2012年6月19日火曜日

稲の天敵 各種

先の土曜日は、自給生活学校だった。田植えが終わり約2週間たって、稲もしっかり根付いた。引っぱても簡単には抜けてこない。これを活着と言うらしい。わざわざこう言うのはなぜ?という疑問もあるが、まあスルーパスでやり過ごそう。


田植えが終われば、80%の作業は終わりと、前回聞いた。「良し!これで後は楽だ」と思ったのは、甘かった。まだまだ、やることがあった。稲を襲う脅威が各種。それを除去しなくちゃ、望む収穫は得られない。


まずは、動物軍。イノシシ、シカたち。若い苗は、シカにとっておいしいらしい。彼等が田んぼに入らないように、杭を打ち、テープをぐるっと張った。ヒラヒラするテープで入らなくなるのだろうか。彼等が実力行使をすれば簡単に突破できそうだけど、視覚で無理を判断するのか。

近くの現代農法の田んぼは、ドロボウ避けの近代装置が稼動している。近づくと電子センサーが感知して、ブザーが鳴るような装置だ。とても気に障る騒音を発する。自然環境ぶち壊し。


次は、ムシたち。稲を食料にする困った君。イネミズゾウムシ。体長3mmぐらいか。とても小さい。稲の葉について食べるらしい。緑の葉がところどころ白くなるのは彼らの所為だ。でも、自然農の田んぼでは、そんなに大きな脅威ではなく。他の草で薄められて、稲自体への被害は無視できるほどに小さいので、対策不要とのこと。

そして、最後は雑草の面々。陸の草達は、水を満たすことで自然に駆逐できるが、水草たちは稲との競合だ。成長の競争に稲が負けてしまうことがある。自然農では人間がそれらを小まめに刈ってやる必要がある。これから1ヵ月が勝負だと言う。


稲は、人間で言えば、中学生から高校生の成長期。体を大きくする時期だ。同じように競合たちもドンドン成長する。自然の成り行きに任せれば、稲の生き残れる可能性は五分五分。人間が力を貸せば、確実に稲が勝利を収めることができのだ。我が田んぼを見れば、主にイボ草、セリたちが根を張り始めている。これらを丹念に抜いたり、刈ったり。8月の出穂まで、雑草との戦いが続く。

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