2008年8月4日月曜日

八島が原湿原

 先日の旅行の折に、八島が原湿原(八島湿原とか、七島八島湿原とか呼び方いろいろあるみたい)というところにたまたま立寄ってみた。平日であったとは言え夏シーズンの真盛りのため、駐車場は満杯でした。観光バスや自家用車で多くの人で。実は一週間前にも、別グループですぐ近くまで来ていたのにここまでは来ていなかったのだが、そのときのメンバーには、見るべき物を見損なっちゃって申し訳ない気分です。


 数年前の北海道の釧路湿原を訪問したことがある。規模は数倍も大きく雄大だったけど、個人的には感動の度合いはそこそこだった。と言うのは湿原は大きく広がっているのだけど、その向こうには人工物も一緒に見えちゃうのよ。電車の線路が走っていたり、市街地も同じように広がっていたりで、なんとなく映画や舞台の大道具の舞台裏も一緒に見えちゃう感覚で興ざめなんですね。

 でもここ八島が原湿原は、人工物がほとんど視界に入らず、見渡す限りの自然です。視覚は遠望の雄大な夏の雲、山の稜線、湿原の緑、そして間近に広がる様々な花々。嗅覚もなにやら甘い香りを感じているし、聴覚は絶え間ない鳥のさえずりを感じるしで、自然の恵みを満喫する瞬間でした。

 この湿原を一周するのに約1時間半かかるとか。また、ボランティアと思われるおじさんたちが本当の楽しいそうに湿原の紹介やら案内に取り組んでいる様子も好感度アップでした。このような空間が日本でも楽しめることが本当にありがたいと思いました。

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