2009年3月30日月曜日

国民健康保険

 年金や医療保険などの手続きは会社にお任せだったけど、退職後は自分で全部やることになる。ニュースによると制度上いろいろ問題があり運営側はいろいろ厳しい批判を浴びているけど、自分個人を取り巻く環境においては、日本の制度は順調で有難いことの方が多い。

 医療保険は任意継続制度を利用して、退職後も会社従業員向けの健康保険に加入していたが、この3月末を区切りにして国民健康保険に切り替えることにした。退社2年まで任意継続できるので、今年の9月いっぱいまで資格があるけど、保険料が半分以下になる国民健康保険の方がお得であることに気がついた。

 保険料は年収により変動するので、こちトラほとんど年収が限りなくゼロに近い身には、新たに加入する国民健康保険は、最低ラインの金額となる。反面、任意継続の方は退社時の年収が2年間そのまま計算のベースになるため、現時点でも高額がキープされてしまうことのようだ。

 早々に健康保険組合に連絡すると、曰く「4月10日の時点で保険料が振り込まれていなければ、自動的に資格喪失となります。失格喪失証明書を速達するので、それを持って区役所で手続きをしてください」とのことだった。

 原村に居ることが多いので、簡単には区役所に行けないし、無保険の期間に病気したらどうなるの?、と思いながら区役所に電話。すると担当の方からうれしい情報が2点。「手続きは、本人じゃなくても扶養家族の人でOK」「手続きはいつでも良い。喪失の日にさかのぼって加入ができる」とのことだった。資格喪失後に病気になっても、一旦は10割払って、後から7割は戻ってくることになるそうだ。保険の後掛けができるとは有難い。

日本では「国民皆保険」とされ、全国民が何らかの形で医療保険に加入するように定められているため、それが可能なのでしょう。この部分は安心しました。

 この手の手続きはとかく役所の窓口でたらい回しされたり横柄な態度だったりで、不快な思いをすることも多かったけど、今回はインターネットと電話で必要な情報を得ることができるし、話をした担当の方々も気持ちの良い対応でした。感謝です。

2009年3月26日木曜日

木工教室

 建物の設計段階に入り、設計事務所にこちらの希望を伝えてその結果待ちとなっている。建築は自分の能力でできるところはなるべく自分でやりたいと希望の中に入れてある。それに対して、各方面の人から示唆をいただく。「自分でやると独りよがりなものができちゃうよ」とか「安くなるつもりが期待ほど安くはならないですよ」など。

 そうだけど、残りの人生はお金だけに頼らない、なるべく自給自足の生活をベースにしたいとの思いから、田舎に移住するのです。できることは自分でやるというのを、優先的に考えたいのです。効率とかコストの優先順位は少し下げるのです。コストの方は自ずと制限がかかるですけど。

 自分のできる範囲を広げるために木工のお勉強を今年から始めた。作品として4つ目がテーブルだ。自らのデザインで足のカーブを決めた。師匠の指示やお手伝いをいただき、正味4日ほどかかってでしょうか。自分でも満足のいくできばえですね。

 使った電動工具は、自動かんな、スライド丸ノコ、丸ノコ、ジョイント・カッター、ジグソー、トリマーといろいろ。今は教室の装備されているものを利用できるけど、いずれは必要なので順番に揃えて行く予定だ。

 このたび、この木工教室かわせみ工房のホームページが開設されました。ご参照下さい。

2009年3月21日土曜日

訪問者

 未明のザアザア降りがウソのように晴れた昨日、土地にはじめての訪問者が来た。八ヶ岳南麓の別荘から車を飛ばして来てくれました。

 とってもうれしそうに敷地内を散策。横を流れる小川も気になるようで、少しの躊躇の後でチョンとその中へ。のどが乾いていたのか、ペロペロとのどを潤して、ご主人の命令に従い早々にあがることに。我々にもなついてくれてとても気持ちの良いゴールデン・リトリーバー君です。

 風はあるけど陽が出てポカポカ、春を感じる日でした。

2009年3月19日木曜日

諏訪湖

 自宅からチョット歩くと遠くに諏訪湖の湖面を見ることができる。だけど、引っ越してから一度も行ったことが無かったので、空いた時間を利用して行ってみました。車で30分ぐらいの距離です。国道20号線に乗り、茅野駅付近を通り諏訪駅を過ぎるとまもなく到着だ。
 既に湖面の氷は完全に溶けてしまって、ワカサギ釣りはとうの昔に終わってしまったようだ。湖畔に沿って歩くと、鴨が水面をプカプカ、気持ちよさそう。沖に何やらオブジェが見える。近くに行ってみると、八重垣姫の像と説明した石碑がある。誰だろうねとその場では思っただけでしたが、帰宅後にインターネットで調べると、諏訪湖を舞台にした歌舞伎や浄瑠璃の定番の出し物らしい。日本人であるなら知っておかねばねとチョット反省。

 更に先に歩くと、「爆音機使用」のお願いという立て札が立っていた。カワウが多く飛来して貴重なワカサギを1羽あたり一日に0.5kgも食べちゃうらしい。困った漁師さんたちが大きな音を出して追っ払うのでしょうね。鳥も人間もお互い生きるための争いで大変だなあ、、って感心。他にも野鳥にエサをやらないでねとか、鳥インフルエンザに注意!などの看板もあって、結構、鳥社会も緊迫しているんだなあと感じちゃいました。


 湖畔をジョギングする人、散歩する人、サイクリングする人。のんびり春を感じる一日となりました。

2009年3月12日木曜日

建築プラン2

 別の設計事務所から示されたレイアウトがこれ。

 先方が独自に土地を下見に行ってくれて、当方との話合い前に考えた案だ。東北の隅にバックヤード・ガーデンを作り、主だった建物をL字型に配置している。なるべく広く空間を残し、将来の拡張の余地をとろうという意図である。

 裏側にあたる東北方向は小川を挟んで、林が続く。この空間は特に夏に貴重になるので、ここにちょっとした庭を造って小川の流れを聞きながら夕涼みを楽しみたい。

 駐車場は、南側のこの位置が良いという提案だ。道路の向こう側の林が高く、このあたり日当たりはあまり良くない。なので、ここを有効利用したい。

 当方の建物の希望を一時間以上あれこれ言ったので、これがどうなるか全くわからない状態だ。彼らなりに構想を練ってくれて、3月末から4月頭にプレゼンテーションを提供してくれるとのこと。楽しみに待つことになります。

建築プラン

 自分達が想定した建物の配置をまず設計さんに提示してみた。その概要に色をつけた図がこれ。

 原村は、東が八ヶ岳で西が諏訪湖に向かってゆっくりなだらかな坂になっている。今回の土地も同じように東から西にゆっくり傾斜している。南は林で、北も林。西に南アルプスが見える。北アルプスも木立の影からみることができる。北には小川が流れている。これは、西に広大に広がる田園に水を供給するものだ。

 プランは自分の思い込みを図にしたもので、これが自分の理想かどうかも、まだあやふやな状態。設計士の方がどう思うかも全くわからないものなので、今後大きく変化するでしょうね。

2009年3月10日火曜日

土地の契約

 土地の契約を完了した。土地探しを始めたのが2007年10月なので、実に1年と6ヶ月。何ヶ所見たのか数え切れない。

 最初は横浜から日帰りや一泊で、探し始めた。昨年の1月にここか?と思うところがあったけど、先客がいてパアになり。よさそうな所は予算が足らないし、景色の良いところは希望よりうんと狭かったり。予算が合えば、日当たりや景色が気に入らない。100点満点の場所はあるはずがないとわかってはいるけど、納得できない、決断できないできました。

 11月に原村に引越しをして、仮住まいのアパートを中心にして、見て回りました。そんな自分たちにここが良いかもと思われる場所が突然来たのです。

 広さは希望より上、景観はまあまあ、森を背負って、農地エリアにすぐ近く、予算内と納得の行く条件が揃いました。手付金を払い契約を交わしました。実際の引渡しは今月末の予定だ。

 早々に前から声をかけてある設計士の方と打ち合わせ。これまで温めてきた自分達の希望を吐き出してきました。彼らはこれをベースに提案をしてくれるとのこと。これからしばらくは、今後の自分達の将来を決める基盤の設計をする段階に入ります。