2008年6月7日土曜日

自然農

 チョット前になるけど、4月に穂高に行った時に宿泊したシャロウム・ヒュッテで自然農について説明をしていただいた。宿泊客に朝食前にエコ・ツアーと称して、ここでの生活の一部を紹介している。自然農もその一部で、オーナー自ら実際の畑に赴き概要の説明後、実際に畑の一部に種をつけて見せてくれた。

 畑は雑然としてどれが作物でどれが雑草なのかよくわからん状態。よく見ると人参があったりネギらしい葉物がある。基本的に耕すことはせず、必要な部分の草を必要に応じて刈るだけ。一般の農業が100の生産能力だとすると、自然農は60ぐらい取れれば充分との考えだ。その代わりかける労力も圧倒的に少なくてすむし、元々の自然に近いものなので土地にもやさしい。これこそ持続可能な生活様式と言える。

 実際の種付けは、鎌ひとつあればできる。種を播く部分の草を刈る。耕す必要はない。刈った草は、近くに積んでおく。積まれた下の草は太陽の光を遮断することで成長が止まり、いずれは枯れることになる。種をバラバラと蒔き、湿度を保つために少しの草をかぶせておく。これだけだ。後は太陽の恵みで成長することを待つ。

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