2010年2月13日土曜日

樹氷

 木曜日は一日雨が降り、夕方から雪に変わった。翌日、原村は樹氷に囲まれた世界に変わった。木の近くによって観察してみる。枝がすっかり氷に被われていて、そこから結晶が成長している感じだ。

 金曜日、夕方になって原村のアパートを引き渡しの時間が迫っていた。さあ出かけようと車を見ると、なんと車も枝と同じように氷にすっかり覆われているじゃありませんか。フロントガラスには、5ミリ厚の氷がびっしり。ヘラでゴシゴシやっても、表面が削れるだけ。ガラスに傷はつけたくないし、氷は削りたいしのジレンマ。約束の時間は迫るしで焦りました。 車のドアも凍り付いていた。何とか開けてエンジンが一発でかかったのが救いの神か。暖房をかけて、フロントガラスに曇り止め送風を最大値にセット。ジワジワと解けてきました。アパート引渡し5分遅刻で済ますことができた。大家さんをお待たせして、すみませんでした。
 昨日は結局気温は摂氏0度を一度も超えることがなかったよう。今朝も樹氷はそのまま健在だ。午後に白州の酒蔵「七賢」に利き酒に行かねば。もう一台の氷付けワゴンを解凍するのに小一時間もかかった。

 作業中、お隣の林でバキパキ、チャリンチャリンと枝と氷が道に落ちてきた。氷の重さに耐えられない枝が折れたみたいだ。周りを見ると多くの木の枝がしなっている。かなりの重量が木に負担を強いているようだ。

 昨日に続き、寒さと美しさの調和。そして現実の厳しさの実感です。
 

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