2008年11月27日木曜日

本人確認

 引越しをすると、いろいろな機関に登録している自分の住所を変更することになる。その際に変更を希望している人が本当にその人であるかの確認行為をします。今回いろいろな確認方法を経験してしていて興味深い。

 まず対面で確認する場合は、大体運転免許証の提示でOK。写真も載っているのでかなり確実な方法な感じがする。それに代わる身分証明に健康保険証と言われることもあるけど、写真が載っていないのにそれで確認できるとはちょっと苦しい感じがします。でも運転免許もパスポートも持っていない人には止む得ないのでしょうね。

 電話で行う本人確認は、ほとんどの場合誕生日です。でも、誕生日は至るところで記入されているので本人だけが知りえる情報とは言えないと感じます。電気、ガス、電話などのライフライン変更の際に、行われた確認方法は、名前、住所、電話番号だった。そして、オペレータの方が「ご本人様ですね」との質問だった。これはかなり性善説に則った方法のように思う。

 インターネット上で住所変更を行う場合の確認方法は、ユーザーIDとパスワードだ。あらかじめ登録して情報にマッチした入力を行えば本人であると確認ができるとの考え。これはかなり有効な方法だけど、使う側がちゃんとパスワードを覚えておかないといけない。たまにしか使わないパスワードは確実に忘れる。パスワードはメモしてはいけないとか、3ヶ月に一度はパスワードを変更してくださいと無理なことを言うサイトとある。そんなことできるわけがないでしょ。携帯電話、クレジットカード、金融機関などはインターネット経由で住所変更が可能なので手軽である。

 ほとんどの機関で、電話やインターネットで住所変更が可能なのだが、それができない機関がある。健康保険組合は、インターネットから住所変更申請書をダウンロードして、それに手書きで記入後、郵送してくださいと言う。電話で問い合わせて、インターネットして郵送と3つも通信手段を駆使しないと住所変更ができないと言うマダルッコサ! 改善を強く希望するところです。多くの人は、健康保険は会社に届けるか、区役所の転入届だけで同時に行われてしまうので、気が付かないかもしれない。私の場合、元会社の健康保険の任意継続(2年間)という制度を利用しているので、特殊な事情かもしれない。

 アメリカの銀行に住所変更を電話でお願いしたら、前の住所を言え、誕生日を言え、パスワードを電話ボタンで押せ、そして最後に母親の結婚前の苗字を言えと厳重な本人確認でした。やはりアメリカは性悪説に則った運用なのでしょうか。

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