2010年3月21日日曜日

春の呑みあるき

 昨日は楽しみにしていた上諏訪街道春の呑みあるきに行ってきた。上諏訪駅横の国道20号線沿いにある5つの酒蔵がいっせいに利き酒をさせてくれるイベントだ。

 案内ビラに、「お車でのご来場はご遠慮下さい」とある。飲酒運転防止の観点から当然と言える。が、当家には下戸であることを常々悔やむ方が約一名いらっしゃるので、そのお方に運転をお願いできる。(ここは最大級の敬語だ。いつもありがとうございます)駐車場の心配もあるが車で行くことにした。

 結果的は、上諏訪駅隣の市営駐車場にいとも簡単に停めることができた。4時間ぐらい停めただろうか料金は570円と相当リーズナブル。

 さて、駅で2,000円のパスポートを購入。これで4時間呑み放題だ。ちょっと大きめのお猪口も付いてきた。運転担当者には、パスポートは当然不要。すみませんねぇ。

 もう既にかなりの人がそれぞれの酒蔵に群がっている。酒蔵ごとに3種類以上の銘柄を振舞っている。一杯ずつ試してみる。やはり大吟醸がおいしいように思うのは先入観の所為か、それとも舌が敏感に反応しているためか。2件も回るとポアっとしてきた。

 落ち着いたところで周りを見回すと、女性が多い。それも結構若い人が。グループだったり、カップルだったり。一時期ビールやワイン、焼酎など他のお酒に人気に圧されて後退一方だった日本酒。見た感じかなりの人気を取り戻していうるよう。飲む酒はもっぱら日本酒党としては、うれしい限りだ。

 後で写真をみたら、こんなカップルも。パスポートを首に掛けているのが女性でその隣の男性はペットボトルを抱えている。きっと彼女も彼氏に感謝しているのだろうな。

 さて、物事にはその道の作法があるというもの。ここで見つけた作法のひとつ。多くの人がつまみを持参していること。酒箱をイスにして車座で呑んでいるお父さん達。その仲間に入れていただいたら、持参のつまみを食べろ食べろと振舞ってくれた。一人のお父さん、今回で17回目の参加だとか。初めての人とも気楽に話ができるのは、やはりお酒の力なのです。

 移動しながらテーブルがないところで呑むわけで、右手にお猪口、左手につまみと両手が埋まってしまう。写真を撮ったり、荷物を持ったりが難しくなる。そこで多くの人が、やっていること。お猪口を首から提げるのである。お猪口の入っていた箱とパスポートの紐を組み合わせると丁度良いお猪口入れが出来上がる。これで右手が開放され、より機敏な行動がとれるのだ。

 さらに腰に駅弁スタイルの移動テーブルをつけている人もいる。聞いたら今回は試しに作って、皆さんに配ったとか。次回は販売を考えいるのだそうだ。これも新たな作法になるかも。

 どこへ行ってもオバサマ・パワーは健在です。道で自製のつまみを配っている男性がいる。手を出すとつまみを乗せてくれる。もちろん無料だ。ボランティアだそうだ。オバサマ方に囲まれて話をしながら楽しいそう。見ていると一人のオバサマ自ら手を出して勝手につまみ出した。ちょっとちょっと!それってマナー違反じゃないの?って思うのは私だけだろうか。

 この呑みあるき、次回は10月9日(土)と決まっている。またぜひ参加したいと思う。おつまみを持参して。
 

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