先日の続き。身勝手な行動満載グループは恐るべしだ。「滑る時は先生が先頭ですよ」の声は届いていても、簡単に踏みにじられた。「先生より絶対に前にでない」と何度言っても、その場は「はい」と返事はあるが、しばらくすると前に出ている。それは決まった女子二人。
同じ班の男子4名はなんとも大人しく素直。別の二人の女子も聞き分けが良い。チョット音無しの構えの気があるけど。
進む方向とスピードをコントロールすることが、グループを率いて安全にスキーを滑るためには必須であるところ。常にインストラクターが進行の先頭に立ち、班を導くこと。生徒の勝手な滑りはスノーアカデミーで特に戒めている。その大前提が脅かされることは、正に恐怖だ。
二日目の最終滑走で、その女子二人が奇声を上げながらの大暴走。ゲレンデ下に見える学校の先生目掛けて滑っていく。口じゃあ「止まらないぃ~」とは言っているが、実はスピートコントロールする術は充分に身に付いていること明白。これが、彼らのアピール方法なのだろう。先生のまわりには、スキーを終えた他の班が群がっている。二人を追い越し、両手を広げてスピードを緩めることになった。こちらも大声を上げたので多くの人が顔を向けた。なんともカッコの悪いこと。
レッスンを終えてのインストラクターミーティング。先輩同僚がニヤニヤして「大変だったねぇ」って慰めてくれた。ほんと大変だった。どうも他の班でも似たり寄ったりの状況だったようで、反抗的な態度が多かったよう。これが学校の空気なのだろうか。
見ていると生徒は先生でもタメ口が多い感じ。先生に雪をぶつけたり。先生生徒の関係よりお友達のようなイメージなのは気のせいか。
最終日のインストラクターミーティング。今回怪我が数名発生。加えて「本日は体調不良で途中休みをとる生徒が続出でした。聞き取りをすると、どうも体調よりもスキーが楽しくなかったようです」とのこと。そう言えばあの女子二人も「吐きそう」って朝一で言ってなあ。スキーなんかやりたくないとの気持ちを持っての参加なのだろうか。
そんな生徒たちを率いる学校教師っていう職業はやっぱ大変。自分勝手行動満載の生徒に加え、モンスターペアレンツが存在し、体罰は許されないとしたら、先生の立つ瀬が無いよなとつくづく思う次第だ。教師の権威はどこへ行ったのか。
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