2009年11月24日火曜日

オンドルエコノ

 オンドルと言えば、韓国の暖房設備のこと。台所の煮炊きの煙を床下に通し、床を暖めることによって部屋全体を暖める方式だ。それを現代的にエコな方式にしたのが、オンドルエコノなのだそうだ。

 日本にある床下暖房との違いは、熱を温水チューブで伝えるのではなく、電熱線で砂利を暖める、深夜電力を使って安い電力で砂利に熱を蓄える方式であることだ。チューブは古くなると動脈硬化が発生してメンテナンスが必要だが、この方式は稼動部分が皆無。ほぼメンテナンス・フリーであることも売りのひとつだ。


 その工事が本日から始まった。現場に行ってみると、既に電熱線が配置されていた。電力線や制御線の配線を行い、完了すれば、砂利を敷き詰め、その上に床を張ることになる。

 砂利を約60℃に暖めることにより、快適な居住空間が得られる。発生する遠赤外線により体もポッカポッカと言う。トイレやお風呂の洗い場も含め家全体をこの方式で暖めるので、部屋を出たらブルブルっていうこともありません。

 心配は電気代。一体維持費はいくらになるのでしょう。ハラハラしながら質問してみた。ここでの容量は最大19キロワット。100ボルトなら190アンペアも流れる。100ボルトの電球が190個も点灯する計算だ。それを深夜電力最大8時間通電することになる。

 安い深夜電力と言えども月の最大は4万円になると言う。ええっ~と、ビックリの額。でもこれが最大値。蓄熱が完了すれば翌日からは8時間も通電しないので、その量によって減ってくることになりますよ、寒さにもよるけど通常は半分以下ですよ、との説明だった。

 確実なところはやってみないとわからないということのようだけど、とりあえず最大額は判明したわけだ。まだ心配は続く。それと寒がりフジンと暑がりオットの設定室温あらそいの勃発も懸念される。

 本日、屋根工事が完了。これで雨が降ろうが、雪が降ろうが心配ない。
 

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