2012年5月19日土曜日

田んぼのアゼ作り

自給生活学校。本日は田んぼのアゼ作りだ。

田んぼ下は赤土で水が浸透しないような構造になっていると以前書いた。でもそれだけでは貯水能力は万全では無いのだ。

脇から水がチョロチョロ漏れていっては、いくら水を供給しても追いつかない。それに、ドンドン水を入れれば、温度も冷たいまま。田んぼに留まって、太陽で暖められて、ほんのり生ぬるくなって初めて稲の成長が望めるもの。それに中途半端な水深では、雑草も生えてくる。


といろいろな観点から保水能力を大きくすることは、田んぼにとってとても大事なことだ。

まず、水をある程度貯める。そして土と混ぜる。この作業が重労働なのだ。隣の田んぼは機械でやったらしいが、我々は化石燃料を使わない自然農の学校だから、ぜんぶ人間の力でやるのだ。



しばらくしたら、昨年の学校OBのみなさんが応援にきてくれた。彼らの温度で、足踏みで泥をかき混ぜる。「カエルの合唱」の替え歌、「♪アゼ、アゼ、アゼ、アゼ、アゼ、アゼ~♪」っと歌いながらね。


歌声は楽しいそうだけど、とても辛い労働。昼食後は当然、昼寝だ。一日ご苦労さん。

0 件のコメント: