2008年12月13日土曜日

宅配便

 便利は良いとは限らないと感じ始めてしばらくたつ。かつては便利さを追求することが人として当然と考えていたけど、それによって失うものがある。人は何かを得ると何かを失う。不便により得るものや失わずにすむものがあることに気がついたのです。その多くはお金には代えられないものだ。

 例えば携帯電話。学生時代、女子に電話することが結構勇気のいる行為だった。彼女がすぐに出れば良いけど、家の人が出たらどうしよう、特にお父さんが出たら困っちゃう、などと考えたもの。お父さんのきついお言葉を拝した友人も数々いた。当時は真剣だったけど今となっては淡い思い出だ。携帯電話では到底味わえない思いで、今の人はそんな思いを感じずにいるんじゃないのと余計な心配をしている。

 携帯電話のない世界に行きたいと思う時がありますよね。かつてはそんな世界ばかりだった。

 そうは言っても便利で良かった思うことも実はある。今の二居住生活をしていると、宅配便の受取りは困るもの。一方の住所に届くものは、ずっと不在になってしまって受け取れないことになる。宅配便ボックスがあれば不在でも置いていってくれるかもしれないけど、それにしても本人の手元に来るのは、その住居に戻った時になってしまう。

 ところが、今は登録していれば不在時の配達をメールで知らせてくれるのです。そして転送のお願いをすれば、たとえ横浜から長野へでも翌日には配達をしれくれるとのこと。ありがたいものです。特に田舎にいると、欲しいものを宅配便で調達する機会が多くなる。その場合にこのサービスはありがたさ2倍だ。

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