2012年3月9日金曜日

大なべ

今年も味噌作りの季節が訪れた。ニョウボ殿が案内を出したら予想を超えた数の方から希望をいただいた。当然大豆の量が多いので大きなナベが必要となる。大豆を買うつもりの茅野のお店に借りれば良いと思っていたら、何とその店は昨年末に店じまいしてしまった。

慌ててナベ探し。当方の寸胴鍋やら、近所のお釜やら総動員。中型のナベを数を集めればなんとかなると目星がついた。がその後、お知り合いの方から「大きなナベがある」と連絡をいただいた。


行ってみたらなんとも理想的なナベをお持ちでした。でも、これで何キロの大豆を炊く事が出来るのか?所有者の方も「最後に使ったのはずいぶん前だしねぇ」と首をひねる状態。


ここは一番、計算で求めよう!と。まずは直径を測る。上が62cmで底が45cm。高さがざっと26cm。円錐台の体積を求める公式はどうだったっけ?、、、とインターネット検索。そしたらちゃんとそのニーズに応えるホームページがある。ほんと世の中便利になった。数字を入れると58.9リットルと出た。これを尺貫法に直すと1斗が18リットルだから、58.9÷18=3.27 なので、3斗炊きと想定できた。

大豆を炊く時は、3倍の容量のナベが必要と聞いているので、1斗の大豆を面倒見れるナベということになった。でも、さらに問題が。味噌作りメンバーには、希望製造量を容量ではなく重量で募っている。つまり、何キロ分の大豆の味噌と。なので、大豆1斗は重量何キロ?の問題を解かなくてはならない。

そこでまたまた、インターネット検索。「大豆の比重」で良いかな?と入れてみると、いろいろヒットするけど決定版はない。けど、いろいろ見て、まあ、0.7から0.8ぐらいかなと想定。乾燥具合にも依るけど、中間を取って0.75とする。と、18 x 0.75 = 13.5 kg となりました。

 日頃、「学生時代の算数は、実社会に出たら何の役に立たない」と豪語している我が身近な人に言いたい、立派に算数は生活に役立つことを! でも、実証は味噌作り当日に。どうなるかちょっと心配。


ところで、本日はまたまた、雪となってしまった。昨日は春の陽気だったのに。暖かい寒いを繰り返して春になっていくのでしょう。味噌作り当日は晴れることを願わざるを得ない。

4 件のコメント:

たてよこななめ さんのコメント...

そろそろ春が近づいてきましたね。とはいえまだ雪が舞う原村ですね。今年も味噌作りスタートですか。ご用達のお店なくなっちゃったんですか・・・。またいいお鍋がみつかりましたね。

Rural Planner さんのコメント...

そうなんです。あの店はナベ貸出だけじゃあなく、米や手打ちそば用のそば粉の計り売りもやっていたりでとても重宝していたんですがねぇ。家族で店番をしていていて、おじゃべりも楽しめました。量販店の前にやはり厳しい経営だったのでしょうか。残念。

岩崎 (新宿) さんのコメント...

お久しぶりです。お元気そうですね。
私も自宅で味噌作りました。もちろん、誰の手もかりずに。
これで2回目になります。

ただ、米麹を作ることまではできなかった。来年は米麹づくりもやってみるつもりです。
ブログにちょっと書きましたから、見て下さい。

それと、私もそろそろ、事業から引退して田舎暮らしの準備を始めるつもりです。その前に、女房を説得しなければなりませんが…。

Rural Planner さんのコメント...

そうそう。味噌を作ったと言っても、その原料となる大豆、米麹、塩は買ってきたわけ。それらも自分で作りゃなきゃ自給自足って言えません。今回の味噌作りで、自前の大豆を8kgで作った人もいた。見習わきゃね。

田舎暮らし大歓迎です。説得工作、お手伝いしますよぉ。