2010年10月28日木曜日

ガレットに挑戦

ある経緯があって、今度11月下旬に20枚以上ものガレットを焼くことになった。その準備として、クレープやガレットの焼き方をフランスの方から直々に習う機会を得た。

ガレットは、言ってみればソバ粉のクレープだ。クレープは小麦粉が原料で、どちらかと言えば甘いお菓子の感覚。ガレットは食事として位置づけで、フランス・ブルターニュ地方の家庭料理だとか。そこは土地がとても痩せていて、ソバぐらいしか育たなかったのだそうだ。

焼くにはそれなりの道具が必要だ。薄い方がおいしいので、そうするための工夫がある。縁がせり上がってない平らなフライパン、生地をひろげるためのトンボ、そしてひっくり返すためのヘラ。道具の名前を聞いたら先生も思い出せないそうなので、思いつく言葉を当てておく。

仕上がりに、チーズ、ハム、卵を乗せて、四隅を折りたたんで出来上がり。見れば簡単そうだが、やってみるととてもできません。生地を丸く引き伸ばすことができません。あっという間に固まってしまい、右半分は厚く、残りは穴だらけのボロ雑巾。クレープは伸びが良いので、比較的簡単だけど、そば粉はそうはいかない。厚ぼったいガレットの味は正直今一なのだ。

家に帰って、まずは道具作りからスタート。大工道具として購入していた30cm四方の鉄板をまずタワシでゴシゴシ。そして、IHヒーターに乗せて、オイルを垂らしてシーズニング。以前、ダッチオーブンでやった経験が生きた。IHヒーターなので火加減はやり易い。でも、4mm厚の鉄板でも中心と縁でかなりの温度差が出てしまうことがちょっと気になる。そして、加熱が過ぎると鉄板が反り返ってくる。これも問題だな。そして、ヘラも作成。竹を割り、ナイフで整形。長さ40cmのヘラとなった。

これでうまく行くかどうか。今日のところは、お好み焼きで試運転。やはり、試験をする場合、不確定要素をなるべく排除しなくては問題が複雑になる。お馴染みの日本料理でスタートすることが安全確実だ。だから竹ヘラの出番はなし。鉄板は順調に稼動して、外はカリカリ、中ジューシー。とてもおいしいお好み焼きで昼ごはんを済ませることができた。

生地は作って一晩寝かすので、今晩生地を用意。そして明日からしばらく朝食はガレットだ。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

今日わ、ガレットに興味を持っています。鉄板が欲しいのですがどこで買ったらいいのか教えてください。

匿名 さんのコメント...

ガレットの鉄板の購入先を教えていただきたいのです。

Rural Planner さんのコメント...

あれ、コメントがあったのを気が付きませんでした。

当方の鉄板は、神奈川県の長津田にあるスーパートステムビバで、購入しました。ガレット用ではなく、建築資材として売ってます。4mm厚のただの鉄板です。1,000円ぐらいだったか?

先生の奴は、多分フランスで購入、かな?