2008年1月27日日曜日

コンサバトリー

 コンサバトリーとは、「通例家屋に付属した温室」という意味の英語らしい。自分にとっては新しい言葉で、最初聞いた時は何のことだかわからなかった。昔はサンルームって言っていたように思うのだけど。いずれにしてもそれを食堂というかダイニングの横につけたいと思っている。広めのテーブルと座り心地の良いイスを置き、冬の昼間はここでぬくぬくお茶を飲みながらおしゃべりをしたい。

 原村にあるペンションZigZagにお邪魔したときに、自分が思っているコンサバトリーがそこにあった。10畳ぐらいの広さだろうか。窓は開けられるようになっていて、庭に出る出入り口もある。一番うれしいのは木とガラスでできていることだ。金属製はやはり温かみにかけると感じる。隅には薪ストーブ、中央に大きなテーブルが設えてあった。ここに座って気楽な会話を楽しむことができる。

2008年1月25日金曜日

オープン・キッチン

 キッチンはオープンにしたい。楽屋裏は極力少なくして訪問者が料理している様子が見えるように、場合によっては一緒に料理できるようなキッチンにしたらどうだろう。設備や道具も手入れの良くされた使い込んだものをそろえておく。例えば、コンロも通常のガス・コンロもあるけど、薪コンロもある。オーブンもついていて、それでビザをパンを焼くことができる。薪でもチャンと料理ができることを訪問者と楽しむ。室内から直接使える石釜もあれば尚良し。

 寒い季節の暖房は当然薪ストーブ。その上に鍋を置いて、日替わりでスープを朝食に提供する。訪問者は自由にお代わりをしてもらいたい。実は時間を見ては今いろいろなスープを試している。辰巳芳子さんによる「あなたのために - いのちを支えるスープ」という本をお知り合いからお借りしたので、そこに載っているレシピを参考にしてスープを試している。ミネストローネ・スープ、新玉ねぎのスープ(ぽったら煮)、ポタージュ・ボン・ファムなどを試してみたが、おおよそ好意的な評価だ。これらスープと自家製のパンとおいしいコーヒー・紅茶を提供したい。シャレた田舎料理という雰囲気が良い。

2008年1月24日木曜日

癒し空間

 土地探しは継続するとして、建物をどうするかもいろいろ思いをめぐらしている。多くの人との関わりを持ちたいので、宿泊施設を設けたい。自分達に能力ではせいぜい一晩2組か3組ぐらいの規模が良い。

 ペンション経営というとニョウボに角が生えるのでそうは呼べない。元々は、地方農家や引退しで年金生活の老夫婦がサイドビジネスとして運営している宿泊施設で、豪華じゃないけど清潔な寝具や寝室で素朴なもてなしを提供するものだ。訪問者はオーナーとの交流と通してそのライフスタイルに触れる環境が楽しみのひとつである。日本のペンションは個人経営の宿泊施設との感じが強いので目指す方向が違うと言いたいのだろう。

 そこで当面はB&Bと呼ぶことにした。ビー・アンド・ビーとは、Bed And Breakfast。つまり、夕食は出さず朝食だけを提供する宿泊施設をこう呼ぶらしい。フランス語でもっと他の呼び方もあるらしいので、それに変える可能性もあるので悪しからず。夕食は出さないと思っているわけではなく、必要ならオプションで提供できるし、訪問者が望めば持込みもできるようにすれば良いように考えている。最近のペンションの料金体系をみると、夕食抜きの価格設定もあるようでその意味では実際の違いは正直あまりない。

 だけど現存するペンションにない特徴は明確にしたいとの思いがある。まずは客間には全室お風呂を付けること。そのお風呂も特徴あるものにしたい。詳細は後日。建物全体もペンション然としたものではなく、どこか農家風で、ペンション以外でチャンと生計を立てている雰囲気が欲しい。そこで暮らす様を一緒に味わってもらえるようなイメージを作りたい。

2008年1月23日水曜日

土地の条件 - 長野か山梨か

 八ヶ岳は二つの県をまたがっている。大雑把に北側が長野県、南側が山梨県になる。山梨側には明野、武川、高根、清里、大泉、小淵沢など地名がある。長野側には、富士見町、原村、更に北に行けば、茅野、蓼科、諏訪などの地名の地区がある。中央高速のインターで言えば、南から須玉、長坂、小淵沢、諏訪南になる。これらのインターから30分以内で行ける場所というなんとなく決めた条件の範囲で、これまで土地探しをしてきた。

 小淵沢や大泉の地域は、別荘が多く建つ。リゾート開発の会社が高原に建つ別荘リゾートの雰囲気作りをしていて、ある程度それが成功しているように見える。ログハウスや山小屋風の家が行儀良く並んでいたり、アウトレットがあり、ホテルも数々ある。ただ、長野県側に比べると土地開発の規制がゆるいようで、100坪から150坪で切り売りされる土地が多い。そのため、少しゴミゴミした印象を受ける地域がある。標高900mを超えるあたりから上は、ほとんどが別荘または、都会からの移住者が住む地域になっている感じだ。都心に住む人たちに別荘ライルの楽しみを提供し、近年は引退を間近に控えた人たちに永住のための土地と建物を供給する地域という印象を受けている。

 もちろん、以前から農業に携わっていらっしゃる人たちも多く住んでいらっしゃるのだろうけど、今のところその方々との交流を持つ機会がないのでそこからの印象を受けていない。すでに移住した人たちに話を伺うと、移住者と現地に住む人たちとの交流はつかず離れずの適度な関係なので、心配はないという。

 長野県側の印象は、といっても原村と富士見町しか見ていないが、まだ移住者を積極的に受け入れるようという姿勢が見えない。規制があり細切れの土地開発ができないようにしていること。これと言って積極的なリゾート施設の建設をしていないこと。そのため、農村の雰囲気を残す結果になっていて、それが自分にとっては好意的な印象となっている。不動産屋さんの受け売りになるけど、八ヶ岳おろしは山梨側が厳しく、長野側は乾燥した穏やかな冬を過ごすことできるとか。布団を押入れにしまっておいてもカビが生えないと説明があった。(全部が真実とは言えないぞと内心思いながらそうかもしれないと思いたい自分がいた。)別の観点で、あの有名な諏訪南病院も近いと長野県の売り文句もあった。

 リゾート感を求めるか、より田舎を求めるかの選択に悩む。

2008年1月22日火曜日

決断の時か

 富士見町に手ごろな土地を見つけた。400坪あって、南アルプスが望める。八ヶ岳は敷地からは見えないけど、チョット散歩すれば見事な景観が見える。敷地内の木を整理するば更に眺望は広がる。古い農家が空き家で残っていて、これをリビルドすれば使えるし、当面はここの住んで自分で大工仕事をやっていくことも可能。リゾート感は薄くどちらかと言うとかつての集落に新興の別荘がちらほらという環境だ。それでも充分合格点のつく雰囲気を持っている。

 心配は建物がチャンと使えるのか、リビルドに耐えるだけの構造上の強度を保持しているのか。こちらは素人だから判断できないので、現地の工務店にチェックをお願いして、建物が予算に納まるなら、契約に進もうと考えた。ところが、ところがである。不動産屋さんにチェックの立会いをお願いしたら、「あの土地は別の人が買いたい意向を示しております」とのこと。全ては一旦保留となりました。残念。

 まあ、土地を探しているのは我々一人じゃないので、このような事態はいつも起こること。縁がなかったと諦めるしかない。次を探すことにしよ。

土地の条件 - 標高

 標高も気にしたい指標だ。八ヶ岳南麓だと須玉ICあたりが標高450m、小淵沢ICあたりが900mになる。小海線野辺山駅がJRで一番高い標高にある駅と言うのを売りにしていて、1,345.67mあるとか。清里駅は二番目に高く1,274mあると言う。畑をやるには900mより低くないとダメ聞いているので、それより高い場合はチョット要注意だ。最近の地球温暖化の影響でもう少し上でも良いかもとの情報もあるが。野辺山方面に行ってみると、高原野菜を作っている広々した畑もあるので夏の間は野菜も育つのだろうけど、やはり作る野菜が限定されてしまう。

 それより大きな問題は、夏の暑さと冬の寒さの兼ね合いだ。一度、小淵沢IC近くのペンションにお邪魔したときに伺った話。客室を覗くとエアコンが付いていた。「あれ、冷房が必要なんですか?」とたずねたら、オーナー曰く「開店当初は付けていなかったけど、8月の1週間ぐらい暑い日があって、お客さんに暑い暑いと言われるとねぇ」。そうか900mでも暑い日があるのかと情報をゲット。不動産屋さんの「エアコンは要らない」という言葉は全部が真実ではないようだ。

 反面、冬の寒さは本当に厳しいようだ。会う人会う人の決まり文句で「冬は寒いですよ~」と言う。加えて「雪は少ないけどね」という。確かにこの正月開けに言った時も雪は積もっていなかった。ただ、気温は低く日中でも0℃を越えない感じだ。寒さ対策は充分に必要。標高100m上がると気温が0.6℃低下すると学校で習った。900mなら5.4℃の違い。平地が18℃の快適温度なら単純計算で12.6℃とチョット寒い、30℃の高不快指数なら24.6℃と少々ムシムシ、寒いと感じ始める例えば10℃なら、4.6度と超寒~いという感じになるかな。でも実感はそれ以上なのはどうしてだろ。いずれにしても冬の寒さ対策は充分にやる必要がある。薪ストーブでそれも楽しみに変えることができる。炎を眺めならが暖をとるイメージを膨らませたい。

 農作業のこと、暑さ寒さのことを考えて、標高600m~1000mぐらいにある土地を探したいな。

2008年1月21日月曜日

土地の条件 - コスト

 土地を得るためのコストは当然大きな関心事。お足がなければ何も始められない。手持ちの貯金に、今の家をいずれは売却するすることになる。その合計がおおよその原資になる。大きく3つに分ける。土地購入資金、建物建築資金、運用資金(当面の生活資金を含む)だ。そうなると実は土地資金に振り分ける余裕があまりない。広さを犠牲するか。景観もある程度妥協が必要になる。場所を選ばなければ、単価の安い場所もあるけど、安いにはそれなりの理由があるのが世の中の常。どこで自分の理想と手を打つかが大きな悩み。

 全て理想どおり土地を買い、理想の建物を建てるとすると、お客様の部屋には全部トイレとお風呂を付けたい。眺望の良い開放的なプライベートなお風呂だ。ユニット・バスは論外。共同の露天風呂は近くの温泉で楽しむことができる。望むのは、自分のお風呂で自分だけの時間をゆっくり過ごしていただくことだ。普段では経験できない空間、非日常空間の提供がコンセプトのひとつの柱にしたい。したがって建物用の資金を削るのは控えたい。運用資金を確保するためには、現地で働きに行くしかないかとチョット覚悟を決めつつある。

土地の条件 - 景観・環境

 土地の条件で一番はやはり景観が良いこと。これにはこだわりたい。「朝、目がさめて遠くに山の稜線を眺めならが歯磨きをする」とか、「ゆっくり夕日を眺めながら農作業を休憩」というイメージが欲しい。それには遠くに見える山々が、東から西に広く開けている必要がある。

 次に土地を取り巻く環境にも注文がある。ちょっとしたリゾート感、静けさ、そして人の温かさという感じである。自分だけで仙人生活をしたいわけじゃなく、多くのお知り合いに訪問をしてもらいたい。そのためには来た人が行ってみたい見てみたいという名所、アクティビティ、イベントが欲しい。全国に知れ渡っているようなものである必要はない。期待してなかったけど、そこそこ良かったと思わせるような感じが良い。できればそれらの価値をあげるような協力を自分ができればもっと良い。そのくせ、実際に住む場所は適当に静かで、近所に生活を共に楽しみ交流する人々がいらっしゃるというのが理想だ。

2008年1月20日日曜日

土地の条件 - 広さ・景観

 土地を探すにあたって、地域は意識的に定めたが、土地自体の条件はおぼろげならが決まっていた。広さ、景観、環境、価格ぐらいの指標の組み合わせだ。

 まず広さ。広ければ広いほど良い。1000坪でも1万坪でも良い。だけど、目標の地域で価格を考えれると現実的なところは300坪から500坪ぐらいになる。業者が開発した整備された土地だと150坪ぐらいの広さが多い。2区画を買えばよいかもしれないが、価格が高くなってしまうので、やはり厳しくなる。狙いは開発前の土地になるかな。

 景観は土地探しの決定にかなり大きな要因となる。できれば360度全部見える場所が良い。北は、八ヶ岳、南は南アルプス、そして南西遠くに富士山、東に秩父の山が見えること。というかなり欲張った条件。見て回るとそういう土地に建っている家も実際にあるわけで可能性はゼロじゃない。でも景観が良いのはほとんど農地で、我々一般人は普通買うことはできないし、そもそも売りにも出ていないようだ。売りに出ている物件の多くは林に囲まれたものが多いので、どうしても景観は良くない。森に住むと言うのもひとつのライフスタイルだか、自分の望むのはそうじゃない。ただ、風が強いときにはやはり林があった方が良いということもチョット頭の隅においておかなければいけない。

 後の条件はまた機会を改めて。

2008年1月18日金曜日

土地探し

 10月からぼちぼち土地探しを始めた。明確に理由は言えないけど、距離感や雰囲気などで八ヶ岳あたりが良いかもねと方針を設定。自宅からだと小淵沢ICまで2時間程度で行ける。一回目は知り合いの紹介していただいたペンションに一泊にしたけど、諸々の事情で日帰りで往復している。時間的に十分で目的は余裕で達成できる。朝7時に出て帰宅が6時か7時となる。平日なので中央高速は渋滞することもなく、快適なドライブを楽しめる。調子に乗ってスピードが上がりすぎるので助手席の御仁が苦言を呈する。それがドライバーの悩み。

 2008年1月になりそろそろここが良いと思われる土地候補が絞られてきた。場所は富士見町で川に面した土地だ。広さが400坪程度になる。古い小さい農家が空き家として残っていて、二人で住むには充分な大きさ。B&Bを経営するには、客室の増設をすれば良い。敷地の余裕は充分にあるので、順次楽しみならが拡張していける。中央線の最寄の駅まで歩いて10分程度なので、都会の感覚で言うと好条件。でも現地の人に言わせるとそんなこと土地の価値にあまり関係がないとか。

この土地を買うか買わないか、現在思案中。

2008年1月10日木曜日

2008年のスタート

 2006年の夏から、将来住む場所を探しを始めた。日本国内だけど都会じゃない土地、という大雑把なことしか決めていなかった。大分から熊本と言う経路で旅行にいって阿蘇南麓が良い雰囲気と思っていた。リゾート感があって、市内も近くて、思い描いている田舎の雰囲気があるということが良い理由だった。

 でも今住んでいる横浜からは相当遠いしなあ、と思い直して新たにターゲットとなったのが八ヶ岳の南麓となった。今後土地探しや、家を建てて、そこで生活の基盤を構築するまでを記録して行こうと考えます。