2010年3月28日日曜日

キノコほだ木つくり

 原村のホームページに、キノコのほだ木つくり(菌打ち)の案内を見つけた。自給自足を目指す身としては、当然参加参加。ということで土曜日に参加してきた。

 最近、家の内装を早くしなくちゃいけないのに、呑んだり食べたりのイベントの方が忙しい感じ。ゴールデン・ウィーク頃には完成してお披露目と思っていたけど、夏休みになる頃までに形になれば良いじゃないとダラダラ。しようがないから予定変更です。

 さて、ほだ木つくり。老若男女30名ぐらいの人が集まったでしょうか。原村の村民の森という場所があって、それを管理運営している「村民の森づくり専門部会」というグループが毎年行なっているのだそうだ。昨年5月参加した間伐講習会も同じ場所だった。森を管理するために間伐をするのだが、その間伐材の有効利用にもなる。

 スタッフの方が、ざっとキノコを育てる工程の説明をしてくれた。今回は、「くりたけ」の菌を植え付ける。実際に収穫は、来年の10月になる。そう今年は、キノコにはありつけ無いのです。今年10月までは仮伏せという期間で、菌を充分に樹木内部に行き渡らせる。その後、本伏せをして、うまく行けば次の10月頃に収穫となる。ちょっとやる気がそがれたが、その後2,3年は連続して収穫できるかもと気を取り直して、、、中長期計画なのです。

 説明を聞いて意外に思ったこと。普通の植物のように種を植えたら、そこから芽が出てくる訳ではないのだ。菌を打つことにより樹木全体に菌が行き渡るのだそうだ。キノコが出てくるのはどこからなのか、それは出てのお楽しみということらしい。

 菌打ちの作業は、ドリルで穴をあけ、菌の詰まった栓を金づちで打ち込む。それだけだ。60本用意したほだ木はあっという間に菌が打ち込まれた。一人一本ずつお持ち帰り。帰ったらチャンと仮伏せをやりましょう。来年の10月に期待です。
 

2010年3月22日月曜日

どぶろく

 先日の利き酒の折にどぶろくの作り方のヒントをもらい、やってみたくなった。自給自足を目指す身としては、何でも自分で作ることに挑戦する姿勢が大いに大事だ。

 初めての事を始めるにはやはり師匠に弟子入りするのが理想なのだが、今回のテーマに関してはそれらしき人とまだ出会っていない。そんな時はインターネットで検索。そうしたらいろいろな人が取り組んでいるんですね。その中から詳細に説明してあるサイトを参考させてもらいました。先日の酒蔵でのヒントのヨーグルトも使っているし、今の自分の目指す方向にピッタリという感じ。

 麹は最寄のAコープ・スーパーに以前から売っていることを知っていた。イーストはニョウボウ殿のパン用の物を拝借。その他は家にあるもので。

 米を炊いて、水を入れて、麹、イースト、ヨーグルトを混ぜて、後は温度管理といたって簡単な手順だ。オンドルエコノの床暖房のおかげで、容器を床に置いておけば30度弱の温度のキープできる。時々蓋をあけるとプチプチと発酵の音が香りと共に確認できる。出来上がりが待ちきれない。

 二日待った。ちょっと味見をしてみたら、最初は甘かったものがドライなものに変化していた。酵母がほとんどの糖分をアルコールに変えちゃったと判断して、絞る工程の移る。

 コーラのペットボトルに8文目。お茶のペットボトルに8文目、そして徳利に8文目のどぶろくとなった。徳利とペットボトルはその日のうちに無くなってしまった。本当はもうちょっと熟成を待った方が良いらしいのですがねぇ、、。

 翌日、ペットボトルの方は上澄みが透明になってきた。それをそっとお猪口に注いでゴクリ。後味爽やかな一番絞りの味がしましたよ。感謝。
 

2010年3月21日日曜日

春の呑みあるき

 昨日は楽しみにしていた上諏訪街道春の呑みあるきに行ってきた。上諏訪駅横の国道20号線沿いにある5つの酒蔵がいっせいに利き酒をさせてくれるイベントだ。

 案内ビラに、「お車でのご来場はご遠慮下さい」とある。飲酒運転防止の観点から当然と言える。が、当家には下戸であることを常々悔やむ方が約一名いらっしゃるので、そのお方に運転をお願いできる。(ここは最大級の敬語だ。いつもありがとうございます)駐車場の心配もあるが車で行くことにした。

 結果的は、上諏訪駅隣の市営駐車場にいとも簡単に停めることができた。4時間ぐらい停めただろうか料金は570円と相当リーズナブル。

 さて、駅で2,000円のパスポートを購入。これで4時間呑み放題だ。ちょっと大きめのお猪口も付いてきた。運転担当者には、パスポートは当然不要。すみませんねぇ。

 もう既にかなりの人がそれぞれの酒蔵に群がっている。酒蔵ごとに3種類以上の銘柄を振舞っている。一杯ずつ試してみる。やはり大吟醸がおいしいように思うのは先入観の所為か、それとも舌が敏感に反応しているためか。2件も回るとポアっとしてきた。

 落ち着いたところで周りを見回すと、女性が多い。それも結構若い人が。グループだったり、カップルだったり。一時期ビールやワイン、焼酎など他のお酒に人気に圧されて後退一方だった日本酒。見た感じかなりの人気を取り戻していうるよう。飲む酒はもっぱら日本酒党としては、うれしい限りだ。

 後で写真をみたら、こんなカップルも。パスポートを首に掛けているのが女性でその隣の男性はペットボトルを抱えている。きっと彼女も彼氏に感謝しているのだろうな。

 さて、物事にはその道の作法があるというもの。ここで見つけた作法のひとつ。多くの人がつまみを持参していること。酒箱をイスにして車座で呑んでいるお父さん達。その仲間に入れていただいたら、持参のつまみを食べろ食べろと振舞ってくれた。一人のお父さん、今回で17回目の参加だとか。初めての人とも気楽に話ができるのは、やはりお酒の力なのです。

 移動しながらテーブルがないところで呑むわけで、右手にお猪口、左手につまみと両手が埋まってしまう。写真を撮ったり、荷物を持ったりが難しくなる。そこで多くの人が、やっていること。お猪口を首から提げるのである。お猪口の入っていた箱とパスポートの紐を組み合わせると丁度良いお猪口入れが出来上がる。これで右手が開放され、より機敏な行動がとれるのだ。

 さらに腰に駅弁スタイルの移動テーブルをつけている人もいる。聞いたら今回は試しに作って、皆さんに配ったとか。次回は販売を考えいるのだそうだ。これも新たな作法になるかも。

 どこへ行ってもオバサマ・パワーは健在です。道で自製のつまみを配っている男性がいる。手を出すとつまみを乗せてくれる。もちろん無料だ。ボランティアだそうだ。オバサマ方に囲まれて話をしながら楽しいそう。見ていると一人のオバサマ自ら手を出して勝手につまみ出した。ちょっとちょっと!それってマナー違反じゃないの?って思うのは私だけだろうか。

 この呑みあるき、次回は10月9日(土)と決まっている。またぜひ参加したいと思う。おつまみを持参して。
 

2010年3月17日水曜日

利き酒

 今度の土曜日は、上諏訪の酒蔵5社の春の呑みあるきがある。じっくり上諏訪の街道を探索しがてら、ついでにいろいろなお酒の呑み比べができるとか。楽しみにしています。

 実は、先月もお隣北杜市の白州町の七賢に利き酒に出かけたばかり。生まれて初めて酒蔵に入って、清酒ができる工程を説明していただきいた。説明担当の方の解説が印象に残りました。写真を撮ることもお咎め無しだし、質問にも応じてくれる。ほんとうにオープンな姿勢に好感が持てます。

 酒母室という酒の発酵をする麹をつくる場所で、説明員の方から「どぶろくを作ったことがある人?」という質問が。続いて「大抵のどぶろくはうまく行かないことが多い。すごく酸っぱくなっちゃうですよね」と。「それを防止する方法をお教えしましょう。」「家庭にあるヨーグルトを少し加えれば良いんですよ」

 なぜなら、酸っぱくなる原因は、発酵時の雑菌により乳酸ができてしまうから、それをあらかじめ良質の乳酸を加えることで雑菌を抑える事が可能なのだそうだ。乳酸を乳酸で制すということだ。これを聞いて我家でもぜひどぶろく製造をやってみたくなった。思わず「どれぐらいのヨーグルトを加えるのでしょうか?」と質問をしてしまった。

 さて、上諏訪街道の呑み歩きは、午後3時から夜の7時まで。七賢の利き酒はおつまみ持込み禁止だった。今度はおつまみも用意されている様子。下戸の人のために山田養蜂のはちみつジュースやらきのこ汁、ぬれせんべいもあるとの説明。みんなで楽しめると思いますよ。
 

2010年3月12日金曜日

手造り味噌

 延び延びになっていた味噌造りを本日無事終えました。我々ほか5家族の参加をいただきました。ありがとうございました。

 ことは実際やってみるといろいろ想定外のことが起きるのです。まずは大雪。薪で大豆を炊くのだから庭でやるつもりだったのに、想定外の雪だ。雪に覆われている庭には釜を置くところがない。急遽デッキに設置を検討。以前作った焚火台に乗せてみたら、サイズぴったり。庭に置くよりやり易くなって良くなった。

 一度に16kgもの大豆を炊くということは、考えてみれば初めての経験。水を含んで、炊き上がった大豆は実は何キロになるの? 

 なぜその数字が必要か言えば、あわせる糀と塩の量を的確に知りたいのだ。以前味噌造りした時は我が家一軒分だけだったので、全部一度に混ぜればよかった。が、今回は5軒分。一度に全部混ぜるような器はありません。分散して作業するしかない。手元にある情報を駆使して、約2.5倍になると想定した。それを元に、混ぜる糀・塩の量をあわせることに。結果としてその数字があまり外れずに何とかなった。

 重複するけど、最も大きな想定外はやはりその量の多さ。大豆にしろ、糀にしろ、一度に大量の原料を一度に処理することは大変なことだった。

 その解決は人手だ。火を見る人。大豆をグラインダーに入れる人、それを受ける人、糀を用意する人、混ぜる人、全体を見て手の空いている人に新たな作業を指示する人などなど、皆さんの協力があって無事全ての仕込を完了することができました。ありがとうございました。
 

2010年3月2日火曜日

電気料金

 2月1日にオンドルエコノが稼動して1ヵ月が経った。3月初日に電気検針があって、2月に使った電気料金が判明。結論から言うと3万円弱となった。深夜料金だけで最大4万円と言われていたことから考えると、まあまあの結果だ。炊事も暖房も風呂も全部電気なので、一年で一番寒い時期をこれで過ごせたことは、まずは合格ラインかもしれない。

 検針のお知らせを詳しく見ると、いろいろなことがわかる。まず契約内容。中部電力のEライフプラン(3時間帯別電灯)というものだ。深夜:朝夕:日中の3つの時間ごとに単価が変わるのだ。料金比率は、おおよそ0.45:1.0:1.5となる。つまり、日中は高価だが深夜は安い。オンドルエコノのこの深夜だけに稼動するので、大容量の電気でも比較的安くあがる寸法だ。

 当方の使用量を見ると圧倒的に、午後11:00~午前7:00の深夜が多い。これだけで実に27,997円。エコキュートで300リットルの温水を60℃に沸かしているので、暖房だけの料金ではない。おまけにタイマーで洗濯もこの時間でやることもある。この時間帯の使用量が多いのはしかたがない。

 話を元に戻して、それぞれの時間帯単価をかけると合計が、基本料金を含めて、34,000円を超える。電力会社の料金体系は実に複雑だ。これから、マイコン型蓄熱機器割引とオール電化割引が効いて、先ほどの合計となるのだ。

 稼動開始から2週間もすると、家全体が温まってきたのか、そんなに通電しなくてもそこそこの室温となる。特に寝室は、断熱がうまくいっているのか、他の部屋よりに温度設定が低くてもポカポカしている。

 実は、最近寝室が暑くて薄手の掛布団にした。それでも暑くて寝ているうちにそれを剥いでいることが多い。そうすると寒くて、布団を着ると暑くて、、とまことに調子が悪い。温度調整をもう少し厳密にやらないと快適じゃあないのだ。この時期に暑くて、、は、贅沢な悩みなのだが。そんな状態なので、次月の電気料金はもっと下がることを期待。