2009年5月7日木曜日

自給自足の生活

 建物の設計をお願いしている設計士の方から宿題をもらっていて、実はそれをこなすために四苦八苦している。というのは、「今後我々が何をしたいのか?」「どうなっていたいのか?」との質問にうまく答えられないからだ。漠然とこうなればと良いとの思いはあるけど、それを他の人に説明することができないでいる。設計士さんが言いたいのは、引退間近の50代夫婦が「田舎暮らしをしたい」だけでは、破綻は目に見えているということなのでしょう。

 まず、我々自身の生活を確立することが大事。その次に外から訪問者を招いて共に生活を体験する場を作る、との目指す形態を設定。そして生活は自給自足を目指すとした。と言っても今の時代、自給自足率100%は無理で、なんとか50%にはしたいと自分の中では思っていた。だがしかし、その自給自足率とは何であるか、なんとまあ曖昧な言葉じゃありませんか。

 自分の考えるモデルは以下の絵です。生活を支える物、つまり衣食住の全てを得る方法に二つある。お金で買う方法とそれ以外の方法。買う以外の方法とは、例えば自分で作ったり物々交換したり貰ったり拾ったりである。田舎では買う以外の方法で得られる機会が多いのです。だから年収は低くても豊かな生活ができる。一方、都会はほとんどが買ってくるものなのです。だから、年収がイコール生活水準に換算されてしまう訳です。

 このモデルだとすると、自給自足率は計算式は設定できる。

 ただ、問題は買うものは価格で価値を一応は量れるが、それ以外の方法は、その価値を評価することができない。何か良い方法はないだろうか。

 と悩んでいたら、隣から「別にそんなこと気にする必要ないじゃなの」と声が聞こえてきた。そうだよね。
 

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