日本が西高東低の気圧配置に囲まれると、八ヶ岳の南麓では強い冷たい北風が吹く。地元ではこれを八ヶ岳おろしと呼ぶ。北アルプスの北側で湿った空気は雪になるので、八ヶ岳には乾いた空気となりからっと晴れる。これが晴天率が高い理由だ。大西洋側の地域の天気と似ているのだけれど、大きな違いは気温の低さだ。そのが原因でいろいろ支障がでる。
この地域に雪が全く降らないわけではなく、移動低気圧が通るなどして条件がそろえば当然雪が降る。それに続いて八ヶ岳おろしとなると、雪がずっと残り、その雪が踏み固められてカチカチに凍ってしまう。幹線道路は雪かきが行われるのでほとんど問題はないのだけど、一部日陰になったところはアイスバーンになってしまう。そればカーブだと始末が悪い。スタッドレスも役に立たないの運転には充分な注意が必要となる。
土地を探すにあたって、景観を求めて360度何も遮る林がない場所だと、この八ヶ岳おろしが心配になるようだ。強く冷たい風の対策を建物に充分行う必要がある。理想は、北側に防風林を背負い、太陽の恵みを南に開けた土地なのだが、それだとあの美しい八ヶ岳の山並みを見る事ができないしね、、、。
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