズマリー、セージ、レモングラスなどなど多種多様なものを植えた。

 今、盛んなのはマロウで、毎日その花を20から40個を摘んでいる。この花を干しておいて、ハーブティーにするときれいな青色になる。そこにレモン汁を数滴垂らすと一瞬にしてピンクに変化する。香りも良いけどこの変化の様子がほんと楽しいので、来る人を驚かせようと、毎日せっせと花を摘んでいます。

2008年6月13日金曜日

長坂郷土資料館

 先日の土地探しの折、八ヶ岳何六周辺の観光スポットを数ヶ所チェック。そのひとつで長坂郷土資料館に立寄った。

 近代的というか現代的な立派な建物で正直チョット近寄りがたい感じ。個人的な趣味から言うと、かつての町役場か小学校の木造家屋を移築してくれた方が価値があるように思うのだかどうでしょうね。多分鉄筋の建築物の方が安く保守も楽なのかもしれませんので、門外漢が文句を言う筋合いではありません。

 かつての農家をそのまま建物内部に再構築して、当時の生活様式を展示している。家具、台所、農機具など当時の生活が想像できる。母親の実家が農家だったので、小さい頃遊びに行った時にこんな感じだったことを思い出した。

 ビデオの展示もあり、そのひとつ30分ぐらいのものを最初から最後までしっかり鑑賞。NHKが製作した昭和30年頃のドキュメンタリーで、4つの村を合併して長坂町となった経緯を説明している。灌漑工事を人手で行い農地が広がり、駅周辺に商業が発展しと中央線の長坂駅の周りの発展の様子を希望ある未来として伝えている。その裏でつらい労働があったのでしょうね。頭が下がる思いです。

 長坂地域の経緯を勉強する良い施設だと思います。

2008年6月9日月曜日

うなぎや - 井筒屋

 先日、宿泊したB&Bフロムナウのオーナーさんに推薦していただいた食事どころ「井筒屋」さんで夕食をとった。うなぎ専門店ということで、この山奥でうなぎか?と思ったのは当方の勉強不足。

 かつては諏訪湖は有名なうなぎの産地だったとか。最近の研究でうなぎの産卵はグアム島近くの深海だそうだ。成長して日本の川に上ってくるのだが、天竜川をはるばる上り諏訪湖に至ったのでしょうか。今はダムが建設されそれができなくなったしまったよう。本当に残念というしかない。

 井筒屋さんは、昭和2年に建てられた日本家屋をそのまま利用いて、懐かしい雰囲気になっている。最初は和菓子屋さんだったそうですが、平成になってうなぎさんとして店を構えるに至ったとの説明書きがおいてあった。天然うなぎにこだわっているのだが、昨今それも叶わず、やむなく天然に近いものを選んで、いろいろな養殖場から仕入れているとのこと。当日は宮城からの仕入れとのメモ書きが壁に貼られていた。

 特上うなぎをお願いしたら、うな丼と白焼きが一度の楽しむことができた。口に入れるととろけるようなやわらかさに満足でした。

2008年6月8日日曜日

森の子

 穂高にあるシャロウム・ヒュッテでの取り組みについていろいろ学ばせていただいた。その中のひとつに保育所がある。

 建物の隣に『森の子』という保育所を併設してしている。すべて野外活動で、そもそも教室に壁がない。子供の持ち物を入れる棚はチャンと用意されているけど、それもオープンな建物になっている。泥んこ遊びや木登りなど森での遊びが満載。たき火にもあたれる。女の子は、昔懐かしい泥団子でママゴトとしていた。お昼前には、牧草地をテクテクお散歩にも出かけていきました。雨の日は?と聞いたら、子供は雨が大好きですよって。それなりの遊びがあるのだそうだです。

 自然の中で、身を以って自然を体験し、自ら遊びを作り出して楽しんでいるように思える。それ見ている自分も癒される思いでした。

2008年6月7日土曜日

自然農

 チョット前になるけど、4月に穂高に行った時に宿泊したシャロウム・ヒュッテで自然農について説明をしていただいた。宿泊客に朝食前にエコ・ツアーと称して、ここでの生活の一部を紹介している。自然農もその一部で、オーナー自ら実際の畑に赴き概要の説明後、実際に畑の一部に種をつけて見せてくれた。

 畑は雑然としてどれが作物でどれが雑草なのかよくわからん状態。よく見ると人参があったりネギらしい葉物がある。基本的に耕すことはせず、必要な部分の草を必要に応じて刈るだけ。一般の農業が100の生産能力だとすると、自然農は60ぐらい取れれば充分との考えだ。その代わりかける労力も圧倒的に少なくてすむし、元々の自然に近いものなので土地にもやさしい。これこそ持続可能な生活様式と言える。

 実際の種付けは、鎌ひとつあればできる。種を播く部分の草を刈る。耕す必要はない。刈った草は、近くに積んでおく。積まれた下の草は太陽の光を遮断することで成長が止まり、いずれは枯れることになる。種をバラバラと蒔き、湿度を保つために少しの草をかぶせておく。これだけだ。後は太陽の恵みで成長することを待つ。

2008年6月5日木曜日

フロム・ナウ

 先日の八ヶ岳行きの折、宿泊したペンションの名前がフロム・ナウ。オーナーの方と話がはずんで、宿泊翌日の午前中いっぱいを楽しいオジャベリをさせていただいた。田舎暮らしの先輩としていろいろなアドバイスをいただき感謝します。

 その中、なかなかこれだと言う土地がないとの話題になった。大先輩曰く、全てを満足することはできない。まずは40点でスタート。そして死ぬまでに90点にすれば、良いじゃない。」 んん~、よく考えてみたいと思いました。その他いろんな話題に楽しい時間でした。

2008年6月4日水曜日

三分一湧水

 この月曜火曜とサボっていた土地探しに出かけた。所有者の方から直接電話をいただき早々に現地を見ることに。いろいろな土地をみることで目を肥やすことになる。ご提案いただき感謝するばかりです。

 時間があったのでいつもは行かない八ヶ岳南麓の観光スポットをチェック。まずは(さんぶいちゆうすい)に。戦国時代に下流の3つの村に水が流れるよう3等分したという湧水。現在は広く下流側にずっと公園になっており、隣には駐車場やお土産物屋さんや富士山、南アルプスを臨む展望台も併設されている。

 公園入り口に「バーベギュー禁止」の立て札が立っていた。日頃思うのだけど、こういう公園こそバーベギューをやりたい。みんなで肉や野菜を焼きながらピクニックを楽しむことを許したって良いように思うのだけどどうでしょうね。禁止するのは管理者として簡単だけど、利用方法が制限されるわけで、許せば公園の利用方法が多様化してもっと楽しくなるはず。

 農業や生活用水が以下に切実な問題であったかがうかがえることと、当時の人たちの共生の精神に敬意を表したい気分になった。昭和になって鉄砲水で埋まってしまって、それを掘り起こしたことを記した碑もあり、自然の厳しさも感じた。ひとたび自然が暴れれば、根こそぎ人間の営みを破壊する危険もあることもおぼえておく必要があるように思う。

2008年4月25日金曜日

土地探し再開

 3月の大雪を理由に土地探しを一時休止していた。雪道の運転は慣れてないので、、。他にもいろいろ理由もありのだけど、なんとなく気持ちも少し乗らなかったと言うのも理由のひとつ。

 これまで案内していただいた現地案内の方複数から、声をかけていただきまたやる気があがってたきた。久々に先日土地探しに出かけてきた。ちょうど八ヶ岳方面は桜の満開時期でどこへ行ってもピンク色の花びらを楽しみました。これまでの我々の希望が通じている案内人なので、いきなり、希望の物件を効率良く見せていただいた。でも、こちらの予算や希望など未だ合格点を付けるほどには至らずということで、気を長く探していくことにします。

 今回はチョット足を伸ばして穂高に泊まることにした。30年前から自然農をしながら、宿泊を提供するヒュッテがあるとの紹介をいただいたからです。眺望のすばらしい地勢、自然農、その体験者の受け入れなど、いろいろ学ぶところがありました。今後おいおいご紹介していきたいと思います。

2008年2月28日木曜日

OMソーラー その2

 二週連続でOMソーラーのオープンハウスに行ってきました。前回は、建って2目の新しい建物。今度は10年前に建てた家とのこと。

 かなり大きな敷地面積でした。建物に入ってまずの印象は、なんとなくポカポカ。やわらかい暖かさを感じるのです。スリッパも必要がない。床がそこはかとなく暖かい。包まれる空気や壁全体が暖かいのです。奥様に話を伺うと、暖気の床下吹き出し口がトイレ近くにあるため、家の中でここがまず暖まるので、トイレや風呂に入るときにブルブルしないとか。羨ましいかぎりです。

 家中が暖かいので、野菜や漬物などを置く場所に困るとか。暖気が行かないような物置を作るべきだったとの弁。逆の発想も必要なのでしょう。考えたら、我が家の冷蔵庫だってストーブ焚いた部屋で一生懸命冷やすために電気を費やしている。無駄な感じがしますよね。言わば自然冷蔵庫を設置するアイディアはいただきです。

 写真は、この家にあるOMソーラーの心臓部。屋根のすぐ下に設置してある。電子部品の裏側に屋根の暖気が通る管が見える。向こう側に行く管が夏の排気用、こちら側に来ているのが床下に行く冬用の送風管ですね。暑い時期は内部を流れる空気の温度が50℃以上にもなるとか。

2008年2月18日月曜日

OMソーラー

 近くでOMソーラーの展示会があったので、散歩を兼ねて出かけて来た。実際にお住まいになっている家で今年で2年目、2回目の冬を越すことになるとのこと。施工を手がけた工務店の方が現地にいらっしゃって案内をしていただいた。一階寝室・子供部屋から二階リビング、そして屋根裏まで全部を見せていただいた。

 冬は太陽により屋根下の空気を暖めて、それをダクトで一階床下に送風する。ダクト途中のラジエーターでも温水作りの熱交換をする。外に300リッターの温水タンクがあり、必要ならば都市ガスで適温に熱せられる。ダクトから床下に送られた空気は地下のコンクリートで蓄熱。そして一階の部屋床に設置された送風口から出てくる。送風口で空気の温度が低ければ、温水タンクの水がパイプで送れているので、これで暖めて適温にする。屋根に当たる太陽の熱を利用して部屋全体を暖めるシステムで、足らない分をガスで補ってやるといった感じである。

太陽の熱がどれほどなのか、現地では実感できなかったが、我が家の屋根裏に上がれば実感できる。冬でも日中はほんのり暖かい。夏ともなると正にサウナ状態になる。この熱をうまく床下から家全体に循環してやろうという考えでしょう。

 OMソーラーにするかどうかは別にして、床下をまず暖めてその空気を床にある送風口から出す方式は、気に入っている。床自体も冷たくなく。変な風の流れもなく。一番良いところは、家全体が暖まり寒い部屋がないこと。トイレに行くときも寒い思いをしなくてよいのです。

 ご主人奥様ともお話ができ、本当に家のことが気に入っている様子でした。光熱費ついて尋ねると、ガスと電気代とも我が家の60%から70%程度のコストのよう。家の大きさは現在の我が家と同じぐらいだと思うので、かなりの節約になりますね。

2008年2月16日土曜日

オープン・キッチン2

 八ヶ岳方面はそんなに雪は深くなさそうだけど道路がところどころ凍っているようなので、北国初心者としては自嘲して、土地探しを小休止。代わりに建物のイメージを広げるために、港北にあるIKEYAに出かけた。

 IKEYAはスウェーデンの家具会社で、これまでの日本のものとは違うデザイン・イメージがあってモダンな感じなものから、田舎風なものまである。いろいろなパターンが展示されているので、それを見ながら実際の自分の好みを確認することができる。

 キッチンはオープン形式が良いと思っているが、どうレイアウトするとそれができるかが関心事だ。カウンターでキッチンを仕切る方法は、料理は片付けの様子が隔離されるので、訪問者にくつろいだ雰囲気が提供できるように思う。反面、訪問者にキッチンを利用してもらうような場合に抵抗感が出るかもしれない。

 アイランドを置くようなレイアウトにすると、例えばみんなで料理つくりを楽しむようなイベントをするときは、使い勝手が良いように感じる。

そんなことをああでもない。こうでもないと考えたり、話し合ったりの時間でした。

2008年2月15日金曜日

八ヶ岳おろし

 日本が西高東低の気圧配置に囲まれると、八ヶ岳の南麓では強い冷たい北風が吹く。地元ではこれを八ヶ岳おろしと呼ぶ。北アルプスの北側で湿った空気は雪になるので、八ヶ岳には乾いた空気となりからっと晴れる。これが晴天率が高い理由だ。大西洋側の地域の天気と似ているのだけれど、大きな違いは気温の低さだ。そのが原因でいろいろ支障がでる。

 この地域に雪が全く降らないわけではなく、移動低気圧が通るなどして条件がそろえば当然雪が降る。それに続いて八ヶ岳おろしとなると、雪がずっと残り、その雪が踏み固められてカチカチに凍ってしまう。幹線道路は雪かきが行われるのでほとんど問題はないのだけど、一部日陰になったところはアイスバーンになってしまう。そればカーブだと始末が悪い。スタッドレスも役に立たないの運転には充分な注意が必要となる。

 土地を探すにあたって、景観を求めて360度何も遮る林がない場所だと、この八ヶ岳おろしが心配になるようだ。強く冷たい風の対策を建物に充分行う必要がある。理想は、北側に防風林を背負い、太陽の恵みを南に開けた土地なのだが、それだとあの美しい八ヶ岳の山並みを見る事ができないしね、、、。

2008年2月12日火曜日

暖房は薪ストーブ?

 田舎に行ったら暖房は薪ストーブだよねと決めていた。氷点下になる気温。薪の燃える威力でガンガン暖めれば家中が温まる。なけなしの金をはたいてログハウスにしたら、断熱効果も効いて快適な空間が得られると思っていた。

 ところが先日案内してもらった八ヶ岳にある建物に行って、ちょっと考えを改めねばと思うことになった。現地案内人曰く、「薪ストーブは、趣味で使うなら良いけど、実用的じゃありません。労力が大変だしコストも。わが社で勧める断熱処理とオール電化の暖房で充分低コストの暖房が実現できますよ。」とのこと。聞いた時点時点では何を言ってるのと思ったのですけどね。

 まずは、その案内人の自宅を拝見。深夜電気による蓄熱式の暖房機により床下を暖め、その空気を窓際の送風口からリビングに送る方式。実際の部屋に入るとほんのり暖かい感じで、変な暖気や寒気を感じることも無い。深夜電力の低料金のおかげで、月の支払いは1万円程度との事。これで4人家族の炊事、お風呂、暖房すべてを賄っているということ。我が自宅じゃ、電気代だけでそれをゆうに超えているしガス代が別に必要だ。どうこと?って言う感じ。断熱を効果的に行うことに暖房費を相当抑える事ができるとのこと。外は零下にもなる気候でもである。

 次に訪ねた建物で断熱処理の効果を実感した。そこは別荘なんだけど、今年になって一度も家主が来ていないとのこと。当然、暖房は一斉入れていない。建物に入ると外気とは違う空気がそこに。上着を脱いでもオッケーな気温。フローリングの床も裸足でもまあまあという環境だった。しっかり断熱処理をやれば、暖房も少なくてすむのだね。

 そうは言っても薪ストーブは欲しいよね。だから補助的に使えば良いじゃんと納得の日でした。

2008年2月8日金曜日

雪道のドライブ

 昨日も日帰りで土地探し。現地の方に数箇所案内していただいた。今回は建築事務所の営業の方にお願いしたので、建物のこともいろいろ話を伺えて非常に有意義だった。

 首都圏でも今シーズン3回目の雪が降った。その翌日で、空はきれいに晴れ上がっている。八ヶ岳南麓での雪の状態を見るためにも行ってみるべきとの思いがあった。愛車は11年間のほとんどオーナーとしてのお世話をしてないセフィーロ・ワゴン。タイヤはノーマル・タイヤ。一応チェーンは持っているが、取り付けるのに四苦八苦。なるべく付けないで走りたい派の私である。

 結論から言えば、中央高速はもちろん主要道路は、何も問題もない。ほぼ雪かきがされているので大体の移動に支障はない。ただ、雪かきがされいない脇の道に入ると雪が30cmも積もっていたり、凍結していたりで身動きが取れないことになると思われる。思われるというのは、実際のところはわからないから。当方の装備や運転者技術ではムリと承知して、ハナっからそういうところには行かないのが賢明と言うもの。

 当然のように土地探しは、現地案内人の車に乗せていただきました。現地での生活が始まれば、ちゃんとスタッドレス・タイヤを履き、それなりに慣れてくるでしょう、多分。何とかなると感触は得たのが今回の収穫。物件のこれから検討を進めたいものが2件。その詳細は後日に。

2008年2月5日火曜日

土地の条件 - 朝日か夕日か

 景観は、土地の良し悪しを決める大きな要素だ。八ヶ岳南麓だと、北に八ヶ岳、西南方面に南アルプスの山並み、東南に富士山、東に秩父の山々が見える。このうち一つでも見えれば景観の最低条件はクリアすると思っているが、朝日が見えた方が良いか、夕日が見えた方が良いか意見が分かれる。

 日の出は、一日の始まりで頑張るぞという希望を膨らませるエネルギーに満ちている。日の入りは、ちょっと感傷的で今日一日頑張ったねと自分への労いを感じる時間をくれる。ニョウボは疑いなく夕日ファンで、これが見える土地には高得点を与える。自分は、大きな差は無いけど子どもの頃の思い出があって僅差で夕日かな。

 小学校の頃、そろばん塾に通っていて、それが夕方から始まる。夕焼けの空を見ながら自転車で急いだ。透き通る空をバックに赤、橙色、そして濃紺の雲が散らばっている光景がちょうど、海に浮かぶ島々に見える。自分はそれを俯瞰しながら空を飛んでいる空想をした。今でも夕焼けを見るとその時の感覚が戻ってくる。

 明野の土地を見に行った時、西南方向に広がる南アルプスの雄大な景色に感動。午後4時前だったかな、甲斐駒ケ岳あたりに沈む夕日がそれはそれは幻想的。これを毎日見る事ができるのは本当に幸せだろうなと思う。

 今の生活では、朝ゆっくりしているので日の出を見るチャンスがほとんど無い。そのため、その魅力に気が付いてないのかもしれない。田舎に住めば、そうはいかなくなるとしたら朝日も重要かも、とまた悩む。

2008年1月27日日曜日

コンサバトリー

 コンサバトリーとは、「通例家屋に付属した温室」という意味の英語らしい。自分にとっては新しい言葉で、最初聞いた時は何のことだかわからなかった。昔はサンルームって言っていたように思うのだけど。いずれにしてもそれを食堂というかダイニングの横につけたいと思っている。広めのテーブルと座り心地の良いイスを置き、冬の昼間はここでぬくぬくお茶を飲みながらおしゃべりをしたい。

 原村にあるペンションZigZagにお邪魔したときに、自分が思っているコンサバトリーがそこにあった。10畳ぐらいの広さだろうか。窓は開けられるようになっていて、庭に出る出入り口もある。一番うれしいのは木とガラスでできていることだ。金属製はやはり温かみにかけると感じる。隅には薪ストーブ、中央に大きなテーブルが設えてあった。ここに座って気楽な会話を楽しむことができる。

2008年1月25日金曜日

オープン・キッチン

 キッチンはオープンにしたい。楽屋裏は極力少なくして訪問者が料理している様子が見えるように、場合によっては一緒に料理できるようなキッチンにしたらどうだろう。設備や道具も手入れの良くされた使い込んだものをそろえておく。例えば、コンロも通常のガス・コンロもあるけど、薪コンロもある。オーブンもついていて、それでビザをパンを焼くことができる。薪でもチャンと料理ができることを訪問者と楽しむ。室内から直接使える石釜もあれば尚良し。

 寒い季節の暖房は当然薪ストーブ。その上に鍋を置いて、日替わりでスープを朝食に提供する。訪問者は自由にお代わりをしてもらいたい。実は時間を見ては今いろいろなスープを試している。辰巳芳子さんによる「あなたのために - いのちを支えるスープ」という本をお知り合いからお借りしたので、そこに載っているレシピを参考にしてスープを試している。ミネストローネ・スープ、新玉ねぎのスープ(ぽったら煮)、ポタージュ・ボン・ファムなどを試してみたが、おおよそ好意的な評価だ。これらスープと自家製のパンとおいしいコーヒー・紅茶を提供したい。シャレた田舎料理という雰囲気が良い。

2008年1月24日木曜日

癒し空間

 土地探しは継続するとして、建物をどうするかもいろいろ思いをめぐらしている。多くの人との関わりを持ちたいので、宿泊施設を設けたい。自分達に能力ではせいぜい一晩2組か3組ぐらいの規模が良い。

 ペンション経営というとニョウボに角が生えるのでそうは呼べない。元々は、地方農家や引退しで年金生活の老夫婦がサイドビジネスとして運営している宿泊施設で、豪華じゃないけど清潔な寝具や寝室で素朴なもてなしを提供するものだ。訪問者はオーナーとの交流と通してそのライフスタイルに触れる環境が楽しみのひとつである。日本のペンションは個人経営の宿泊施設との感じが強いので目指す方向が違うと言いたいのだろう。

 そこで当面はB&Bと呼ぶことにした。ビー・アンド・ビーとは、Bed And Breakfast。つまり、夕食は出さず朝食だけを提供する宿泊施設をこう呼ぶらしい。フランス語でもっと他の呼び方もあるらしいので、それに変える可能性もあるので悪しからず。夕食は出さないと思っているわけではなく、必要ならオプションで提供できるし、訪問者が望めば持込みもできるようにすれば良いように考えている。最近のペンションの料金体系をみると、夕食抜きの価格設定もあるようでその意味では実際の違いは正直あまりない。

 だけど現存するペンションにない特徴は明確にしたいとの思いがある。まずは客間には全室お風呂を付けること。そのお風呂も特徴あるものにしたい。詳細は後日。建物全体もペンション然としたものではなく、どこか農家風で、ペンション以外でチャンと生計を立てている雰囲気が欲しい。そこで暮らす様を一緒に味わってもらえるようなイメージを作りたい。

2008年1月23日水曜日

土地の条件 - 長野か山梨か

 八ヶ岳は二つの県をまたがっている。大雑把に北側が長野県、南側が山梨県になる。山梨側には明野、武川、高根、清里、大泉、小淵沢など地名がある。長野側には、富士見町、原村、更に北に行けば、茅野、蓼科、諏訪などの地名の地区がある。中央高速のインターで言えば、南から須玉、長坂、小淵沢、諏訪南になる。これらのインターから30分以内で行ける場所というなんとなく決めた条件の範囲で、これまで土地探しをしてきた。

 小淵沢や大泉の地域は、別荘が多く建つ。リゾート開発の会社が高原に建つ別荘リゾートの雰囲気作りをしていて、ある程度それが成功しているように見える。ログハウスや山小屋風の家が行儀良く並んでいたり、アウトレットがあり、ホテルも数々ある。ただ、長野県側に比べると土地開発の規制がゆるいようで、100坪から150坪で切り売りされる土地が多い。そのため、少しゴミゴミした印象を受ける地域がある。標高900mを超えるあたりから上は、ほとんどが別荘または、都会からの移住者が住む地域になっている感じだ。都心に住む人たちに別荘ライルの楽しみを提供し、近年は引退を間近に控えた人たちに永住のための土地と建物を供給する地域という印象を受けている。

 もちろん、以前から農業に携わっていらっしゃる人たちも多く住んでいらっしゃるのだろうけど、今のところその方々との交流を持つ機会がないのでそこからの印象を受けていない。すでに移住した人たちに話を伺うと、移住者と現地に住む人たちとの交流はつかず離れずの適度な関係なので、心配はないという。

 長野県側の印象は、といっても原村と富士見町しか見ていないが、まだ移住者を積極的に受け入れるようという姿勢が見えない。規制があり細切れの土地開発ができないようにしていること。これと言って積極的なリゾート施設の建設をしていないこと。そのため、農村の雰囲気を残す結果になっていて、それが自分にとっては好意的な印象となっている。不動産屋さんの受け売りになるけど、八ヶ岳おろしは山梨側が厳しく、長野側は乾燥した穏やかな冬を過ごすことできるとか。布団を押入れにしまっておいてもカビが生えないと説明があった。(全部が真実とは言えないぞと内心思いながらそうかもしれないと思いたい自分がいた。)別の観点で、あの有名な諏訪南病院も近いと長野県の売り文句もあった。

 リゾート感を求めるか、より田舎を求めるかの選択に悩む。

2008年1月22日火曜日

決断の時か

 富士見町に手ごろな土地を見つけた。400坪あって、南アルプスが望める。八ヶ岳は敷地からは見えないけど、チョット散歩すれば見事な景観が見える。敷地内の木を整理するば更に眺望は広がる。古い農家が空き家で残っていて、これをリビルドすれば使えるし、当面はここの住んで自分で大工仕事をやっていくことも可能。リゾート感は薄くどちらかと言うとかつての集落に新興の別荘がちらほらという環境だ。それでも充分合格点のつく雰囲気を持っている。

 心配は建物がチャンと使えるのか、リビルドに耐えるだけの構造上の強度を保持しているのか。こちらは素人だから判断できないので、現地の工務店にチェックをお願いして、建物が予算に納まるなら、契約に進もうと考えた。ところが、ところがである。不動産屋さんにチェックの立会いをお願いしたら、「あの土地は別の人が買いたい意向を示しております」とのこと。全ては一旦保留となりました。残念。

 まあ、土地を探しているのは我々一人じゃないので、このような事態はいつも起こること。縁がなかったと諦めるしかない。次を探すことにしよ。

土地の条件 - 標高

 標高も気にしたい指標だ。八ヶ岳南麓だと須玉ICあたりが標高450m、小淵沢ICあたりが900mになる。小海線野辺山駅がJRで一番高い標高にある駅と言うのを売りにしていて、1,345.67mあるとか。清里駅は二番目に高く1,274mあると言う。畑をやるには900mより低くないとダメ聞いているので、それより高い場合はチョット要注意だ。最近の地球温暖化の影響でもう少し上でも良いかもとの情報もあるが。野辺山方面に行ってみると、高原野菜を作っている広々した畑もあるので夏の間は野菜も育つのだろうけど、やはり作る野菜が限定されてしまう。

 それより大きな問題は、夏の暑さと冬の寒さの兼ね合いだ。一度、小淵沢IC近くのペンションにお邪魔したときに伺った話。客室を覗くとエアコンが付いていた。「あれ、冷房が必要なんですか?」とたずねたら、オーナー曰く「開店当初は付けていなかったけど、8月の1週間ぐらい暑い日があって、お客さんに暑い暑いと言われるとねぇ」。そうか900mでも暑い日があるのかと情報をゲット。不動産屋さんの「エアコンは要らない」という言葉は全部が真実ではないようだ。

 反面、冬の寒さは本当に厳しいようだ。会う人会う人の決まり文句で「冬は寒いですよ~」と言う。加えて「雪は少ないけどね」という。確かにこの正月開けに言った時も雪は積もっていなかった。ただ、気温は低く日中でも0℃を越えない感じだ。寒さ対策は充分に必要。標高100m上がると気温が0.6℃低下すると学校で習った。900mなら5.4℃の違い。平地が18℃の快適温度なら単純計算で12.6℃とチョット寒い、30℃の高不快指数なら24.6℃と少々ムシムシ、寒いと感じ始める例えば10℃なら、4.6度と超寒~いという感じになるかな。でも実感はそれ以上なのはどうしてだろ。いずれにしても冬の寒さ対策は充分にやる必要がある。薪ストーブでそれも楽しみに変えることができる。炎を眺めならが暖をとるイメージを膨らませたい。

 農作業のこと、暑さ寒さのことを考えて、標高600m~1000mぐらいにある土地を探したいな。