2009年12月30日水曜日

注意一秒怪我・・

 田舎に住むと心配なのが医療体制。近くに病院があればまずは安心する。ここ原村には、診療所がふたつあるが、共に主な診療科目は内科だ。隣の市や町にそれぞれ諏訪中央病院と富士見高原病院の総合病院がある。既にそれぞれ訪問して、しっかりした体制だとこの目で確認した。

 今日その確認が功を奏した出来事が、、。大工仕事をしていたら、手が滑ってカッターナイフで親指の先をスパッとやってしまったのだ。危ないかも思った瞬間、右手が動く方が先だった。自分の意識では止められないのです。ボタボタと血が、、。

 実はこのような事態にかなり気弱なのです。傷口がどうなっているか自分で確かめることができない。痛みはそんなにはないけど、なんとなく傷が深い感じはする。タオルで包んで軽トラで緊急搬送。

 近くの診療所に行くと年末休暇。もうひとつも。遠いけど(その時はそう感じた)富士見高原病院に向かった。そこで、偶然居合わせた整形外科の先生が診てくれた。まずは麻酔を打って、止血の処置。「これ見て下さい」と言われて、自分の親指を見るとビックリ。指の半分ぐらいの肉がベロンチョと、めくれているじゃありませんか。現地でそれを見たらきっと貧血になって動けなくなっていたかも。切った角度が良かったので、神経も血管もあまり切れないとの診断にホッとした。

 処置中おやじギャグ連発の面白い先生だった。「やったカッターナイフは、いつカッター?」と。こちら「10年ぐらい前ですかね。」と真面目な応答をしてしまった。「以前、同じ指をナタで叩いて骨折した」と言えば「えっ、どこ? ナダデココ?」

 処置終了後に聞けば、先生たまたま別の患者が気になって立寄ったら、看護士さんに呼び止められて残業する羽目に。当直は内科の先生だけだったらしい。「これぐらいの処置は内科の先生でも簡単だけどね」と仰っていた。

 現場に戻ったのは5時過ぎ、デッキ作りはもう来年にしよう。先生も「しばらく大工仕事はしないように」と当方の心を見透かしたアドバイス。わかりました。片付けして帰ることに。正月は横浜と愛知を巡って、5日に帰ってきます。今日は十三夜。きれいな月夜です。
 

2009年12月28日月曜日

合併浄化槽設置

 二日前から合併浄化槽の設置が始まった。年末間際の工事。寒い中ご苦労様です。設置するものは7人槽という規模だ。トラックに積んである状態からその大きさが実感できる。バクテリアが、汚水を浄化してくれるための環境を提供するものだ。

 多くの自治体では、合併浄化槽設置には補助金が出される。原村でもその制度がある。7人槽で実に48万円という金額だ。浄化槽設置にはその何倍もの金額になるが、少しでも補助してくれることはありがたい。村としても、下水を全村に設置しその事業を運営するよりは、この方が良いのだろう。

 原村には、原村仕様と呼ばれる周辺自治体よりさらも厳しい水質基準がある。汚水は浄化槽により浄化され、飲んでも良いぐらいにきれいになる。その後トレンチと呼ばれるパイプに送られ、地面に吸収させる。パイプを受ける吸収土壌も特別な石を設置することが求められるのだそうだ。そのパイプは10メートル以上もあり、かなりの領域を土地に必要とする。

 当地には、たまたま家の裏に領域を取ることができたので、あまり目立たなく設置できた。当初は、家の真ん前にこのトレンチを取るとの業者の設計だった。そうすると点検用のパイプが突き出るし、車は上を走れない、大きな樹木は植えられないなどの制約ができてしまう。まずはめでたしめでたし。
 

2009年12月25日金曜日

デッキ工事継続

 コンサバトリーの窓枠を朝から塗装に出かけた。昨夜は晴天だったので、とても冷え込んだよう。木々が霜で白い。太陽に照らされて、少しずつ解けパラパラと霜が降ってくる。真っ青の空なのに雪が降ってきたの、と錯覚を招く。

 地面はカチカチに凍った。時間と共に日が当たるところは解けてきて、グジュグジュになってきた。靴底に土がべったりついて、とても気持ちが悪い。それに、どこへ行っても、きれいな床を台無しにしてしまう危惧もある。

 効果的な泥落としが欲しいと切実に思うのです。イギリスに行ったとき、アイアンとブラシでできたアンティック調の靴裏掃除がで売っていた。それを買っておけば良かったと今思う。その時は重量オーバーになるかもと自嘲してしまった。後悔先立たず。

 さて、デッキ工事を慎重に継続。土台の穴あけは15勝5敗ぐらいの確率で位置ズレが起こった。そのズレを修正しつつ、材木側の穴あけをした。

 やれば何とかなるものですねぇ物事は。まだ仮付けの段階だけど、ピッチリ行きました。土台下95mmの位置に材木を取り付ける目処が立ちました。コーチ役の大工さんからも「これなら上等!」とお墨付きをいただきました。良かった!良かった!
 

2009年12月24日木曜日

デッキ工事開始

 本日朝現場に行くと、ガラス屋さんが来ていて、コンサバトリーにガラスをはめる作業の真っ最中だった。実に4人がかり。大きな声でよいっしょっと持ち上げていた。後で聞いたら、一枚実に90kgもあるペアガラスなのだそうだ。なんかチョット豪華すぎる感じ。もっと田舎屋風の感じの方が良かったかもとの思いもよぎるが、まあこれはこれで良いじゃんかと、、。ご苦労様でした。
 ガラスがはまれば、いよいよデッキ工事がスタートなのです。まずは、基礎に根太の足がかりを取り付けるとこから始める。工務店が親切にもハンマードリルを貸してくれた。おまけに大工さんの指導付き。ほんと感謝です。
 ドリルを使って、約1メートルおきに直径約12mm深さ40mmの穴を開けます。大工さん、「最初はゆっくりドリルをまわさないと狙った中心がずれるからね。」とのアドバイス。その結果は実に見事にずれるわけです。「後から木材に開ける穴で調整が聞くから大丈夫」と心強いアドバイスというか慰めというか、、。
自分としては、木材に穴を開ける時だって狙ったとおりの位置に穴が開く保障はないよねぇと、戦う前から白旗気分。

 最初の計画では、年末に工務店担当部分を全部終えるはずだったけど、どうもそれは無理な様子。大工さんの数が増強されたけど、来年1月いっぱいはかかりそう。自分でやる予定部屋の腰板張り、やることがいっぱいでアップアップなので、腰板張りもやって下さいとお願いした。工務店さん、一月は仕事量に余裕があるとのことで快諾。少し肩の荷を降ろした。
 暗くなっても大工さんたちは頑張っている。ガラスがはまることにより、寒さよけのブルーシートもはずれ、すっきりしたコンサバトリーが現れた。今日明日でこのガラス桟の塗装をしなくてはいけません。
 

2009年12月21日月曜日

コンサバトリー内側

 コンサバトリー外側のデザインは、スッタモンダの挙句にやっと決めた。一ヶ月ぐらい前のことだった。

 出入りの間口をどのくらいにするか。引き戸にするか開放式のドアにするか。また、足下までガラスにするか、あるいは腰板にしその上をガラスにするか。はめころしか、開閉式の窓かなど、いろいろなことを検討した。フレンチ・ドアを採用することで大きな方針が決まり、他の部分もそれに応じて決定することになった。コスト的には厳しくなるが、この家の一番のウリになるところなので、他で節約するとした。

 工事が進み、今度は内側のデザインを決定する段階が来た。ここも同じように間口をどうする。ドアの形状、壁にする部分、窓にする部分、ステンドグラスをはめる位置などなど、決めることが多く、最後の最後まで揉めた。工務店担当者には本当にすまないと思うと共に、後でしまったという思いを少しでも少なくしたいとの気持ちの戦いだ。

 昨日の日曜日、大工さんたちが休みの間に、現場をウロウロ。そして発見したのがフリーハンドで描かれた設計図。壁に貼ってあった。清書する時間もなく現場に指示をしなくてはならない状況だったのだろうか。必要最小限の項目はこれで伝えられる。後は熟練された職人さんの技術で現実のものにできるのだろう。ご苦労様です。

 季節が進み、山の白さが広がった。里はちらほらの雪。日の当たらない箇所にうっすらと雪が積もる程度だ。だが、気温は零下。あらゆる物が凍りついた。外に出してあった水性塗料もカチカチになってしまった。コンサバトリーのガラスがはまったら、これを塗らなくてはならない。溶かして使えるのだろうか。食品だと、冷凍しても良いもの、品質が変わってしまうものがある。塗料の場合はどうなの?またまた、悩みの種が、、。
 

2009年12月18日金曜日

足場 撤去

 昨日、足場をはずす業者の人が3人朝から作業を開始した。テキパキとはずして、トラックにドンドン積み込んでいく。午後過ぎには作業完了。すっきりした感じになった。

 訪問者の人が、口々に「大きな家ですね」と言う。設計の時はこんなになるとは思っていなかったのだけど、確かにそう見える。

 土地が傾斜しているため見上げることになり、そのため、そびえ立って見える。それに屋根の見える面積が大きいためにそう見えるだけで、実はそんなには大きくないんですよ。と説明はしているのですがねぇ、、。実際、建坪はそんなには大きくない。・・・こじんまりした生活を目指していたはずなのに違った印象を与える建物になっちゃうと心配している。

 雪が積もる前に足場を撤去できて、工務店担当者はほっとしている。ただ、まだコンサバトリーにガラスがはまっていないため、その作業のために小さめの足場をまた組み上げるとの手順だそうだ。こちらのウッドデッキの自営工事はお預けだ。

 寒波が来て、日本中が寒いようだ。北国は大雪だが、こちら原村は雪がパラパラ降るには降ったが積雪ゼロ。でも寒さが厳しい。
 

2009年12月13日日曜日

着火剤

 今日は大工さんたちはお休みの日。現場はひっそりしている。寝室の天井を張るための下地作業が着々と進んでいる。良く見ると野縁と呼ばれる木が斜めにビス止めになっている。存外簡単な取り付け方法だなあと思うのと、そんなには強度がいらないのでこんなものなのだろうとも思う。


 誰もいない庭でのたき火。いつもとは違うたき火台を使ってみた。90年代にアウトドアが流行っていた。住んでいた家の近所に、アウトドアの専門店が何件もオープンした。が、数年であっという間に流行は去り、これらのショップもあっという間に廃業に。その時投売りをいろいろ購入した。このたき火台もそのひとつ。

 見栄えは気に入ってる。軽量なので持ち運び便利だし、収納するとコンパクトにまとまる。でも、たき火以外例えばバーベギューとか、ヤカンを乗せてお湯を沸かすなどの用途には使えない。はっきり言って使えない道具なのだ。事実ほとんど使ったことがなく、押入れの肥やしになっている。これからもそうなるだろうな。

 たき火に限らず、アウトドアでの火起こしは、結構技術のいる作業だ。ナタで薪を細くし、うまく積み上げて、新聞紙に火をつけて、との手順。なかなかうまく燃え上がらないことが多い。

 そこでひとつの妙案。着火剤である。この着火剤はリサイクルでもある。木工作業や大工仕事で出るオガクズと天ぷら油を混ぜるだけ。これを一握り薪の下に置く。これにライターの火を近づけるだけで、簡単に火が移る。小さい火だが、ジワジワ燃えてくれるので、間もなく上の薪も燃え出すという次第。灯油でも同じことができるが、灯油臭さが気になるので、食用油がお勧め。捨てるつもりの廃油で良いのだ。

 でも、木工をやらない人にはオガクズの入手が難しいかも。取りに来ていただければ、いくらでも差し上げますよ。
 

2009年12月12日土曜日

リバーサイド・ハイウエー in 諏訪

 諏訪に出かけることがたまたまある。日常品は近くのAコープで揃えることができるが、ホームセンターは隣町の富士見町か茅野、諏訪にまで出かけなくてはならない。諏訪に今年オープンしたJマートが品揃えが良いように思うのでたびたび出かけている。その他、携帯電話の用向きや大型家電の店など、やはり原村では得られないものがある。

 諏訪の帰りによく利用するのが、上川の土手の道だ。横浜では、川の土手は自転車専用道路だった。横浜にいるころは鶴見川のやつを良く利用してものだ。ところがこちらでは、自動車が堂々とそれもかなりのスピードで走行しているのでビックリ。我々で勝手に「リバーサイド・ハイウエー」と名づけることにした。

 当方の眼から見ると諏訪はソコソコの都市で、建てこんでいるし道路に信号も多い。交通量も多い。反して、上川に沿って走る「リバーサイド・ハイウエー」はほとんど信号もなくスイスイだ。

 ただ、特別なルールというか約束事があるので、初め少し戸惑ってしまった。まず、川の右側を走ること。対岸を見ると、反対方向にやなり自動車が走っている。なぜそうなった聞いてみたいものだ。
 
 道が橋に交差すると、河川敷に下る車線に乗り、橋の下をくぐるコースを取ること。これは鶴見川の自転車道路と同じだ。ただ、次に土手に登る時にこちら側に優先権があることが大いに不安を駆り立てる。土手にいる車は、直進にも関わらす一時停止して安全確認後に流入することなる。こちらはちゃんと停まってくれるか心配なので、チョロチョロ走る。そうすると後の車にあおられて、さらに不安が増すのです。




 近頃それも慣れてきて、川を見ながらスイスイ走ると気分良好なので、たびたびこの道を選択しています。
 

2009年12月11日金曜日

降雪

 今シーズン2回目の雪が降った。暖冬で周辺のスキー場のオープンが延期になる気配。この雪じゃ関係者はまだ安心はできないだろう。申し訳ないけど、我々にとってはこれまで好都合な陽気だった。雪が降る前、来週早々には足場をはずす算段だった。雪が降れば屋根に登れず、屋根の足場をはずせない。当然壁側の足場もはずせない。この雪に計画が変更になるかどうか。工務店担当者は頭が痛いだろうなあ。

 設計士さんは、足場のある内に軒の高いところに目印になるシンボル的なものを取り付けてはどうか。とか、アカゲラなどのキツツキ系の鳥が軒をコンコン突っつきに来ないよう猛禽類の像をつけたらどう?と提案してくれた。ここ2,3日でそんなことを決める決断力がない我々。チョット決断期間に余裕ができたのかどうか。

 内装は、大工さんたちが天井張りの作業真っ最中。完成したら多分ほとんど見ることができなくなるだろう吹き抜け天井裏をパチリ。上棟式の時に使った祓具と呼ぶのでしょうか?それが奉られていた。末永く見守っていただきますよう。
 

2009年12月7日月曜日

リサイクル 建築資材

 建築に資材の端材がいっぱい出てくる。通常は工務店の方が持って帰って処分をしてくれる。我が家では、基本的に捨てないでくださいとお願いしてある。利用できるものは何でも利用したいとの思いからだ。

 張り終わった外壁の端材をどうするか。とりあえず、大きいものは木箱にすることにした。野菜や薪などを入れて運搬したり保管したり、時には踏み台やイス代わりに使えるかも、と。

 更に小さい外壁端材。特に屋根の傾斜に合わせて切り取られた部分。三角形になっている。これを利用して畑や庭に刺す標識を作ってみた。過去の経験から、農作業で何を植えたかすぐに忘れてしまうのです。苗なら、その姿格好で大体の判断はできるけど、種を蒔いた時は「どこに何?」って、一週間もすると曖昧になってくるわけ。そういうことにならないよう、これが回答です。

 オンドルエコノ床下の根太は金属製なのだ。木材にすると、熱による劣化の心配と低い熱伝性のため床の温度が均一にならないためだ。その端材がちょうど良い感じで何本もある。お願いして払下げていただいた。そして、これはたき火台にすることにした。

 たまたま当地を訪問してくれた横浜出身の茅野市住人と力を合わせて作業を進めた。購入物は、オークションでゲットした「五右衛門風呂の底」と部材をとめるナットだけ。それ以外は建築資材の廃棄物だ。たき火をすれば、かなり温度が上がるもの。木材の台では心配。金属ならば安心していられるし、センスの良いものができたと思っている。と、またまた自画自賛。
 

2009年12月6日日曜日

助っ人参上 第3弾

 12月に入って最初の週末。土曜日は午後からあいにくの雨。それも冷たい雨だった。翌日は快晴となり、太陽の光がとても暖かな日となりました。


 以前勤めていた会社の友人夫婦が、真っ赤な新車で颯爽とお手伝いに来て下さった。薪わりに、外壁の破風や鼻かくしと呼ばれる部分の塗装をお願いした。足場の頂上は地面から随分あるので、登るのが無理と訴える人もちらほら。でもお二人とも初めての経験と言いながら、ヒョイヒョイと登って、あっという間に塗り終えてしまった。感謝です。10月中旬から始めた外装塗装もコンサバトリー部分を残してほぼ完了。

 今日は大工さんたちは休み。昨日まで天井に断熱材を張る作業の真っ最中。この斜めの面に大型の断熱材を張っていく作業は大変なことだろう。横目の彼らの作業を見ると、技術力も必要だが、それ以上に忍耐力を求められるような気がする。ひとつひとつ地道な工程を踏んでいかなくてはならない。ご苦労様です。

 今は4時過ぎに西の山に夕日が沈む。それから急速の暗くなり、気温が下がる。
 

2009年12月4日金曜日

完成はいつ

 各方面から訪問をしていただく。大変感謝しています。その際、ご質問は「いつ完成するの?」だ。その答え、実は良くわからないのが正直なところ。なぜなら、建築はダラダラと延々と続くからだ。でも、あえて言うと3つの段階があるように思っている。(1)工務店さんの担当部分の完成。(2)住める状態になって、引越しができる。そして(3)当初の構想に近い状態になり、生活の基盤ができる。

 (1)は今年一杯。(2)は、1月か2月。(3)はゴールデン・ウィークの頃と目論んでいる。

 現在、大工さんたちは、ほぼ外装を終えて内装に取り掛かっている真っ最中。コンサバトリーの造作を終えて、ガラスをはめるのを待つ状態になった。今日、2階の床張りや天井の内装断熱などの作業を行なっていた。我々自営工事班は、外壁の塗装を今週中に終える段階となった。今年は、これまで2回しか雪が降らず、日差しのある良い天気に恵まれている。作業はやり易かった。

 塗装が終われば、足場がはずされる。そうなれば、自営工事班はデッキ構築に取り組むことになる。雪が降らないよう、祈るばかりである。


 12月になったので、以前から持っていた電飾を庭の木にかけてみた。なかなかいい感じっと自画自賛です。
 

2009年11月29日日曜日

リサイクル 瓶5円

 昨日28日は第4土曜なので、原村の資源ゴミ回収の日だ。原村の役場にリサイクルできる資源を持ち込むと受け取ってくれる。地区別の回収が月一度、これとは別にある。でも、都合が悪かったり、うっかり忘れていたりで、もう3か月分たまっていたゴミを軽トラにのせて、やっと処分。ああ~さっぱりしました。

 その折、お酒の一升瓶は受け取ってもらえなかった。なぜなら、酒瓶やビール瓶は酒屋さんに持ち込めば、返金してくれるからなのだそうだ。その日の夜、Aコープのレジの人に尋ねてみると「レジに持ってきてください」と。2本の一升瓶を差し出したら、合計10円の返金だった。
 これって良いよねぇ。子供の頃は10円だった。それがいつしか制度が廃止になっていたと思っていた。少なくとも横浜に住んでいる時にそういう制度があるとまったく認識していなかった。それが今ここで再会。かなりうれしい感じになりました。

 リサイクルと言えば、さらに2点。一斗缶は有用な資源である。まずは、たき火台になります。これも子供の頃、良く見た風景。これに穴を開けて、薪を放り込み火をつける。寒い朝にこのたき火にあたって、良く大人の会話を聞いていた。あたっている顔、胸、腹は熱いのに背中はゾクゾク。時々回れ右をして後も暖めることが必要だった。
 そんな思い出を求めて、一斗缶たき火を再現してみた。調子よく燃えるし、ヤカンを乗せればついでにお湯も沸かせる。でもヤカンはススで真っ黒ですがねぇ。薪は建設中の端材がいっぱいあるので当面は困らない。リサイクルの恩恵です。

 建設を担当している大工さんの持ち物のひとつに、一斗缶ちりとりを発見。初めて見ました。竹の縁取りがなんともいい感じ。今度、ぜひ作ろうと思います。
 

2009年11月25日水曜日

鉄平石

 この地域は良く霧が発生する。今朝も、濃い霧が出ていた。標高が高いので雲と言った方が良いのかもしれない。建築現場に向かうと、途中から霧が晴れてきた。標高差が約150メートル。その差が霧の境界になのだろう。その境界が幻想的な風景を演出していたので、車を停めてパチリ。いろいろな景色を見せてくれるなあ。
 現場ではオンドルエコノ構築の作業が続く。今日は、ひたすら砂利を一輪車でエッチラ・オッチラ。2トントラック3台分。これでほぼ半分だそうだ。昨夜は雨だったので、事前に乾いた砂利を確保して今日に準備をしたとのこと。ご苦労様です。
 電熱線を6対4の位置に砂利でサンドイッチにするよう設置するのだ。砂利は諏訪の鉄平石。屋根材として昔から良く利用されてきた素材だそうだ。正に地産地消だ。
 

2009年11月24日火曜日

オンドルエコノ

 オンドルと言えば、韓国の暖房設備のこと。台所の煮炊きの煙を床下に通し、床を暖めることによって部屋全体を暖める方式だ。それを現代的にエコな方式にしたのが、オンドルエコノなのだそうだ。

 日本にある床下暖房との違いは、熱を温水チューブで伝えるのではなく、電熱線で砂利を暖める、深夜電力を使って安い電力で砂利に熱を蓄える方式であることだ。チューブは古くなると動脈硬化が発生してメンテナンスが必要だが、この方式は稼動部分が皆無。ほぼメンテナンス・フリーであることも売りのひとつだ。


 その工事が本日から始まった。現場に行ってみると、既に電熱線が配置されていた。電力線や制御線の配線を行い、完了すれば、砂利を敷き詰め、その上に床を張ることになる。

 砂利を約60℃に暖めることにより、快適な居住空間が得られる。発生する遠赤外線により体もポッカポッカと言う。トイレやお風呂の洗い場も含め家全体をこの方式で暖めるので、部屋を出たらブルブルっていうこともありません。

 心配は電気代。一体維持費はいくらになるのでしょう。ハラハラしながら質問してみた。ここでの容量は最大19キロワット。100ボルトなら190アンペアも流れる。100ボルトの電球が190個も点灯する計算だ。それを深夜電力最大8時間通電することになる。

 安い深夜電力と言えども月の最大は4万円になると言う。ええっ~と、ビックリの額。でもこれが最大値。蓄熱が完了すれば翌日からは8時間も通電しないので、その量によって減ってくることになりますよ、寒さにもよるけど通常は半分以下ですよ、との説明だった。

 確実なところはやってみないとわからないということのようだけど、とりあえず最大額は判明したわけだ。まだ心配は続く。それと寒がりフジンと暑がりオットの設定室温あらそいの勃発も懸念される。

 本日、屋根工事が完了。これで雨が降ろうが、雪が降ろうが心配ない。
 

助っ人参上 第2弾

 この三連休に各方面から何組もの友人の訪問をいただきました。それぞれには全く面識のない人たちが、自分を介して友達の友達として繋がっているのだ。ということを実感した。そんな人たちが出会って新たなネットワークができれば尚うれしいと思うわけです。

 そして、泊りがけで建築のお手伝いをしてくれたグループも。今回は外壁の2度目の塗装をお願いしました。一日目は曇っていた寒いなかの作業となり、チョットつらかった。5時には終わり、近くのもみの湯飛び込みました。暗くなったら、天も待ちわびたように冷たい雨がしとしとと。我々は温泉で充分暖まり、後は楽しい宴会。


 二日目、里は晴れだけど、山は雲の中。あたりをまず散策。近くのため池に行くと幻想的な風景が待っていた。


 今月から狩猟が解禁になったとか。シカやイノシシを追ってハンターが徘徊するそうだ。先日、別の場所で県の職員が回ってきて、「撃たれないよう充分注意してください」とアドバイスをしていた。注意するのは撃たれる側じゃあなくて撃つ側でしょ、とムッとしたけど大人の対応で我慢した。ため池の縁を歩いていると、散弾銃の薬きょうがちらほら落ちている。思わず歌でも歌って存在をアピールしよかと思うのでした。

 塗装をしていて、そろそろ足場に登るのにも慣れてきた。この足場がある内に一度屋根にも登ってみたいと思っていた。今日は天気も良いしいざ実行っと。地上から約5メートル。いつもは見えない農地の広がりが見えますね。やはりツリーハウス構築の希望が頭をもたげます。
 

2009年11月20日金曜日

冬がスタート

 今週からやけに寒くなった。火曜日には雪となった。まだ本格的なものではなく、翌日には全部きれいに解けたけど、それ以来朝晩寒くなった。

 別の話だが、先日いただいた渋柿を皮をむいて干しておいた。1週間も経っただろうか、わずかにしぼんできた。こうしておけば渋みが抜けるとは不思議なことだ。これも目指す保存食の方法。まもなくありがたくいただくとしよ。

 今朝も冷え込んで、9時過ぎに現場に行った。氷がうっすら張っているじゃありませんか。横浜じゃあ一冬を通して氷が張ることが珍しくなったように思っていた。時期的にはまだ秋のつもりなのになあ。こちらじゃ、そうはいかないようだ。

 外で作業するときはズボン下が必要だ。寒いのはつらい。だがそれに反して、景色は素晴らしい。山は一面白くなり、輪郭は明確にした。これからゴールデン・ウィークの頃まだきれいな稜線を見せてくれる。

 さて、母屋に本日煙突の取り付け作業をしていただいた。屋根をくりぬいて煙突を指した。銀色だったものに黒い塗装をつけて外側は完成。屋根もまもなく前面貼り付け作業が完成する。着実に工事が進んでいる。

 

2009年11月16日月曜日

外国人健診

 先週の土曜日に、外国人健診のボランティアに夫婦で参加した。年一度、病院の好意を受け国際交流クラブという団体主催で行なっている行事だ。

 こちらでは、製造業や農業に従事というかサポートというのが正しいのか、そうした外国人が多く滞在している。会社勤めの人は会社で健康診断はしているけど、言葉通じないとやはり不安が残る。この行事なら通訳の人がいるのでより安心なのだ。あえてこちらに来る人も多いそうだ。

 一番多い国はブラジルの人、その次に中国の人だ。不況でその数は激減しているそうで受診者が来るか心配。それに昨年までは県から行事に補助があったけど、今年は無し。全てが厳しくなっています。

 さて、ボランティアは、医療・通訳・一般の3種があって、当方は一般での参加。その人は、受診者ひとりにひとりずつ担当する。問診表の記入やら、健診の順番を付っきりでサポートする訳です。看護学校や高校生のボランティアが多く参加しているので、出番がないかもしれないと思ったほどだ。結果は充分な参加者。我々も担当する人の割り当てもありの充実した日を送ることになりました。

 場所は、諏訪中央病院。あの「がんばらないけど、あきらめない」の病院だ。廊下にチャンとそれがパネルになっている。いい言葉だと素直に思います。院長や鎌田先生も挨拶にきてくれましたよ。

 ところで、母屋の建設は外壁を張るところまで来ました。先日、自営で塗った板を大工さんが一枚一枚張っている。彼らが張り終えたら、もう一度自らの手で2回目の塗り作業だ。工務店さんの勧めで、当初はプロがやる予定だった軒下も自ら塗ることにした。これにより、なんと窓サッシ4~5枚分規模の節約になる。自分の能力や力量を省みず、欲の皮を突っ張らして頑張ることにした。んん~、がんばらないけど、あきらめないなのですが、、。まあ、ゆっくりやります。