2010年12月31日金曜日

木工工房建築2

全国的な荒れ模様の天気が続いている。この地は長野県とは言っても、どちらかと言えば、太平洋側の天気に影響を得る。日本海側が大雪でも、ほとんど場合雪にならない。代わりに東京で雪や雨が降れば、ほとんどの場合同様になる感じだ。北アルプスの山々が、日本海からの湿った空気をせき止めてくれるからなのだろう。冬は、晴天になることが多いのだ。

だが、さすがにここ一週間、原村でも雪が断続的に降ってきた。そのおかげで、当方の木工工房建築は大幅に遅れている。26日に建前が終わっているはずが、、。未だ、必要な材木の加工作業を行っている。年がおしせまった大晦日、綺麗に晴れたので遅れを取りもどすべく、作業だ。


自動カンナで、地元産の唐松の表面を削り、同時に寸法を揃える作業だ。この自動カンナは、昨年、ヤフーオークションで落とした物。やっとお役に立てることができた。幅30cm長さ4メートルもの木材を順調にカンナがけをしてくれる。唐松はお隣りの町にある製材所から、軽トラで自ら運んできた。これらの作業、セルフビルドならではのこと。材料を自らの努力で揃えるのだ。業者に頼めば揃えてくれるが、お金で解決はすることは、セルフビルド精神に反する行為なのだ、と自己満足。


隣では、強力な力添えをしてくれる近所の大工さんが、丸ノコを上手に操って、アリツギというホゾ加工を施している。あっという間の鮮やかな作業だ。


ふと見ると、大工さんっちの愛犬テン君が、日向ぼっこをしている。気温は0度だけど、日当たりが良いのでとても気持ちの良い環境だ。なにやら犬のくせにチョット猫背だなと、変な感心をしてしまった。

2010年12月28日火曜日

餅つき

この時期あちこちで餅つきの声がかかる。今日はご近所の方から11時頃に来て、餅ついてその流れで昼ごはんを一緒にどう?と。ちょっと小ぶりの木の臼と自家製の杵でペッタン・ペッタン。

子供の頃、母親の実家で餅つきをした思い出はあるが、実際につき手になったのは、かなり大人になってからだ。横浜に住んでいた当時、自治会の餅つき大会。それに所属していたボーイスカウトの新年行事での経験だ。餅つきと言っても、実際は、その前半半分は、もちコネだ。いきなりついたら、ご飯粒が飛び散ってしまうことも承知していましたよ。何でも経験をしておくのは良いことだ。そこでの経験が生きて、今回もうまくつくことができたと思う。

良かったら、お鏡さんでも作ります?と、うれしい申し出をいただきました。ここでも経験が生きて、パン生地をこねる要領で丸めるとそれらしくなります。

明日も、別の場所で餅つきがあるとか。でも29日に餅つきをするのは、「くもち」つまり「苦をもつ」と言う語呂合わせで、演技が悪いと言う人もいるが、どうなんだろう。そしてその次の日も、、。楽しい田舎生活である。

2010年12月27日月曜日

木工工房建築

母屋の土台ができたのは、1年半も前のこと。(もうそんなになるのか、、、。) そのすぐ隣に、ついでに木工工房の土台も一緒に構築してもらった。一緒にやれば安く済むはず。でも、上物ができるのはいつのことやら、、、と思案に暮れていた、正直に言えば。

そんな我には、いつも必ず救いの神が現れるのです。近所の若い大工さんが、「いいですよ」と引き受けてくれた。それも仕事の合間を見ての設計や材料手配。「作業の主体は飽くまでセルフビルドを目指すあなたですよ」とこれまた、願ったり叶ったりの申し出。ほんとうにありがとうございますと言いたい。

さて、先日どっと材料が届いた。面倒な所は、全部材木工場でプレカットしてある。未経験者がボツボツ刻んでいたら、建てられるのはいつになるかわかりません。大工さんにコーチングのお世話をかけることになるし。でも、出来ることはなるべく自分でやりたいと、細かな刻みは自分で、丸ノコやノミをつかってやらしてもらっています。

勝手がわからず、隣で同様の作業をするその若手大工さんの半分のスピードしか出ないんです。おまけに建築部材ってやつは、やたら大きいので、その重量も半端じゃあない。体力があっと言う間に消耗。夕方にはぐったり。でも労働の充実感があります。

雪が降ってきたので、作業は遅れ気味。今年中に上棟ができるかどうか。空を睨んでいます。

2010年12月10日金曜日

ワリバシゴム銃

 薪ストーブでポカポカの室内、気がつくといろいろな虫が入ってくる。今晩も突然、ブーンと重厚な羽音とともに、指の先ほどの虫が飛んで来て頭上の電灯の傘にとまった。

んん~、何とかしなきゃ。そう言えば、2,3日前に輪ゴムを飛ばす、割りばし製のゴム銃を作った。これで仕留めよう。と、狙って発射。な、なんと、一発で命中じゃあありませんか。撃った本人もびっくり。


床に落ちたその虫、見るとカメムシだった。こいつ、下手にちょっかいを出すと一発かます「へひりむし」なのだ。独特な匂いがあたりに散らばり、ほんと迷惑な奴。薪に隠れているのだろうか。いつの間にか部屋に侵入くる。いつもは、見て見ぬふりか、そっと指でつまんで退室していただく。決して積極的に退治しなかった。


だけど、ゴム銃が実用となると話は別。こいつでハンティングだ。ゴム銃作成のホームページには「大日本ゴム銃猟友会」もあるように、これを趣味と実用に利用している人も私一人ではないらしい。木工技術を活かして銃の性能向上に励まなくちゃいけない。インターネットで見ると、連発銃や機関銃、バズーカなどなど。楽しい世界が広がっているのだ。

2010年12月6日月曜日

わらにょう

遅い稲刈りをしたのが約1か月前。残った藁を全部我が庭に運んで、わらにょうを作ることにしていた。先生となるお友達のお友達のお母さんが一度はご訪問いただいた。が、その日はあいにくの雨だった。また改めてということだったけど、なかなかメンバーのスケジュールが合わないできた。

先日、わらにょう作成の様子がブログで紹介されているのを発見。すぐ近くにある原村郷土館で一年前に講習があったらしい。これだけの情報があればなんとかなると、先生なしでやってみることした。

中心となる柱を建てる。3本の足で踏ん張る。ここまでは簡単。かつてキャンプでこの種の作業はよくやった。さてここからが問題だ。藁束を複数束ねて、柱にくくりつける。これで良いのかどうか。まずはやってみようと

胸の高さまで積んだところで全体を見渡すと、なんかとても違うような気分。不恰好だよね。表面が凸凹。ハサミで切りそろえたとしても、とてもスムーズになるような感じじゃない。でもとても疲れちゃったので、この日はこれにて終了。

さて、二日目。一度全部藁を下ろして積み直し。とりあえず全部の藁を積み終わった。表面はなめらかにはなったけど、これも最善とは言いがたい感じ。中心部分が縁より低く凹んでいる。これじゃ雨が中心に集まっちゃうじゃん。とは思うものの、やはり疲れちゃったので、この日もこれで終了。

そして本日三日目。 半分の藁を下ろして、積み始めた。が、どうも昨日と同じ結果になる予感。完成品を見学に行ってこよ、と原村郷土館にドライブ。5分で行ける距離だ。やはり実物を見るとよくわかる。写真を撮ったり、触ったりで、じっくり観察してきた。


その結果。なんとかそれらしくなりました。最後の雨除となる一番上の藁を乗せって、とんがり部分を紐でくくって完成。

でも、これで良いのかどうか。一年この形を保てばオッケーということだろう。