2009年8月27日木曜日

不在者投票

 選挙に行ってきました。近年投票率を上げる努力があって、投票時間の延長やら投票方法の多様化が進んでいるようです。一番身近なのは期日前投票で、選挙当日は都合が悪いので事前に投票しますというやつだ。当日に行けない理由は何でも良くて、それこそレジャーでも良いわけ。これなら気楽に自分の都合に合わせて選挙できる。

 でも、当方の場合は選挙期間を通して、自分の投票所に行けない。正確には行くためには往復5時間程度かかるし、運賃もバカにならない。この場合はどうするの、とインターネットで調べると、チャンとあるのですね、そんな人のための制度が。

 選挙人名簿に登録されていない市区町村選挙管理委員会での投票と言うやつです。手順は以下のようになる。(詳細はインターネットで見てね)
  1. 投票用紙の発行申請書(および宣誓書)を自分の選挙管理委員会に郵送
  2. 投票用紙や候補者の名前一覧が郵送で届く
  3. それを持って、近くの投票所に行く
  4. そこで係官の指示に従って投票する
  5. 係官が、その投票用紙を地元選挙管理委員会に郵送
 注意事項は、(1)封印されている封筒があるので、それを勝手にはあけてはダメ。それと(2)地元選挙管理委員会に郵送するので、それに要する日数を見込んで、早く投票を済ませることだ。

 選挙管理委員会から送られてきた書類を持って、原村役場3階にある投票所に出かけました。いつもは村議員さんたちの控室らしい。お願いしますと入室するとおじさんやお兄さん達がニコニコ顔で出迎えてくれました。いつも投票所で感じるあの居心地の悪さがないのがうれしい。

 おじさん「あれ、市長選、市議選があるから全部で5個も選挙があるねぇ」って、ビックリ。こちらもその言葉にチョットびっくり。

 係のおじさんの指示に従います。マンツーマンの対応だ。まずは、封筒を受け取り、それに自分の名前を書きます。間違えないように、自分の名前だよ! 次に投票用紙を受け取り、候補者名を書く。別に用意された無記名の封筒に自分で入れ、封をして渡します。おじさんは受け取った封筒をさらに先ほどの記名封筒に入れ封をする。これを5回繰り返す。厳重です。不正の無いようにね。

 先に送られてきた説明書に「外封筒(署名した封筒)を開封して、内封筒をとりだして、他の不在者投票と混ぜ合わせたうえで内封筒を開封して、投票箱に入れます。」と書いてある。誰が誰に投票したか秘密は守られるのです。

 ということで、無事国民の権利を行使してきました。
 

2009年8月23日日曜日

原村よいしょまつり

 土曜日は、第17回原村よいしょまつりと郵便受けにビラが入っていた。会場はすぐ近くの原村小学校だ。朝から盛大に花火があがり、拡声器で何かしゃっべているのが聞こえる。

 昼過ぎからステージで色々な催し物があるとのプログラム。ビールや流しそうめんも振舞われるという。それに豚の丸焼きが今年の目玉だ。昼過ぎに行ってみると、やっていました。
 100キロはきっと超えていただろう豚君が、串刺しにされてグルグル。目がまわるだろうなあ。間近の火にあぶられジリジリ。暑いだろうな。っていうことより、アメ色になったその皮膚がうまそうって言うのが正直な感想だ。ナイフで削ぎ切りにされた身は実に濃厚な味、皮はパリパリの香ばしさでした。ご馳走さま。

 まだ、残暑はあるものの、入道雲はいなくなり、すっかり秋の空となりました。朝晩は薄手の掛け布団では寒いかも。トンボが飛び交っう季節となりました。
 

2009年8月19日水曜日

草刈り

 今年になって、まるまる2回土地全体の草刈りをやった。8月現在、既にひざぐらいの丈に草が伸びてきている。間もなくもう一回やらなくてはいけないだろう。
 このお盆休みに土地の東側(つまり八ヶ岳側)の土地オーナーさんがいらっしゃった。ご自分の土地に生えている草にビックリ。ある程度は覚悟してきたのだが、予想を大幅に上回ったと仰っていらした。背より高い草が生えているのだから無理はない。半日を費やして草刈りをされていました。ご苦労様です。

 ヤギを飼うと良いとテレビの番組で紹介していた。ヤギは食べる草の種類をあまり選ばないらしい。つまり、何でも食べる。毎日少しずつ繋ぐ場所を変えてやれば、いずれ全体がきれいになる。エサやりと草刈りで一石二鳥の効率だ。うまくすれば乳も出るし、性格も優しい。いろいろな面から、田舎暮らしにぴったりのペットじゃないでしょうかね。と連れ合いに言ったら積極的な賛成を得られなかった。もうチョットじっくり説得に時間をかけなきゃ、、、。
 そんな折り、近くの八ヶ岳中央農業実践大学に行ったら、そこに可愛い奴がいるじゃありませんか。脇の草を採って差し出すとチャンと食べてくれるのです。近くで見ると、ヤギの瞳って長方形をしているのですね。そのおかげか、笑い顔になっている。遠くから見てもなんとなく微笑んでいるようで、こちらも優しい気持ちになります。

 

2009年8月17日月曜日

帰省

 お盆に帰省してきました。これまでは、横浜から愛知に東名高速を使うか新幹線を利用をするのが主だったけど、今年は初めてここ原村出発。グーグルで調べると実にJRにて5時間弱掛かるという。特急を利用すると3時間とチョットだけど、今は収入が限りなくゼロに近く、時間はいっぱいある状態なので特急利用禁止での移動とした。

 経路は、「すずらんの里」->「塩尻」->「中津川」->「金山」->「刈谷」さらに名鉄三河線を利用する。中央本線、中央西線、東海道本線、名鉄と乗り継ぐ。ここ数年在来線普通を利用したことがないので、その様変わりに新たな発見があった。箇条書きで書くと以下のようになる。
  • 岡谷通過後のトンネル手前、山に張り付くような雲にビックリ。あわててカメラで撮影。トンネルから出たら、抜けるような青空がドンヨリした曇り空に変わっていた。
  • お盆最中の利用にも関わらず電車の混雑は全くなかった。東海道を除いて、全ての区間で立っている人はほとんどいない。塩尻までは、車両に数人しか乗っていなかった。
  • 私と同様な長距離の利用客が多い。乗ったり降りたりする人より、終点までずっと乗っている人が多いのだ。地元の人の利用が少ないのかと想像する。4人席でずっと同じ顔を見続けた。
  • 塩尻・中津川間はワンマンカーだった。料金を払うため、運転手のいる一番前のドアからしか降りられない。それもボタンを押さなくてはドアは開かないらしい。録音の女性の声で、降り方やドアの開け方など同じアナウンスが駅の度に流れて五月蝿いよぉ。
  • 中央西線の塩尻・中津川間、谷は深く山は間近に迫っている。木曽川の渓谷は険しいのだ。
  • 帰路、大曽根駅の手前、中日のナゴヤドームに向かう親子連れがおそろいの中日ユニフォームを着て乗っていた。それも複数組。なんかとてもほほえましい。
二日でトータル10時間も電車に乗ったことになる。距離は、往復約500kmなので、平均速度は時速50km。家に帰ったらグッタリしてしまった。次回は特急を利用したい、ぜひ。ところで「すずらんの里」も無人駅だ。ここで降りても誰も切符を確認してくれない。これじゃ、キセルをやりたい放題じゃん。大丈夫?JR!! それともやはり、原村近辺は性善説なのでしょうか。
 

2009年8月14日金曜日

花火

 母屋の設計がほぼ完了したので、それに取り付けるドアや家具などを物色に松本までお出かけです。タイミングよくアンティックのお店「ビクトリアン・クラフト」からセールの案内ハガキが来ていた。

 何十枚もあるドアから、かなりの時間をかけて選んだ。これから塗りなおしなどのお手入れをするそうなので、どうなるかお楽しみ。仕上げの塗料のサンプルを見ながら、あれこれ出来上がりを想像。

 それとテーブルやイスなどを20%オフの魅力に負けて購入を決定。母屋完成まで保管をしてくれるとのこと。支払いもそれまで待ってくれる。ありがたいことです。

 その帰り、中央高速の諏訪PA手前から渋滞。ちょろちょろ走っているうちに、そう言えば、8:30から諏訪湖で毎日花火をやっているよねぇ。パーキング・エリアからも見れるかも。と、道草決定。場内はものすごい混雑だった。5分は駐車スペースが空くのを待ったか。お腹がすいたので、売店で峠の釜飯買って諏訪湖を見渡せる塀に座って晩御飯。

 さて待つこと1時間半。やっと始まりました。途中、本当に花火やるのかと不安もよぎったので、始まってホッ。でも、あまりに遠いその距離。諏訪湖は想像以上に大きかった。帰って地図で測ったら会場までゆうに4.5kmはあった。こぢんまりした花火鑑賞となってしまった。

 8月中は毎日800発打ち上げるとか。なんとも太っ腹な催しです。題して「サマーナイトファイヤーフェスティバル」そして、8月15日はあの有名な「諏訪湖祭 湖上花火大会」。4万発だそうですよ。やはり見に行くしかないか。でも帰省があるので今年は諦めです。他にも花火は色々有るので、どれかにまた行きますよ。
 

2009年8月6日木曜日

ハンモック

 建物の設計の話合いが未だ継続中で、計画が少し遅れつつある。

 イギリス旅行により新たなアイディアが出てきてそれを盛り込んだ。かねてよりどちらが良いか迷っている箇所を「やっぱりこっち」と元の案に戻したり。設計士さんは、プラン変更は当たり前のこと。問題ありませんと言ってくれているが内心はどうでしょうか。全て思いどうりにならなくても自分の納得の行くものにしたい。後でここはこうすれば良かったと思わぬように。

 一方、設計士さんは費用を抑えるため、母屋一階の内装や床張り、外装の塗装は自分でやってくださいと迫ってくる。

 建物の構造や下地は、プロにやってもらうのは当然として、内装張りや塗装は専門家にとって、ある意味おいしい作業。楽で楽しくて儲かるところ。そこは自らやった方が良いとの主張。その説得に応じることにした。

 さて、土地は未だ草刈りがされただけ状態のまま。お隣はあっという間に小屋が完成した。先週末にオーナーさんが訪問していた。母屋は土台のままで、上物は未着手になっている。

 昨日、久々に晴天になったのでデイキャンプとして昼ごはんを食べに出かけた。元々所有していたキャンプ用品が大活躍。購入したハンモックでお昼ねも。伐採した材木で、キャンプ用キッチンをコツコツ作製した一日でした。

2009年8月1日土曜日

英国物見遊山 - 低い扉

 帰国して一週間以上時差ボケなのでしょうか、猛烈な日中の眠気に襲われていた。東向き移動の時差ボケの方がひどいと聞くが、その通りと思う。以前仕事で米国に行くと時差ボケがひどくてつらい。でも帰国すると比較的早く回復する。ヨーロッパはその逆で、現地は良いけど帰国後がつらい。やっとそれも治まってきたので、そろそろ物見遊山話題も最後です。

 ヘリフォード辺り、ドアがものすごく低い古い建物がある。それもかなりの数。泊まったLowe Farmもそうだった。174cmの我が身が頭を下げないと通れない。

 「何で?」とB&Bオーナーに質問したら、「昔の人は小さかったのよ」と、意外な答えが返ってきた。確かに背が低いならドアは低くてても言いわけだけど、イギリス人の背が低かったということに新たな発見。勝手に欧米人はみんな背が高い。それもずっと昔から。と思っていたがそうではなかったのね。

 オーナーも「オランダに行ったらみんな背が高くてビックリしたわ」と言っていた。現代でも背の高さもヨーロッパの国により差が有るようだ。

 実はドアの高さだけではなく、英国ではこじんまりしているものが色々ある。例えばシャワー室。シャンプーしたら肘が壁に当たっちゃうほど。暖かいお湯が出るまで逃げ場がないぞっていう感じだ。B&Bだけじゃなく初日に停まったホテルもだった。今回の旅で5件の宿泊施設中3件が極狭シャワー室。他はバスタブつきの所為かシャワーとしてはそこそこ。英国では例え雨が降ってもなぜかサラッとして、2~3日平気でシャツを代えなくても良い。お風呂の必要性は低いのか。

 日本に帰ってきたら、梅雨が明けたのに連日の雨。降ったり止んだり。横浜にいるときはじっとり湿った空気にウンザリ。お風呂のありがたさを実感した。でもこちら原村はちょうどイギリスみたいな気候。降ったり止んだり、日が差したりの日々です。気温が低いのでイギリス同様気持ちよく昼寝できました。