田舎に住むと心配なのが医療体制。近くに病院があればまずは安心する。ここ原村には、診療所がふたつあるが、共に主な診療科目は内科だ。隣の市や町にそれぞれ諏訪中央病院と富士見高原病院の総合病院がある。既にそれぞれ訪問して、しっかりした体制だとこの目で確認した。
今日その確認が功を奏した出来事が、、。大工仕事をしていたら、手が滑ってカッターナイフで親指の先をスパッとやってしまったのだ。危ないかも思った瞬間、右手が動く方が先だった。自分の意識では止められないのです。ボタボタと血が、、。
実はこのような事態にかなり気弱なのです。傷口がどうなっているか自分で確かめることができない。痛みはそんなにはないけど、なんとなく傷が深い感じはする。タオルで包んで軽トラで緊急搬送。
近くの診療所に行くと年末休暇。もうひとつも。遠いけど(その時はそう感じた)富士見高原病院に向かった。そこで、偶然居合わせた整形外科の先生が診てくれた。まずは麻酔を打って、止血の処置。「これ見て下さい」と言われて、自分の親指を見るとビックリ。指の半分ぐらいの肉がベロンチョと、めくれているじゃありませんか。現地でそれを見たらきっと貧血になって動けなくなっていたかも。切った角度が良かったので、神経も血管もあまり切れないとの診断にホッとした。
処置中おやじギャグ連発の面白い先生だった。「やったカッターナイフは、いつカッター?」と。こちら「10年ぐらい前ですかね。」と真面目な応答をしてしまった。「以前、同じ指をナタで叩いて骨折した」と言えば「えっ、どこ? ナダデココ?」
処置終了後に聞けば、先生たまたま別の患者が気になって立寄ったら、看護士さんに呼び止められて残業する羽目に。当直は内科の先生だけだったらしい。「これぐらいの処置は内科の先生でも簡単だけどね」と仰っていた。
現場に戻ったのは5時過ぎ、デッキ作りはもう来年にしよう。先生も「しばらく大工仕事はしないように」と当方の心を見透かしたアドバイス。わかりました。片付けして帰ることに。正月は横浜と愛知を巡って、5日に帰ってきます。今日は十三夜。きれいな月夜です。
2 件のコメント:
あ~、やっちゃいましたね!
刃物の前に指を置いてはイケマセン!
小学校の図工の授業で注意されませんでしたか?
タイミングよく形成外科の先生の処置が受けられ良かったですね。
よいお年を。
そうなんです。わかっちゃいるけどねぇ。先生も「危ないけど、ここだけ、チョットだけとの思いがダメなんだよなぁ!」って。急がば回れです。
良いお年を!
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