2008年12月23日火曜日

海産物

 長野は、海との接点のない県だ。以前は海産物を食することは難しかったのでしょう。でも現代は効率のよい流通システムによって各地から何でも運んでくることが可能になった。いつも行く近くのスーパーに行くと都心と変わらない品揃えだ。海産物も特別高いとは思わない値付けになっている。冷凍物であれば違いは無いように思える。

 ここで、以前にも言ったが、得るものがあれば失うものが出てくる。この地でしか手に入れることができないもの。逆にこの地では手に入れられないもの。思い起こすのが本当に難しい。便利が本当に良い事なのか。これは単なる自分のノスタルジーなのか、と自問自答のこのごろです。

 でもやっぱりまぐろの刺身はうまいし、さんまも時期になれば食べたいし。その上で、この地でしか得られない特産物が欲しいと思う自分はわがままなのでしょう。

2008年12月17日水曜日

景観

 土地探しに行って、思うことがあります。生活があるとは言え、景観に対する取り組みにもう少し配慮があっても良いんじゃないかなぁ。

 南側が開けているある土地から見ると、近くは畑がならび遠くはきれいな山並みが見える。かなり点数の高い景色なのです。ですが、その景色を横切る無粋な電線たち。なんともぶち壊しじゃありませんか。

 ためしに画像処理ソフトで、コツコツと邪魔者を消してみると、なんともいえないきれいな景観ですよね。

 ライフラインを地中化するにはそれなりのコストがかかるのは理解するけど、動物がたまにしか通らない道路を作るより、景観保全に予算を回して欲しい。公共投資は必要でしょうけど、その使い方も問われると思う次第です。
 

2008年12月14日日曜日

週末木工教室

 やっと引越しの片付けも落ち着いてきたので、先日不動産屋さんに連絡をとり土地探し再開した。突然の依頼で先方の時間がないということで、2件だけを見て廻った。双方とも長所短所のある土地で結論には至らず。この金融不況で東京のオーナーが早急に手放さないといけないとのことで、坪単価は安めに感じたが、広さもあるので総額もそれなり。悩むところだ。

 その帰り、車でブラブラしていると目に付いた看板。「週末木工教室」とある。その日は週末じゃなかったけどとりあえずいってみることに。

 先生となるご主人は不在だったけど、奥様に丁寧な案内をいただいた。おまけにおいしい紅茶に手作りクッキーまで。夜にご主人から電話でご連絡があり、早々に日曜日に伺うことになった。

 家を建てる折には自分でできることは自分でやりたいし、家具もできるものは自分で作りたいと思っていた。ただ、独学じゃ時間もかかるし、第一それなりのものしかできないでしょ。やはり弟子入りするのが、ものを学ぶときの早道だと思うのです。

 そして、本日日曜日に師匠となるご主人にお会いして早々に教室に入学を決めてきました。楽しみが増えてうれしい日となりました。

 ところで、本日朝一面の銀世界でした。車で出かけるにはノーマルタイヤじゃ怖いよねと、しぶしぶチェーンを巻くはめに、、。あれだけ女房殿から早くタイヤ替えたほうが方が良いんじゃないい!と言われたのに。後悔先に立たずです。
 

2008年12月13日土曜日

宅配便

 便利は良いとは限らないと感じ始めてしばらくたつ。かつては便利さを追求することが人として当然と考えていたけど、それによって失うものがある。人は何かを得ると何かを失う。不便により得るものや失わずにすむものがあることに気がついたのです。その多くはお金には代えられないものだ。

 例えば携帯電話。学生時代、女子に電話することが結構勇気のいる行為だった。彼女がすぐに出れば良いけど、家の人が出たらどうしよう、特にお父さんが出たら困っちゃう、などと考えたもの。お父さんのきついお言葉を拝した友人も数々いた。当時は真剣だったけど今となっては淡い思い出だ。携帯電話では到底味わえない思いで、今の人はそんな思いを感じずにいるんじゃないのと余計な心配をしている。

 携帯電話のない世界に行きたいと思う時がありますよね。かつてはそんな世界ばかりだった。

 そうは言っても便利で良かった思うことも実はある。今の二居住生活をしていると、宅配便の受取りは困るもの。一方の住所に届くものは、ずっと不在になってしまって受け取れないことになる。宅配便ボックスがあれば不在でも置いていってくれるかもしれないけど、それにしても本人の手元に来るのは、その住居に戻った時になってしまう。

 ところが、今は登録していれば不在時の配達をメールで知らせてくれるのです。そして転送のお願いをすれば、たとえ横浜から長野へでも翌日には配達をしれくれるとのこと。ありがたいものです。特に田舎にいると、欲しいものを宅配便で調達する機会が多くなる。その場合にこのサービスはありがたさ2倍だ。

2008年12月11日木曜日

漬物

 原村を散歩していると、農家の縁側で大根などの野菜を干している。スーバーに行くと漬物コーナーがあって大きな黄色いバケツやら塩やらそのためのグッズがいっぱい並んでいる。タクアン用の大根、白菜やら、野沢が山積みだ。冬の間の保存食準備に時期なのでしょうか。

 こちらも漬物をして見たいと思うけど、保存する場所の問題やら実際に長期の漬物は経験がないのでチョット躊躇している。

 ささやかだけどなかなか味わえないものに挑戦。スーパーで見つけた山ごぼうを味噌漬けにすることにした。春に仕込んだ味噌がこの10月頃から味噌汁として食卓にのぼるようになった。当初は塩辛かったけど、最近は熟成が進んだのか、うんとまろやかになってきた。それに山ごぼうを洗い、漬けるだけのいたって簡単なものだ。

 だけど、2,3日漬けると、こりこりの歯ざわりと風味が抜群の漬物になるのですね。これ一本でお茶漬け一杯いけちゃうんです。自然の恵みに感謝。

2008年12月3日水曜日

原村の図書館

 原村に滞在中。引越しの荷物をぼちぼちと片付けていが、なかなか進まない。捨てたいと思う気持ちと、その反対の気持ちのせめぎ合いだ。まだ使える。いずれ使える。将来使える。二度と手に入らない。思い出がある。と、捨てられない理由はいっぱいある。自分の人生の見直しを楽しんでいる面もあり、結構面白い。でも、そろそろ飽きてきた。

 ちょっと気分治しに図書館に来てみた。実はこの文書も図書館で書いている。調べ物をするためにと、4台ほどのPCが設置してある。キーボードの音が結構大きいので静かな雰囲気を壊しそうで気が引ける。

 インターネット利用希望を申し出ると、「図書館利用カードをお持ちですか?」と、「いえ」と言う。「じゃ、すぐ作りましょう」「身分証明書を持ってないのですが」「大丈夫です」と寛大なご指摘。名前、生年月日、住所と電話(午前中に開通したのです)で早々にカードをいただきました。これで、書籍5冊を2週間、AVメディア1個を1週間借りられるのだそうです。なんとも性善説に則った運用に感謝です。

 見渡せば、バスケットのコートが2面もとれそうな広さ。本だけじゃなくDVD,CDもある。手塚治虫をはじめマンガも各種。うれしいのは新聞や週刊誌も最新のものが、いろいろ置いてある。しばらく読んでないので、じっくり読んでしまった。これらか頻繁に利用させてもらおうっと。