2012年11月28日水曜日

注文ミス

インターネットのおかげで通信販売が便利になった。特に地方に住んでいると品揃えや価格の選択が限られしまう。通販ならその不利も全く感じさせず買い物ができる。

だが、落とし穴もある。今回それを思い知る出来事があった。まあ自分のミスが原因なので文句は言えないけど、その対応には腹に据えかえる点もある。


この起こりは、キッチンに換気扇の設置をしようと、過去に実績のあるアマゾンで換気扇を注文した。数日後、到着したのを見てビックリ。自分の思っているものよりひとつ下のサイズだった。直径25cmのファンを選んだつもりが、20cmなのだ。先方の送付ミスかと疑い、PCで履歴をみると、こちらが間違って注文したようだ。外箱にある品番でおかしいと思ったのだが、まあ、20cmでも良いかと開封して確認してみた。見るとやっぱり小さい。交換だっと、再度PCに向かう。

アマゾンの返品ポリシーは30日。返金します、、と。早々にPCで手続き。その返事にビックリ。
ご連絡頂きました商品返品の件でございますが、返品ポリシーにもございますように初期不良または当店の出荷間違い以外での返品をお受けする事ができません。
また、販売価格をおさえるためメーカー返品を一切行っておりません。当店、商品ページにも明記してございますが、当店の商品は未開封、未使用、新品のみを販売させて頂いております。その為、一度開封してしまった商品は他のお客様に再販する事もできず、当店不良在庫になってしまいます。お困りのこととは存じますが、なにとぞご了承のほど宜しくお願いいたします。(原文のまま)
とある。なんだそれ!ポリシーと違うじゃん。こちらのミスなので、しょうがない部分もあるけど、表示されているポリシーと違うのが問題。どうもアマゾン本体ではなく、その先の委託販売店らしい。

折り返して「30日返品可能と認識しているので、再度返事をください。もし前と同じなら消費者生活センターに相談に行きます」と書いた。

その結果、「少し時間をください」と返事メール。「いつまで?」と問い合わせたら、先方の上司と思しき方から電話がかかってきた。曰く、「返金はOK。ですが、開封してしまったら、50%になります。ポリシーの電気製品の項目を見てください」と。


見ると確かにそう書いてある。しょうがない、と電話で了承をすることに。そしたら、「先ほどは従業員の前だったので、言えなかったけど、再度本命商品を当社に注文いただき、返送された商品に問題がなければ、上乗せ返金を考慮します」と。

最終的には、製品価格の80%返金となった。送料と先方への返送料金はこちら持ち。こちらのミスだから全額が返ってくることはないとあきらめることにした。それにしても、最初の返答が本当に腹が立つ。気の弱い人ならそのままになっちゃうだろうと思う次第だ。自分もそうなりかけた。

本日無事再注文の商品が届き、別に返金通知のメールで届いた。良き勉強となったと次に目を向けようっと。


タクアンを目指して、吊るし大根の作業した。テレビで見た方法を真似てみた。夜は凍らないよう屋内に避難させなくちゃ。


2012年11月27日火曜日

野沢菜漬け

11月は、漬物の仕込みをする時期だ。スーパーに行けば、色々な種類の漬物材料が売り場をにぎわせている。白菜漬け、タクアン、野沢菜、キムチ漬けの素、大袋の塩や調味料など。白菜や干し大根も束ねて大量に特別コーナーに並んでいる。

昨年は、こちらのお知り合いに丁寧なご指導と、野沢菜も丸々いただき、オンブにダッコ状態で野沢菜漬けをした。今年は、チャンと野沢菜を自分で植付けて、習った手順とおりやりたい。

当庭に、畳3枚ぐらいのスペースを耕して、野沢菜の種を植えたのが9月だったか。甘みを増す霜も数回くぐらせて、ちょうど良い感じに伸びてきた。穏やかに晴れた本日、作業実行となった。



 収穫した野沢菜漬けをお風呂より少し熱いぐらいのお湯に浸して泥を落とす。日向で干して水気を切る。食べるサイズにきざむ。樽にいれて、調合した調味料をかける。重石をして1週間。水が上がったら、重石をはずす。ぐらいの手順だろうか。


市場に出回っている野沢菜は、収穫した葉っぱを切らずに漬けてあるものが多い。でも、漬ける時点で食べごろサイズにきるのは、家庭用に都合が良い。おいしくない葉っぱの先はドンドン捨ててしまうのだ。樽から出してすぐ食べられるのもお手軽だ。


さて、漬物樽に入れた野沢菜、その重量12kg。白ダシ18リットル、酢3合、三温糖400g、唐辛子少々の調合で漬けることにした。出来上がりが楽しみ。


ところで、野沢菜の隣に、同時期に大根も植付けた。こちらも収穫時期となった。庭の2箇所にスペースをとり、一方は牛糞、我が家の生ごみ堆肥を施した。もう一方は無肥料とした。その結果は歴然。写真の上の段が無肥料畑。大きさが1.5~2倍の違い。こんなにも違うとは予想外であった。この大根たちは、タクアン漬けにしてみるか。

2012年11月25日日曜日

赤米

自然農の実習田んぼは、広さが一畝(せ)だ。10畝で一反(たん)つまり300坪なので、その10分の1だから、一畝は30坪。メートル法で言うと約1アール、10mx10mの広さだ。実際の自習田は、正方形ではなくて、5mx20mぐらいの長方形だった。

以前にも書いたが、ここに13列x100行の稲を植えるのが標準的な密度だ。我々は11列分に品種「陸王陸羽132号」と2列分に赤米を育てることにした。陸王陸羽の方は、既にコイン精米所で籾摺り・精米して日々の食事としている。

が、コイン精米所では、赤米は精米禁止になっているので、未だ籾殻をかぶったまま保管してあった。精米所の機械では、直前にやった人の分が残留していてそれが次の人に混じって出てきてしまう。白米なら目立たないから良いけど、赤米は見つかっちゃってクレームになっちゃうのでしょうね。

前置きが長くなったけど、本日、学校にある精米機で赤米の籾摺りやりませんかのお誘いの乗って、やってきた。


電動の籾摺り機、10kg袋いっぱいの赤米の籾を投入すると時間にして2,3分もあれば、籾摺り完了。よく見ると一部籾をかぶった奴がチラホラ。もう一度通すと完璧に玄米になってくれた。重量を測ってみると5.5kg。通常籾摺りをすると、25%ぐらいの重量減になるとか。ちょっと減り過ぎじゃあないの?と思ったけど、もともとの重量を測ってなかったので、まあ良しにしよ。

赤米は赤というよりは、オレンジ色だよね。一部黒い奴と白い奴も混じっている。これは、脱穀を一緒にやったお隣さんの奴が混じったのか、種が飛んできて我が田んぼで育っちゃったやつか。まあ、売り物じゃないからこれも良しにしよ、、と。炊いたらどんな味がするのか、楽しみ。

2012年11月22日木曜日

二階内装工事

この家に引っ越して3度目の冬が来た。八ヶ岳も白くなった。我が家の周りでは、うっすら雪が一度降っただけ。それでも気温は低い。霜が降りて庭の植物はほとんど茶色で、見通しがよくなった。


外仕事は寒いので、内仕事。2階の完成を目指して、ボチボチと作業をしている。内装なんだけど、その前に電気配線をしなくちゃいけない。コンセントの位置は、「ここに欲しかった」と後で悔やむことが多い。先見の明の乏しさだ。今がそうならないための最終ポイントだ。


この作業、時間をかけてやっても、ぱっと見は何もやってないような印象なのがちょっと辛い。でも地味な作業も必要なのと自分に言い聞かせて。2階のオープンスペースにはシーリング電灯をつける。そのための配線は、断熱材をめくることと方針を決定。本日実行。すったもんだの末、なんとか開通。これで2階の配線を9割方終えることができた。

次は、LAN環境の構築。我が家は、「見た感じは普通のカントリーハウスだけど、実は凄いんです」が目標だ。暖房システム、エコ環境、そしてIT環境も。最近はなんでもネットワークに繋げるようになってきている。もうちょっとすれば、洗濯機、冷蔵庫、オーブンなんかも繋がるんじゃないかと期待している。そのための準備と言うわけでもないけど。


当面は、PC,オーディオ、テレビ、画像関連機器をネットワークに繋ぐことにしておこう。無線LANも必要だけど、やはり有線の方が圧倒的に早いので、ギガイーサネットを張ることにする。そうすれば、どの部屋でもこれを通して動画やオーディオを供給できる。構想はデカイけど、実作業はボチボチと、、。


2012年11月21日水曜日

脱穀二態

米つくりも最終段階。脱穀となった。先々週末に自然農の脱穀実習となった。自然農は、人力以外の動力は利用しない。つまり、足ふみ脱穀機だ。足をかけると、ドラムがフライホイールとなって、ガーコ、ガーコを誠に調子良く回る。


稲の束を突っ込むと、はじめはチリチリ、プチプチと少しずつ。そして、手で稲を広げて押し付けるとザザアっとモミがとれる。ガーコ、ガーコとドラムが力強くまわり続ける。飛んだモミはドンドンたまる。とてもうれしい音に囲まれて楽しい作業だ。

その後、「とうみ」と呼ぶ、選別機にかけて、実の入ったモミをより分ける。この機会ももちろん手動。ファンを手でぐるぐるまわして風を送る。重いモミは手前に落ちる。軽いモミやワラはトンで言ってしまうのだ。こちらも良く考えられた機械だ。

実はさらに一週間前、別の田んぼでも脱穀をした。こちらはハーベスターと呼ぶ化石燃料エンジンを動力に使う機械。脱穀作業自体のスピードは倍以上速い。稲わらを機械に突っ込めば、あっと言う間に、脱穀と「とうみ」の機能を同時にやってくれて、身の入ったモミが袋に流してくれる。


でも、問題がある。この機械大体、一年に一度この時期にしか出番がない。他の期間は倉庫でじっと座っているだけだ。なので、たまに出動しても、そのエンジンが絶好調とはいかない。多くの場合、素直に始動できるとは限らないのだ。

去年もこの機械、エンジンがかからないので、脱穀をあきらめて、別の日に出直した経験がある。ことしはそんなこともあると万全の用意。必要な整備用工具を持ち込んだ。果たして予想は的中。苦労の末かけたエンジンが、前触れもなく止まる、プスプスと。そうなるともうウンともスンとも。

結局、キャブレターを取り外して掃除。燃料ホースの掃除。点火プラグの取り外し取り付けの繰り返し。何回やっただろうか。でも突然調子良くなり無事作業完了。結局一日仕事となってしまった。来年は大丈夫だろうかと今から心配になる。でも一応感謝です。




脱穀したモミをコイン精米所に持ち込んで、早々の精米だ。いただきました。感謝。

2012年11月18日日曜日

渋柿

今年も季節がやってきました。柿は、自分の好きなフルーツランキングでかなり上位に位置する。少し柔らかくなった奴が特にうまい。

そんなお気に入りの柿を、今年もご近所さんからいただいた。並みの数じゃあない。20kg用の米袋満タン。実家が伊那にあって、そこに大きな柿の木があるのだそうだ。ただ、問題がある。渋柿なのだ。そのままでは渋い、とても。一口で口が千切れそうになる。

なので、干し柿にする。皮をむいて、吊るす。カビが生えないように霧吹きで焼酎をかける。そんな作業だけど、なんせ袋いっぱいだ。とても時間がかかる。むく手が痛くなってきた。でも、食欲の方がそんなつらさを、いとも簡単に克服してくれるのだ。


かれこれ2時間もかかっただろうか、いただいた180個の渋柿、全部吊るし終わった。一ヶ月もすれば、おいしくなるだろうな。感謝。