2009年12月13日日曜日

着火剤

 今日は大工さんたちはお休みの日。現場はひっそりしている。寝室の天井を張るための下地作業が着々と進んでいる。良く見ると野縁と呼ばれる木が斜めにビス止めになっている。存外簡単な取り付け方法だなあと思うのと、そんなには強度がいらないのでこんなものなのだろうとも思う。


 誰もいない庭でのたき火。いつもとは違うたき火台を使ってみた。90年代にアウトドアが流行っていた。住んでいた家の近所に、アウトドアの専門店が何件もオープンした。が、数年であっという間に流行は去り、これらのショップもあっという間に廃業に。その時投売りをいろいろ購入した。このたき火台もそのひとつ。

 見栄えは気に入ってる。軽量なので持ち運び便利だし、収納するとコンパクトにまとまる。でも、たき火以外例えばバーベギューとか、ヤカンを乗せてお湯を沸かすなどの用途には使えない。はっきり言って使えない道具なのだ。事実ほとんど使ったことがなく、押入れの肥やしになっている。これからもそうなるだろうな。

 たき火に限らず、アウトドアでの火起こしは、結構技術のいる作業だ。ナタで薪を細くし、うまく積み上げて、新聞紙に火をつけて、との手順。なかなかうまく燃え上がらないことが多い。

 そこでひとつの妙案。着火剤である。この着火剤はリサイクルでもある。木工作業や大工仕事で出るオガクズと天ぷら油を混ぜるだけ。これを一握り薪の下に置く。これにライターの火を近づけるだけで、簡単に火が移る。小さい火だが、ジワジワ燃えてくれるので、間もなく上の薪も燃え出すという次第。灯油でも同じことができるが、灯油臭さが気になるので、食用油がお勧め。捨てるつもりの廃油で良いのだ。

 でも、木工をやらない人にはオガクズの入手が難しいかも。取りに来ていただければ、いくらでも差し上げますよ。
 

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