2013年11月1日金曜日

反省の一日

ふと気がついた。ヒョッとしたらヤバイことになっているかも、、、、と、シートをめくってみた。果たして、危惧は現実だった。

それは、2年前だ。木工小屋の外壁用ということで、工務店からいただいた外壁板だ。あるお客様の外壁を張り替えた折り、まだ使えると外した板をとっておいた。けど、もう使わないと、ちょうど我が木工小屋一軒分の材料として提供していただいた。その後ズルズルと工期は伸び、、、そして伸びた。途中シートが破れたので一度取り替えた記憶はある。が、その後は何もしなかった。


自然の恵みもあるが、脅威もある。雨の進入で濡れた環境になれば、虫や微生物たちが活躍するわけで、半分はボロボロになっていた。手で触ればポロポロと、、。残念。口惜しい。後悔、つらい。悔やむ。あ~あ、悲劇。

気落ちすること30分。気を取り直して、ダメなものはダメ。焚き火で燃しちゃえ。(条令で禁止行為だけど、目こぼしを期待して) 繊維の残ったものは切って割って、薪に。まだ建材として使えるものは積み直し。作業を一日かけてやった。

自分への戒めとして、日記として、この事は記録としてブログに書いておこうと昼から決めていた。やるべきことはさっさとやらなきゃならない。先延ばしは良いことが少ない、、と。

家を建てるときに、セルフビルドは安価だし、自分の楽しみだし、理想を追えるし、とバラ色尽くめだと思った。でも、3年経ってみれば、影の部分もハッキリ見えてきた。それは、自分はスーパーマンではない。思った以上に能力がない。理想は高くても行く道は険しい。考えてばかりで体を動かなければ何も起こらない。好きなことはやるけど、興味のないことは先延ばし。飽きがくる。などなど、できない原因続出だ。

ことわざ「餅は餅屋」が身にしみる。なんて、反省の一日でした。


ところで、積んである板をどけたら、そこに住民がいた。春までここで冬眠をするつもりだったのか。見つけたとき、じっとしていた。持ってもほとんど動かない。このあたり朝は一桁の温度になる昨今。体温が低くて動けないのか。写真を撮ってそっと放しておいた。しばらくしたら、そこからは消えていた。無事に冬が越せることを祈ります。