2008年6月25日水曜日

ツリーハウス

 中央線日野春駅近くにオオムラサキセンターがある。オオムラサキという蝶々は、国蝶、つまり日本国の蝶々であるという。知らなかった。国鳥は鶴だと思ったら、雉(きじ)だそうだ。「ツルの恩返し」より「桃太郎」ということか。国花は桜と思ったら天皇家紋章の菊もそうであるそうだ。ふたつも指定するのはちょっとズルイ感じ。自分の認識は、この程度で、国蝶といわれてそういう取り決めがあるのかと思った次第。

 センターはそのオオムラサキを保護し地域活性化を図っている中心となる施設である。時期になればその蝶々を実際に見ることができるとのこと。今年はチャンと観察したい。

 実際に現地に行ってみると立派なツリーハウスが設置してあることも発見。看板の説明によるとTVチャンピョンのツリーハウス選手権で優勝したものであるという。近くに行ってみると見事なできばえである。ぜひ登って居心地を確かめてみたいところだ。だが、残念ながら今は下のデッキまでしか公開しておらず、上には登れないとの注意書きがある。んん~安全上の問題があるのかもしれない。残念としか言いようがない。

2008年6月16日月曜日

ハーブ - マロウ

 自給自足を目指すとすると、まずは食べるものをなるべく自分の畑で調達することになる。

 今は近くで10坪ほどの市民菜園をお借りして野菜を育てることを試行している。成果としてはそこそこのものはできるけど、スーパーで売っているような整った野菜に育てることはほとんど不可能っていう感じ。サイズが小さかったり、熟れすぎてしまって固かったり、曲がっていたり、虫が食っていたりで外見で合格点をとることは本当に難しい。

 でも味はチャンとしていて、お皿に盛り付ければそれなりのものだと思える。それにもまして、無農薬だし、自分で育てているわけだから保障つきの安全な食物だと確信できることがありがたい。

 いろいろな料理を楽しみたいので、その幅を広げるためハーブも育てている。香辛料として、お茶として、入浴剤や石鹸の香付けとしてなど生活全般に利用できる。庭にラベンダー、ローズマリー、セージ、レモングラスなどなど多種多様なものを植えた。

 今、盛んなのはマロウで、毎日その花を20から40個を摘んでいる。この花を干しておいて、ハーブティーにするときれいな青色になる。そこにレモン汁を数滴垂らすと一瞬にしてピンクに変化する。香りも良いけどこの変化の様子がほんと楽しいので、来る人を驚かせようと、毎日せっせと花を摘んでいます。

2008年6月13日金曜日

長坂郷土資料館

 先日の土地探しの折、八ヶ岳何六周辺の観光スポットを数ヶ所チェック。そのひとつで長坂郷土資料館に立寄った。

 近代的というか現代的な立派な建物で正直チョット近寄りがたい感じ。個人的な趣味から言うと、かつての町役場か小学校の木造家屋を移築してくれた方が価値があるように思うのだかどうでしょうね。多分鉄筋の建築物の方が安く保守も楽なのかもしれませんので、門外漢が文句を言う筋合いではありません。

 かつての農家をそのまま建物内部に再構築して、当時の生活様式を展示している。家具、台所、農機具など当時の生活が想像できる。母親の実家が農家だったので、小さい頃遊びに行った時にこんな感じだったことを思い出した。

 ビデオの展示もあり、そのひとつ30分ぐらいのものを最初から最後までしっかり鑑賞。NHKが製作した昭和30年頃のドキュメンタリーで、4つの村を合併して長坂町となった経緯を説明している。灌漑工事を人手で行い農地が広がり、駅周辺に商業が発展しと中央線の長坂駅の周りの発展の様子を希望ある未来として伝えている。その裏でつらい労働があったのでしょうね。頭が下がる思いです。

 長坂地域の経緯を勉強する良い施設だと思います。

2008年6月9日月曜日

うなぎや - 井筒屋

 先日、宿泊したB&Bフロムナウのオーナーさんに推薦していただいた食事どころ「井筒屋」さんで夕食をとった。うなぎ専門店ということで、この山奥でうなぎか?と思ったのは当方の勉強不足。

 かつては諏訪湖は有名なうなぎの産地だったとか。最近の研究でうなぎの産卵はグアム島近くの深海だそうだ。成長して日本の川に上ってくるのだが、天竜川をはるばる上り諏訪湖に至ったのでしょうか。今はダムが建設されそれができなくなったしまったよう。本当に残念というしかない。

 井筒屋さんは、昭和2年に建てられた日本家屋をそのまま利用いて、懐かしい雰囲気になっている。最初は和菓子屋さんだったそうですが、平成になってうなぎさんとして店を構えるに至ったとの説明書きがおいてあった。天然うなぎにこだわっているのだが、昨今それも叶わず、やむなく天然に近いものを選んで、いろいろな養殖場から仕入れているとのこと。当日は宮城からの仕入れとのメモ書きが壁に貼られていた。

 特上うなぎをお願いしたら、うな丼と白焼きが一度の楽しむことができた。口に入れるととろけるようなやわらかさに満足でした。

2008年6月8日日曜日

森の子

 穂高にあるシャロウム・ヒュッテでの取り組みについていろいろ学ばせていただいた。その中のひとつに保育所がある。

 建物の隣に『森の子』という保育所を併設してしている。すべて野外活動で、そもそも教室に壁がない。子供の持ち物を入れる棚はチャンと用意されているけど、それもオープンな建物になっている。泥んこ遊びや木登りなど森での遊びが満載。たき火にもあたれる。女の子は、昔懐かしい泥団子でママゴトとしていた。お昼前には、牧草地をテクテクお散歩にも出かけていきました。雨の日は?と聞いたら、子供は雨が大好きですよって。それなりの遊びがあるのだそうだです。

 自然の中で、身を以って自然を体験し、自ら遊びを作り出して楽しんでいるように思える。それ見ている自分も癒される思いでした。

2008年6月7日土曜日

自然農

 チョット前になるけど、4月に穂高に行った時に宿泊したシャロウム・ヒュッテで自然農について説明をしていただいた。宿泊客に朝食前にエコ・ツアーと称して、ここでの生活の一部を紹介している。自然農もその一部で、オーナー自ら実際の畑に赴き概要の説明後、実際に畑の一部に種をつけて見せてくれた。

 畑は雑然としてどれが作物でどれが雑草なのかよくわからん状態。よく見ると人参があったりネギらしい葉物がある。基本的に耕すことはせず、必要な部分の草を必要に応じて刈るだけ。一般の農業が100の生産能力だとすると、自然農は60ぐらい取れれば充分との考えだ。その代わりかける労力も圧倒的に少なくてすむし、元々の自然に近いものなので土地にもやさしい。これこそ持続可能な生活様式と言える。

 実際の種付けは、鎌ひとつあればできる。種を播く部分の草を刈る。耕す必要はない。刈った草は、近くに積んでおく。積まれた下の草は太陽の光を遮断することで成長が止まり、いずれは枯れることになる。種をバラバラと蒔き、湿度を保つために少しの草をかぶせておく。これだけだ。後は太陽の恵みで成長することを待つ。

2008年6月5日木曜日

フロム・ナウ

 先日の八ヶ岳行きの折、宿泊したペンションの名前がフロム・ナウ。オーナーの方と話がはずんで、宿泊翌日の午前中いっぱいを楽しいオジャベリをさせていただいた。田舎暮らしの先輩としていろいろなアドバイスをいただき感謝します。

 その中、なかなかこれだと言う土地がないとの話題になった。大先輩曰く、全てを満足することはできない。まずは40点でスタート。そして死ぬまでに90点にすれば、良いじゃない。」 んん~、よく考えてみたいと思いました。その他いろんな話題に楽しい時間でした。

2008年6月4日水曜日

三分一湧水

 この月曜火曜とサボっていた土地探しに出かけた。所有者の方から直接電話をいただき早々に現地を見ることに。いろいろな土地をみることで目を肥やすことになる。ご提案いただき感謝するばかりです。

 時間があったのでいつもは行かない八ヶ岳南麓の観光スポットをチェック。まずは(さんぶいちゆうすい)に。戦国時代に下流の3つの村に水が流れるよう3等分したという湧水。現在は広く下流側にずっと公園になっており、隣には駐車場やお土産物屋さんや富士山、南アルプスを臨む展望台も併設されている。

 公園入り口に「バーベギュー禁止」の立て札が立っていた。日頃思うのだけど、こういう公園こそバーベギューをやりたい。みんなで肉や野菜を焼きながらピクニックを楽しむことを許したって良いように思うのだけどどうでしょうね。禁止するのは管理者として簡単だけど、利用方法が制限されるわけで、許せば公園の利用方法が多様化してもっと楽しくなるはず。

 農業や生活用水が以下に切実な問題であったかがうかがえることと、当時の人たちの共生の精神に敬意を表したい気分になった。昭和になって鉄砲水で埋まってしまって、それを掘り起こしたことを記した碑もあり、自然の厳しさも感じた。ひとたび自然が暴れれば、根こそぎ人間の営みを破壊する危険もあることもおぼえておく必要があるように思う。