2010年4月11日日曜日

リビングの壁 完了

苦節2ヶ月と言ったら大袈裟かも。でもそう言いたい。長い長い2ヶ月だった。リビング・コンサバトリーの壁塗りとの格闘だ。
大工さんは、リビング・コンサバトリーに石膏ボードを張ってくれた。契約した見積りではそこまで。後は自営工事とした。少しでも廉価で仕上げたい。こちらとしては時間はいくらでもあるのだから、できることは全部自分でやる。と当時は意気込んでいた。大工さんたちが、壁塗りのために足場を組んでくれた。だから2週間もあれば内装はできると思っていた。

だが、、、だが、である。それはそれは遠い道のりだった。石膏ボードの継ぎ目やネジに目処を埋め、石膏系の下塗り材を全面に塗り、その上に最終的な壁となる漆喰を塗るとの3工程だ。壁の一番高いところは腰板の上から約4メートル、塗り面の平均高さは2.5メートルぐらいか。コンサバトリーやら押入れやら、壁面を一直線にならべると約30メートルにもなる。実に75平米もの広さになる計算だ。

でもやっとできた。途中、横浜や茅野から助っ人も来てくれた。その所為で、完成壁面の凸凹が増したが、そんなことは小さなことだ。とにかく、塗り終わった。

途中、呑み歩きやらどぶろくに溺れそうになった時期もあった、けどストレス発散も必要なのだ。床を掃いて、掃除機で吸って、モップで水拭きをして、これで埃まみれともおさらば。ありがとう。

漆喰は消石灰を固めたもの、と製品の説明書きがある。昔学校の運動場にラインを描く時に使う白い粉と同じもの。それに糊成分とヒビ割れ防止の麻(これをスサと呼ぶらしい)を混ぜたものだ。水で溶いて塗ると、耐火、耐水、耐候性に優れた壁になる。

製品そのままだと純白なので、それに黄色い顔料を重量0.4パーセント混ぜた。クリーム色の仕上がりになり、暖かい感じの部屋になったと思う。

建材屋のオヤジさんがこれを混ぜると、水引きがゆっくりになって塗りやすい、と何やら白い粉を勧めてくれた。

裏書を見るとセルロースを主成分とした糊のようなものだ。これを0.25パーセントの割合で混ぜた。漆喰は塗るそばから水分がなくなってしまい固まってしまう。これを水引きが良いというのだそうだ。それを少しでも遅くするためのおまじないだ。

素人にはありがたいおまじないだ。なぜなら、素人は何度でも壁を平らにしようとなぞる。なぞるけど平らにはならない。さらになぞる。でも、、、なのである。

そうは言ってもやった努力は認めて欲しい。こんな気持ちを2ヶ月持ち続けた自分を褒めたい。さあ、床張りに工程に移れるぞ。
 

2 件のコメント:

たてよこななめ さんのコメント...

ようやく塗り終えましたね。御柱などでここんところバタバタしてしまい、なかなかお手伝いに行けませんでした。
 なんだか、本職も少し動きだして、身体もぼろぼろになっています。また落ち着いたら伺います。床張りも頑張ってくださいね。

Rural Planner さんのコメント...

お世話になりましたねぇ。春になりイベントがいろいろ続いたりして、やることが増えるばかり。なんとか建築を早く完了したい。

世の中少しは景気が良くなってきたのでしょうか。本業の方、頑張ってくださいな。