2012年10月6日土曜日

鍛金体験

いろいろな素材がある。これまで経験したことがあるのは、主に木材。陶器も少し。布地は小学校の授業で。金属は、中学校の技術の授業でやった。丸棒をヤスリで削って、文鎮にした。

それ以来、金属の加工は未経験だ。それがここに来て、鍛金でぐい呑みを作りましょう、、とうれしいオファーが来た。それも個人教授。


以前、テレビのダッシュ村で、銅をカンカンと叩いて鍋にしていた。そんなことができんるんだと、見ていた。それと同等の事ができるらしい。

当日持ってきていただいた素材はスズ。これをカンカン叩くのだ。スズは、銅や鉄と違って、カンカン叩いても、固くならないのだそうだ。銅なら一度叩くと、硬くなってしまう。ので、焼きなまし工程を度々踏まなくてはならない。熱してゆっくり冷ませば、また柔らかくなるので、またカンカン叩ける。

スズはこんな考慮不要。ひたすらカンカン叩けば良い。超初心者にはウッテツケだ。

だけど、何事もカンタンなものは無い。師匠がやるところを見れば、いとも簡単そうだけど、実際にやってみれば、そうは行かない。道具だってそれ専用の特別に自ら作られた物。入口がとても狭い感じだなあ。


でも、半分は師匠が修正を加えてもらいながら、平たい円盤が、茶碗風になった所で、一旦完成とした。半日、カンカンと叩いた。ひたすら叩いた。まだまだ、修行することが自分の前に横たわっていると実感した。


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